週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/06/19

1.米国タブレット型コンピュータ市場、販売台数が年平均42%で成長 (6.18 nikkeibp)
 米Forrester Researchは米国時間2010年6月17日、米国のタブレット型コンピュータ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年の販売台数 は350万台の見込みだが、今後5年間に年平均42%増加し、2015年には2040万台に達するという。

 タブレット型コンピュータへの関心の高まりがパソコン市場全体の成長を押し上げ、米国の消費者向けパソコンは今後5年間で販売台数が52%増加すると見 る。

 タブレット型コンピュータは2012年にネットブックの販売台数を抜き、2014年にはユーザー数でもネットブックを上回る。2015年には、消費者向 けパソコン販売全体の23%を占めるようになる。その時点でノートパソコンのシェアは42%、デスクトップパソコンは18%、ネットブックは17%と、 Forresterは予測している。

2.大塚製薬、5000人が使うリモートアクセス環境を刷新(6.17  nikkeibp)
 大塚製薬が2010年6月30日をめどにリモートアクセス環境を刷新することがわかった。新しいリモートアクセス環境を提供する京セラコ ミュニケーションシステム(KCCS)が6月17日に発表した。

 リモートアクセスを使うのは医薬情報担当者(MR)や消費者向け飲食品の営業担当者など、グループ5社の5000人である。リモートアクセスに利用する 通信サービスは、第3世代携帯電話(3G)とPHS、国内と海外で使える公衆無線LANの三つである。これらはKCCSがMVNO(仮想移動体通信事業 者)として提供する。

 大塚製薬がリモートアクセス環境を刷新する目的は、コスト削減である。これまで、リモートアクセスのためにかかっていた通信コストは年間で2億4000 万円。これを2億円に削減できると試算している。

 通信コストの削減額は単純には4000万円だが、「4000万円以上の削減効果がある」とIT推進室の周防勝彦課長は評価する。通信カードの発注や返 却、問い合わせ対応、利用部門への請求処理などの管理業務をKCCSにアウトソーシングできたからである。大塚製薬では、「リモートアクセスの利用者が 3500人まで増えてきて、利用の申し込みや停止、利用部門ごとの課金の配賦処理といった管理業務が予想以上に煩雑になってきていた」(同)。管理業務の アウトソース費用は、上記の通信コストに含まれる。

  ユーザー認証は、「NET BUREAU」と呼ぶKCCSの認証ソリューションを導入して使い勝手を高めた。クライアント側の「NET BUREAU Client」は、場所に応じて最適な回線を自動的に選択してリモートアクセスできるソフト。IDとパスワードも、アクセス手段に関係なく同じものが使え る。これまでは通信手段ごとに別々のソフトを使い、ID/パスワードもばらばらだった。

  なお、大塚製薬はMR用に1300台のiPad導入を決めているが、iPadからのリモートアクセスにはKCCSのサービスは利用しない。iPad向 けの通信環境は、ソフトバンクグループと連携して構築するとみられる。

3.iPhone向けに街なか情報を配信する「マチレコ」実証実験エリアを東京23 区に拡大(6.15 nikkeibp)
 大日本印刷(DNP)は2010年6月15日、iPhone向けに生活者の現在地や時間帯、嗜好に合わせて「街なか」の店舗や施設の情報を配信するサー ビス「マチレコ」の実証実験エリアを東京23区全域に拡大すると発表した。実証実験の期間は9月30日までである。

 マチレコは、iPhoneから得られる位置情報に、時間帯や生活者が事前に設定した嗜好情報、閲覧履歴を分析して、その生活者が今後選択する可能性が高 い街なかでの「食べる」「買う」「遊ぶ」「見る」といった行動を予測し、状況や好みに適した店舗や施設の情報を携帯端末に配信する。マチレコのアプリを選 択すると、GPS(全地球測位システム)により位置情報を取得し、情報を分析して、状況や好みに適したと判定した店舗や施設の情報を画面に表示する。

 エリア拡大にあわせて、利用者の現在位置を地図上に表示する機能を導入した。従来は利用者の現在地と目的の店舗の場所が地図上で固定表示されていた。今 回、利用者の現在地が地図上で自動更新されるようになった。

 DNPは、2008年3月〜4月に渋谷でマチレコの実証実験を開始し、2010年3月25日からは、iPhone向けの実証実験を銀座・有楽町で実施し てきた。また、マチレコで情報提供する店舗数も、当初の5000店舗から現在では約2万1000店舗(飲食店、ショップ、映画館、ギャラリーなど)に拡大 している。2010年5月末時点で、実証実験サービスの利用者が約6200人に達した。居住地域別では東京在住者が半数を超え、20歳から34歳までの年 齢層が約6割に達しているという。

4.Google、GPS追跡機能を強化した「Google Earth 5.2」を発表(6.15 nikkeibp)
 米Googleは米国時間2010年6月14日、衛星写真/3D地図画像表示アプリケーションの最新版「Google Earth 5.2」を発表した。各種新機能を追加し、GPS追跡機能を強化した。

 Google Earthは、バージョン「5.0」からGPS追跡データのインポート機能を提供しているが、新版では高度や速度のデータを直接Google Earth内でグラフ表示できるようにした。GPS端末が心拍数などを記録する機能を備えていれば、同様にグラフ内で表示することが可能。積算上昇高度、 最大傾斜率、平均速度といった統計も確認できる。選択した部分のみ統計を見ることも可能。

 また、追跡データに従い、辿ったルートを俯瞰してアニメーション再生するボタンも追加した。

5.モトローラ、「Android」ベースの「iPhone 4」キラーを準備中か--米報道(6.14 nikkeibp)
 伝えられたところによると、Motorolaはハイエンド「Android」スマートフォンの性能の水準を引き上げて、「iPhone 4」に打ち勝とうとしているという。

 技術系ブログConceivablyTechが、Motorolaモバイルデバイス部門最高経営責任者(CEO)Sanjay Jha氏による、同社の将来の電話機についての全般的なコメントを引用している。Jha氏は米国時間6月9日、Executives' Club of Chicagoで講演した。

 この記事は続けて、別の「匿名を希望した」Motorola幹部が語った内容も伝えている。その電話機は、「今日のスマートフォンで技術的に可能なあら ゆるもの」を備え、現行のMotorola「DROID」と同じようにAndroidベースになるという。一方、DROIDと異なり、NVIDIA製のプ ロセッサを搭載し、iPhone 4と同様にジャイロスコープが内蔵されるという。

 また、そのNVIDIAのチップは、「Flash 10.1」のハードウェアアクセラレーションを完全にサポートする予定だという。よく知られているように、iPhoneはFlashに対応していない。

 NVIDIAは1月、「NVIDIA Tegra 250」プロセッサを発表した。これは、ARMの最先端のデュアルコア「ARM Cortex-A9」プロセッサで、最大1.0GHzで動作する。最初期のデュアルコアARM Cortex-A9プロセッサの1つだ。Motorolaの将来の電話機が、このチップを使用するのか、それとも将来のNVIDIA Tegraプロセッサを使用するのかは、明らかでない。

 はっきりしていることは、デュアルコアプロセッサを搭載した将来のスマートフォンは、強力なデバイスになるということだ。同記事によれば、Jha氏は、 このような方向でモバイルデバイスに対する同氏のビジョンを語り、スマートフォンがモバイルコンピュータの特質の多くを備えるにつれて、2年以内に多くの 企業がノートPCではなくスマートフォンを従業員に持たせるだろうと予想したという。





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