週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/05/22

1.“スマートフォン好調”で変わり始めた携帯3社の販売戦略(5.21  nikkeibp)
 5月17日と18日、2010年の夏商戦に向けた携帯電話3キャリアの新端末発表会が相次いで開催された。NTTドコモがスマートフォンを拡充するのに 対し、KDDI(au)はユーザービリティの強化を打ち出した。ソフトバンクモバイルはコミュニケーションサービス「Twitter」との連携で新規利用 者の獲得を狙う。各社の戦略は異なるが、スマートフォンの要素を従来端末に取り入れる傾向が強くなっている。各社の発表から、今後の動向と取り組みについ てまとめてみよう。

スマートフォンを主軸に全方位戦略をとるNTTドコモ
 NTTドコモは、多様化するユーザーニーズに合わせた端末やサービスを提供することで、顧客の満足度を高める戦略をとる。その主軸となるのが、 Xperiaの好調で拡大を続けるスマートフォンだ。今回、新たに「LYNX SH-01B」「dynapocket T-01B」「BlackBerry Bold 9700」の3機種を投入する。さらに秋には、サムスンのAndroid端末「GALAXY S」をベースとした機種を投入することを表明している。

 そしてもう1つ強化されているのが、無線LAN経由でゲーム機やPCなどを接続する“モバイルルーター”である。専用の「ポータブルWi-Fi」が新た に導入されるほか、音声端末でも「F-06B」「N-04B」「N-08B」の3機種にモバイルルーター機能「アクセスポイントモード」を搭載。パケ・ ホーダイ ダブルのPC接続時の料金上限額を1万395円に下げるなどモバイルルーターとしての利用を促進する施策も用意。ソフトバンクモバイルのSIM ロックがかかる形となったアップルのタブレット型デバイス「iPad」の需要に食い込みたいという強い思いもあるようだ。

高速CPUの対応などで“ユーザビリティ”を強化するau
 先行してスマートフォンやスマートブックの“ISシリーズ”を発表しているauは、ビジネスの主力となっている音声端末のラインアップを強化した。

 同社は、iidaブランドでデザイン、ガンガンメール、ガンガントーク(指定通話定額)で料金に対してこだわりを見せてきたが、その次のこだわりとし て、今回打ち出したのが、“ユーザビリティ”である。

 ユーザビリティの強化点として、主なポイントは3つある。1つ目は防水。携帯電話の防水に対するニーズは年々高まっており、最近では防水端末のライン アップも増加している。だがauは今回、全ての音声端末を防水対応とし、利用者の安心感を高め、使い勝手を向上させている。

 2つ目は、文字入力。携帯電話のメールが必須の連絡手段となっていることから、文字入力に対するニーズは高まっている。だが一般的な数字キーによる文字 入力でも、ユーザーによってボタンから指を離して打つ、滑らせるようにして打つ、両手で打つなど、異なる傾向があるという。そのため、今回、こうした入力 のしかたの違いに応じて、3種類のキーパッドを付け替えられる「beskey」という端末を導入することを発表した。

 そして、3つ目は、最も大きな強化点として挙げられた新しいプラットフォームである「KCP3.0」。これはauのプラットフォームを、 「Xperia」「HTC Desire」など多くのスマートフォンに採用されている、クアルコムの高速CPU「SnapDragon」に対応させたもの。機能的に大きな変化はない が、CPUの高速化によってキーレスポンスや画像の表示処理などが向上し、操作性が大幅にアップしている。バッテリーの消費が大きくなるという問題を抱え てはいるが、CPUの高速化で、レスポンスの向上だけでなく、今後さらなる機能向上が実現できる可能性が出てきたともいえる。

“Twitter”への注力を示すソフトバンクモバイル
 iPhoneの販売に続き、iPadのSIMロックによる提供を実現したソフトバンクモバイルは、同社の孫正義社長が積極的に活用しているコミュニケー ションサービス「Twitter」との連携を強く打ち出した。

 Twitterは、スマートフォンユーザーの利用傾向が高い一方、一般的な携帯電話からの利用率は高いとはいえない状況だ。そのため、携帯電話からの Twitter利用を促進するべく、専用のクライアントを用意。今回発表された音声端末のうち13機種に「twinaviウィジェット」と 「Twitterウィジェット」、そして「TweetMe for S!アプリ」をプリインストール、あるいは対応させるとした。

2.Twitter、iPhone向けアプリを無償公開(5.21  nikkeibp)
 米Twitterは米国時間2010年5月19日、米Appleの携帯電話「iPhone」および携帯型メディアプレーヤー「iPod touch」から直接同社のミニブログサービス「Twitter」にアクセスするためのアプリケーション「Twitter for iPhone」をリリースした。

 このソフトは、Twitterが4月に買収した米Atebitsが「Tweetie」の名称で開発していたクライアントアプリケーション。 Twitterは買収発表時より、Tweetieを名称変更して無償提供する方針を明らかにしていた(関連記事:Twitterが「Tweetie」を買 収、無料化し公式iPhoneクライアントに)。

 つぶやき(コメント)の投稿、静止画や動画の共有、ダイレクトメール発信などが行えるほか、アカウント登録機能や複数アカウントの管理機能などを加え た。Twitterアカウントを持たないユーザーでも利用できるのが特徴で、最新のつぶやき表示や投稿者の検索、公開されているジオタグ(地理的タグ)付 きつぶやきをチェックできる。

3.[Google I/O 2010]コンテンツ集約サービス「Google Wave」を一般公開(5.20 nikkeibp)
 米Googleは米国時間2010年5月19日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の開発者会議「Google I/O 2010」において、コミュニケーション手段を集約するサービスである「Google Wave」の一般向け試験提供を開始したと発表した。

 Google Waveは、一つのWebページにリッチテキストや写真、ビデオ、地図、ガジェット、外部フィードといったコンテンツを集約し、単一コミュニケーション ツールとして利用するためのサービス。各コンテンツの集合体を「wave(波)」と呼び、ほかのユーザーをこの「波」に加えることでコミュニケーション相 手として指定する。これまで招待制でプレビュー提供していたが、5月19日に新サービス実験サイト「Google Labs」で一般公開を始めた。

 Googleは、Google Waveを企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」でも提供し始めた。Google Apps利用組織の管理者が有効化すると使えるようになる。対応エディションは「Standard」「Premier」「Education」の米語版。 ただし試験提供のサービスであるため、サポート対象にはならない。

4.NECアクセステクニカ、USB端子付き無線LANルーターを発表 外付けハードディスクをNASに仕立てられる、実勢価格は1万円以下(5.20 nikkeibp)
 NECおよびNECアクセステクニカは2010年5月18日、無線LANルーター「AtermWR8170Nシリーズ」を発表した。6月に出荷する。実 勢価格が1万円以下の普及機で、USB端子を備えるのが特徴。USB端子に接続した外付けハードディスクやUSBメモリーを、LAN上のパソコンから参照 可能な、NASとして機能させられる。待機時の消費電力を抑える「ECOモード」も搭載した。モードをオンにすると、通常利用時より約40%電力を削減で きる。

5.NTTぷららがNTT西日本の高速FTTHサービスに対応、上り下りともに最大 1Gbps( 5.20 nikkeibp)
記事一覧へ >>  NTTぷららは2010年5月19日、NTT西日本が5月20日に提供を開始する最大通信速度が上下1Gbpsの高速FTTHサービス「フレッツ 光ネクスト ファミリー・エクスプレスタイプ」と「フレッツ 光ネクスト マンション・エクスプレスタイプ」に、NTTぷららの個人向けインターネット接続サービス「ぷらら」が対応すると発表した。

 利用料金はNTT西日本の「フレッツ光」のメニューによって異なるが、一例として戸建て向けの「ぷらら光メイトEX with フレッツ(ホーム)」が月額2625円、マンション向けの「ぷらら光メイトEX with フレッツ(マンション)」が月額2415円である。対応地域は、NTT西日本の「フレッツ 光ネクスト ファミリー・エクスプレスタイプ」と「フレッツ 光ネクスト マンション・エクスプレスタイプ」の提供地域に準じる。




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