週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/04/10

1.「よく遊ぶことで、よく働く」宣言(4.9 nikkeibp)
企業の活力、国の活力にとって“遊び”は大切
宮田 秀明
 2月に卒業論文と修士論文の発表会が終わると、卒業を目前にした学生たちはまるで蜘蛛の子を散らしたように、いっせいに学校を飛び出して旅に出る。いわ ゆる卒業旅行というやつだ。この学生時代最後の遊びは年々盛んになっていく傾向にあるように思う。

 最近の若者はとても遊び上手だ。国内旅行で終わらせる学生もいるが、多くは海外に行く。しかも、トルコ、ヨルダン、ボリビア、ブラジルなど、将来出張で はなかなか行けそうにないような国を選ぶ傾向も強い。

 南米に行ったK君は言う。
 「ボリビアのリチウム塩湖にも行ってきました。光が全反射して幻想的な湖だったです。写真を見て下さい」
 「ブラジルの経済成長は疑問です。国民がみんな遊びすぎます」
 「それにしてもサムスン、LGの市場浸透力は驚きです。日本企業は完全に負けているように見えます」

 社会勉強より楽しむことを中心に旅行していたA君は、死海に入ったことや砂漠の真ん中で夜を過ごしたことを話してくれた。

 この2人は商社に就職する。物怖じしないで世界を見る姿勢は将来役に立つだろう。

学生の卒業旅行に見習いたい“ポジティブな姿勢”
 彼らの旅行の合い間を縫って、私たち教員は彼らの研究成果の引き継ぎをしなければならない。次の学年への引き継ぎと、産学連携の研究が多いので、企業の 方々への引き継ぎもある。研究成果はすべて社会のビジネスの中で実装されなければ意味がないと考えているからだ。

 こんな引き継ぎのミーティングの直前に帰国してきた学生たちに聞いてみた。
 「どうしてそんなに必死になって海外旅行に行くの?」

 返ってきた答えは結構シリアスだった。
 「就職したら1週間まとめて休暇を取るのは難しいと思うんです。今のうちに行っておかないと」

 イタリアの1人当たりGDPは日本とほぼ同じだが、7、8月はバカンスでほとんど仕事をしない。人生にとってだけでなく、企業の活力にとって、国の活力 にとって、遊ぶことは実は大切なことなのではないだろうか。

 どれだけの時間を仕事に費やすかは大切だが、その時、どんな気持ちで、どんなポジティブな姿勢で仕事に臨むかももっと大切なのだと思う。

日本を活性化するためにも“遊び上手”に
 日本人より米国人の方が遊び上手なことが多い。色々な遊びから新しいエネルギーや新しい気持ちや新しい着想を得て、新たな挑戦をすることができると思う し、本当にそうなのではないだろうか。 日本を活性化するために、国民全員がもっと遊んで、もっと楽しい気持ちを持つようになるべきだと思う。

 遊び上手な人の方が、仕事ができる場合が多いのではないだろうか。
 
「明るくて楽しい気持ち」をまず持とう
 色々な事情があったのだが、3月下旬に立ち寄った千葉スバルの販売店で、レガシィのツーリングワゴンを半ば衝動買いしてしまった。年度内登録で買ってく れたら値引きが大きいと勧められたこともあるが、楽しいことに対しても、もっとポジティブにならなければと反省していたこともあった。

 アメリカズカップの仕事が終わった頃、買ったばかりのレガシィランカスターでは、色々なツーリングをした。大晦日に松山まで1000キロ走行して帰省し たこともあるし、2日間に1500キロ走って東北一周をしたこともあった。日帰りの最長走行距離は650キロだ。会津まで行った。

 きっと皆さん一人ひとりがもっともっと遊ぶことが、日本を活性化する一つの鍵になると思う。明るくて楽しい気持ちは何のためにも一番大切なものだ。

2.Apple、「iPhone OS 4」を発表、「マルチタスク」や「アプリ内広告」を追加(4.9 nikkeibp)
 米Appleは米国時間2010年4月8日、米カリフォルニア州クパチーノの同社で開催したイベントで、次期iPhone OS「iPhone OS 4」を披露した。100以上の新機能を搭載する過去最大のソフトウエアアップデートで、開発者には1500以上の新たなAPIを提供するとしている。

 iPhone OSはスマートフォンの「iPhone」、携帯メディアプレーヤー「iPod touch」、米国で販売が始まったタブレット型端末「iPad」で動作するOS。iPhoneとiPod touch向けのソフトウエアアップデートは今夏に、iPadには今秋に提供する予定。iPhone開発者プログラムメンバーには同日から新OSのベータ 版とSDK(ソフトウエア開発キット)の配布を始めた。

 iPhone OS 4には、複数のアプリケーションを同時に起動できるマルチタスク機能、アプリケーションアイコンのフォルダ機能、iPadで用意している電子書籍リーダー アプリケーション「iBooks」などを追加した。

 マルチタスク機能は、7つのマルチタスクサービスを開発者に提供する。サードパーティーのアプリケーションに容易に追加できるという。例えばバックグラ ウンドで音楽再生が可能になる。これによりネットラジオのアプリをバックグラウンドで利用するということが可能になる。またVoIPアプリであれば、 iPhoneがスリープしていたり、ユーザーがほかのアプリを利用していたりするときでも通話を受けられるようになる。バッテリー消費電力を抑え、前面の アプリのパフォーマンスを維持するよう配慮した。

 アプリケーションアイコンのフォルダは、iPhoneなどで増え続けるアイコンを容易に整理できるようにする。ドラッグ&ドロップで新規フォルダを作成 したり、フォルダ名を「App Store」のカテゴリをベースに自動で付加したりするといった機能を備える。

 メールアプリケーションにも改良を施した。複数アカウントのメールを一括して閲覧できる「Unified Inbox」を設けたほか、メールのスレッド機能、添付ファイルをサードパーティーのアプリで開くといった機能を追加した。

3.「クラウドはメリットよりリスクが大きい」、IT専門家の45%(4.8  nikkeibp)
 米国の情報システムコントロール協会(ISACA)が現地時間2010年4月7日に発表した企業のリスク管理に関する調査結果によると、米国IT専門家 の45%がクラウドコンピューティングはメリットよりリスクの方が大きいと考えている。メリットの方が大きいとする回答者は17%にとどまり、38%は同 等と答えた。

 1809人のIT専門家を対象に調査を実施したところ、ミッションクリティカルなITサービスにクラウドコンピューティングを利用する予定があると答え たのはわずか10%だった。重要度が低いITサービスに利用する予定の企業は15%、いずれのITサービスにも「利用する予定はない」という企業が26% にのぼった。

 経済の不確実性が残る中、多くの企業はハイリスク・ハイリターンには消極的だ。78%のIT専門家は、2010年のITプロジェクトでは2009年と同 等以下のリスクに抑えなければならないと考えている。

 ITリスク管理が事業全体のリスク管理方針と非常に効果的に結びついているという企業は22%にとどまった。またITリスク管理を行う理由として最も多 かったのは「法規に従うため」(28%)で、「リスク負担とリスク回避のバランスを向上して利益増加を図るため」とした企業はわずか8%だった。

4.米国スマートフォン利用、Google Androidがシェア拡大(4.6 nikkeibp)
 米comScoreは米国時間2010年4月5日、米国の携帯電話利用に関する調査結果を発表した。それによると、スマートフォン向けモバイル・プラッ トフォームにおける米Googleのシェアが拡大しているという。

 2010年2月(2009年12月〜2010年2月の3カ月移動平均)に13歳以上の米国ユーザーが使用しているスマートフォンのモバイル・プラット フォームは、カナダResearch in Motion(RIM)がシェア42.1%で最も多かった。2位は米Apple(シェア25.4%)、3位は米Microsoft(同15.1%)。 Google(同9.0%)は4位で、米Palm(同5.4%)が5位。

 2009年11月(2009年9〜11月の3カ月移動平均)と比べると、シェアが拡大したのはRIM(1.3ポイント増)とGoogle(5.2ポイン ト増)。他の3社はシェアが減少し、特にMicrosoftは大きく縮小した(4.0ポイント減)。

 なお、携帯電話全体のOEMでは、米Motorolaが市場の22.3%を占めて首位。2位以下に韓国LG Electronics(シェア21.7%)、韓国Samsung(同21.4%)、フィンランドNokia(同8.7%)、RIM(同8.2%)と続い た。

5.a2networkがSIMフリーの携帯型無線LANルーター「MiFi」を発 売(4.5 nikkeibp)
 a2networkは2010年4月5日、携帯型無線LANルーター「MiFi2372」を販売すると発表した。これは携帯電話のSIMカードを差して 使うもので、無線LAN通信機能を持つパソコンや携帯電話機などの機器はこの「MiFi2372」を介してインターネットに接続できる。販売開始は4月下 旬を予定している。

 MiFi2372はSIMロックフリー端末であるため、W-CDMA方式またはGSM/GPRS方式のSIMカードであればどの携帯電話事業者のもので も利用できる。周波数はW-CDMA方式の場合に周波数は800/850/1900/2100MHzを使って通信できるようにしており、日本の3G(第三 世代移動体通信)が使う周波数に合わせている。

 2010年5月中旬にはa2networkが日本の携帯電話事業者のMVNO(仮想移動体通信事業者)としてSIMカードを発行する計画であり、SIM カードと端末をセットで販売する。この場合、「端末単体の価格よりも抑えるつもりだ」(a2network 代表取締役社長の門田朗人氏)という。複数のインターネット機器を使う個人だけでなく、海外出張の多い企業や展示会への出展が多い企業にも売り込む考えで ある。

 端末はリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、4時間動作する。大きさは名刺大で、重さは81グラムである。microSDカードのスロットを搭載し ており、「MiFi2372」に接続する機器間でmicroSDカード内のデータを共有できる。またmicroUSBのインタフェースを持ち、パソコンと 有線で接続して電源を供給することもできる。




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