週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/04/03

1.第110回:新会社に転職した、城島選手のリーダーシップを見習おう (4.2 nikkeibp)
関橋 英作
 虎ファンにとっては、まさに「神様、仏様、城島様」。すさまじいインパクトをもって「阪神の城島」が誕生しました。今シーズン開幕1試合目の3安打だけ なら“なかなかやるじゃない”ですが、2試合目のサヨナラホームランを目の当たりにした後は、城島選手は阪神タイガースという会社になくてはならない社 員、虎ファンはみんなそう感じたことでしょう。

 自慢ではありませんが、私は生粋の城島ファン。ホークス日本一から米大リーグマリナーズでの苦悩まで、逐一、我がことのように見守っていましたから。正 直言って、阪神という会社に転職するというニュースは歓迎すべきものではありませんでした。六甲おろしに、縦縞のユニフォーム。微妙です。

 しかし、城島選手が阪神に転職する理由を理解してからは、彼の意図が分かるようになり素直に応援する気になりました。

 それは、リーダーシップの実験にほかなりません。私はそうにらんでいます。タイトルから「転職」という言葉をあえて使っていますが、そこに彼の意図があ るのです。読者の方の多くは、きっと何らかの形で転職を経験されていると思います。その経験を、城島選手に重ね合わせてみればよくお分かりいただけるで しょう。

 新しい会社に転職したとき、一番初めに何をすればいいか。どうすれば会社に、同僚に溶け込むことができるか。若ければ、チームになじむことを必死で考え るでしょう。中堅以上になれば、見知らぬチームメンバーをどうやってまとめるか、いかにモチベーションを上げるか。リーダーシップの発揮の仕方を考えるは ずです。

 今回は、城島選手ですからリーダーシップについてお話ししましょう。それも、新しい会社に転職した場合のリーダーシップ。

 城島選手の野球生活は恵まれていました。王監督に請われて入団。地元九州でファンや球団に愛されて成長し、活躍とともに周りに認められ、自然にホークス の中心選手として実力もリーダーシップも発揮するようになったのです。会社生え抜きの社員としては、順風満帆な典型的なケース。それを本人も感じていたか らでしょう。突然の大リーグ行きでしたから。

 しかし、待っていたのはコミュニケーションの齟齬(そご)。ずっと日本系の会社で育った人が、いきなり外資系に入ったようなものです。もちろん、日本流 のコミュニケーションでは通じません。いくら、城島が明るい性格でも思考法が違えば、相手にも不信感が生まれます。

 1年目、2年目、3年目と時間がたつにつれて、城島選手の思いとは裏腹に外国人投手とのギャップが広がっていきました。自分では次は変化球と思っても、 投手がストレートを投げたいと思えば首を縦に振らない。上司の意図を部下が聞かないし、違うと思っても部下に気を使わなければならない。常時ヒーローの1 人であることが当たり前だった彼にとっては、初めてのもどかしさであり、ストレスだったのでしょう。ベンチで戦況を見つめる城島選手の姿は見たことがない ものでした。

 しかし、そこで得たものは間違いなく大きなものに違いありません。それを試すために彼は、日本球界への復帰を決めたのです。これまた、突然でした。

 ですから、ホークスへの復帰では意味を持たなかったのです。ファンの願いに対しては断腸の思いだったのでしょうが、階段をまた1歩上るためには当然の選 択でした。城島選手は、自らが米国で得たことを実践するために、阪神という新しい職場を選んだのです。

 まず彼がやったことは、投手とのコミュニケーション。キャンプ最初の仕事は、自分のバッティング練習ではなく、チームメートの力量と性格を知ることでし た。新人、若手、中堅などエース級ではない投手とバッテリーを組むことから着手しました。

 チームが優勝を実現するために「底上げ」が必要なことを、城島選手は知っていたのです。優勝から見放されていたマリナーズで、チーム内でのリーダーシッ プの重要性を嫌というほど痛感していたに違いありません。もちろん、イチロー選手は実績からしてもリーダーなのですが、チーム内外からは「自分のことしか 考えない選手」という声も聞こえていたのでしょう。城島選手は、イチロー選手のリーダーシップの取り方をちゃんと理解していました。そのことは、彼のイン タビューの端端で分かります。

 そして、オープン戦の後半では、途中出場をあえて行い、控え選手の心構えを知るとともに教えたのです。こうやって、いわゆるレギュラークラス以外の選手 とのコミュニケーションを中心に動いてきましたが、もちろん、社長である監督の意図をおろそかにしたわけではありません。捕手はグラウンドでの監督という 言い方をされますが、インタビューでは“自分は監督の意図に従ってプレーする”と発言。監督とのすり合わせは、100%できていたことを証明しています。 ですから、真弓監督からは全幅の信頼を得ていることは疑いようもありません。

 また、レギュラークラスつまり生え抜きの社員たちへの対応はどうするか。鳴り物入りで入ってきた大物社員ですが、皆さんも経験があると思いますが、まず は様子見。結果さえ出れば、こういう人たちは文句を言わないことを、城島選手は知っているのです。そのためにも、まず開幕戦からの活躍は不可欠。城島が 打って、チームが勝つ。まさにその通りの展開になりました。城島選手もここまでドラマチックとは想像していなかったでしょう。

 ヒーローインタビューが、城島選手の目論見を表していました。若手選手を持ち上げることはもちろん、何より阪神ファンに自分が阪神という会社の一員にな れたことの喜びを、明確に発信しました。会社の場合もそうですが、内部からの評価とともに、取引先からの評価を得ることが何よりも大事なことを肝に銘じて いたのでしょう。何しろ、狂喜虎ファンですからね。

 このように、城島選手という例を使って、リーダーシップのことを話してきましたが、新しい会社、新しい部署に入った場合に、どうリーダーシップを発揮す るか。人事異動の季節でもありますから、お役に立ったでしょうか。少しまとめてみましょう。

 新しい場所でのリーダーシップにおいては、2つのことが考えられます。まず、下からのコミュニケーション。上の立場で入ってくるわけですから、下の社員 にとっては、“もうひとつの面倒なことができたなあ”というのが本音。ですから、自分から積極的に動くこと。そして2つ目は、中堅以上の社員に対しては、 早めに結果を出すこと。そのために外からの評価を重要視することです。

2.総務省SIMロックヒアリング「SIMロック解除の方向でガイドラインを作る」 と内藤副大臣(4.2 nikkeibp)
 総務省は2010年4月2日、「携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング」を開催した。ヒアリングには内藤正光総務副大臣のほか、 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、日本通信、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、東京都地域婦人団体連盟が参加し た。

 各社がSIMロックに関する考え方を説明した後、内藤副大臣から携帯電話事業者に対して「SIMロックの端末またはSIMロックフリーの端末をユーザー が選択するということであれば、SIMロックの解除は反対ではないか」と質問をした。これに対して各携帯電話事業者は「SIMロックを解除してもすぐには 利用できないサービスが現実にはある。その認識の上でユーザーが選択するのであればかまわない」(NTTドコモ)など、NTTドコモとイー・モバイル、日 本通信は賛成するとした。

 KDDIとソフトバンクモバイルはSIMロックの解除を一部容認する考えを示した。KDDIは「開発から事業者が関わる端末は事業者独自の作り込みが発 生する。また事業者が販売奨励金を使って安く販売する場合は、奨励金の回収期間が必要になる。これらの場合は難しい」という考えを示す一方で、「事業者が 開発や販売に関わらない端末が増えれば、SIMロックフリーは受け入れられる展望を持っている」とした。ソフトバンクモバイルは、「すべての端末をSIM ロック解除にすることを義務づけるのではなく、ユーザーがSIMロックの端末を使うのか、SIMロックを解除できる端末を使うのか選択できるようにしてほ しい」と述べた。

3.ACCESSがiPhoneとiPad対応の雑誌閲覧ソフトを開発、雑誌の電子 化サービスを提供へ(4.2 nikkeibp)
 ACCESSは2010年4月2日、iPhone向け電子雑誌閲覧用ソフトウエア「NetFront Magazine Viewer」を開発したと発表した。このソフトウエアは、2010年4月3日に米国で発売される予定のiPadにも対応している。2010年3月30日 に発表したAndroid向けの「NetFront Magazine Viewer」のiPhone版になり、同じコンテンツを両方のプラットフォーム向けに提供できるという。ACCESSはこのソフトウエアを使う雑誌コン テンツの電子化サービスを提供する。

 NetFront Magazine Viewerは、テキスト表示モードのほか、サムネイル表示・選択機能や、縦画面の片開き/横画面の両開き表示機能、外部ブラウザーや電話発信のリンク起 動機能などを搭載する。ACCESSはこのソフトウエアを用いた「東京カレンダー」のサンプルアプリを制作し、4月3日(米国時間)にApp Storeで提供する予定である。

 今後ACCESS は電子出版に関する包括的な技術とサービスを展開することで、電子書籍端末をはじめ、スマートフォンや携帯電話機など様々な端末向けに電子出版物の閲覧環 境やサービスを提供する方針である。

4.「XperiaでAndroidアプリ900本を動作確認」、アンドロイダーが アプリ紹介記事に(4.1 nikkeibp)
 Androidアプリケーション情報サイト「アンドロイダー」は2010年4月1日、アプリケーションのレビュー記事に、NTTドコモのAndroid スマートフォン「Xperia」で動作確認したことを示す「Xperiaマーク」の掲示を開始した。アンドロイダーでは1000本のレビュー記事を掲載し ており、うち約900本がXperiaで動作することを確認したという。

 Xperiaは、2010年4月1日に発売されたばかりだが、アンドロイダーでは「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの協力を得て、 Xperia実機上で1つ1つのアプリケーションをダウンロードし、起動と動作の確認を行った」という。

 またアンドロイダーは、4月1日にオープンしたNTTドコモのAndroidアプリケーション・サイト「ドコモマーケット」へのレビュー記事提供を開始 した。個人が開発したアプリケーションを中心にレビューを提供し、個人開発者がアプリケーションをアピールできる機会を広げたいとしている。

5.ソフトバンクが「ホワイトクラウド」でメールサービス、サポートで差異化狙う(4. 1 nikkeibp)
 ソフトバンクテレコムは2010年4月1日、SaaS型メールサービス「ホワイトクラウド メールサービス」の提供を開始した。メール、予定表、アドレ ス帳のセットで1ID当たり月額400円(税抜き)で提供する。3サービス共通で利用するストレージ容量は1ID当たり200Mバイトとなる。容量の追加 は1Gバイト当たり100円かかる。

 ソフトバンクテレコムは「価格で訴求するサービスではなく、サポートで差異化を狙う」(広報)とする。競合のグーグルやマイクロソフトに比べると、料金 当たりのメール容量が見劣りするからだ。グーグルとマイクロソフトはともにメール容量が25Gバイトで、1ID当たりの料金はグーグルが年額6000円、 マイクロソフトが月額522円である。

 ソフトバンクテレコムは別売りの運用サービス「ビジネス・コンシェル」と組み合わせることで、24時間365日の技術サポートや自動初期設定機能を提供 する。24時間365日の技術サポートは1ID当たり月額100円。契約しない場合は平日午前9時から午後6時までのサポートとなる。自動初期設定機能を 使うと、複数の端末に対してメールサーバーの設定項目などを遠隔設定できる。同機能は、iPhoneの場合で1台当たり1回900円となる。

 


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