週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/03/20

1.仰天のネット中毒予防策? オンラインゲームをつまらなくするシステム導入(3.18 nikkeibp)
 昨年の秋、親がPCバンでオンラインゲームに夢中になり、生後3カ月の赤ん坊を放置して飢え死にさせたという衝撃的な事件が韓国で発生した。日本でも親 がパチンコに夢中になって子供が犠牲になる事件が度々発生しているように、韓国ではオンラインゲーム中毒による殺人、恐喝、窃盗などの事件がなくならな い。またゲーム中毒による過労死も毎年のように発生している。

 人口約5000万人の韓国で、オンラインゲームユーザーは2000万人以上と推定されている。中毒問題もブロードバンドが商用化された1998年当時か ら繰り返し浮上し、中毒予防対策も毎年のように繰り返されている。

 度重なる事件から、韓国政府は青少年を対象にしていたインターネット中毒予防プログラムを幼児から成人にまで拡大することを決めた。名づけて「インター ネット中毒予防及び解消総合対策I-ACTION 2012」。行政安全部、教育科学技術部、文化体育観光部、保健福祉部、放送通信委員会、法務部、国防部に至るまで、7つの政府省庁が共同対処するほど力 を入れている。インターネット中毒予防のためのカウンセラー養成や相談施設拡大などのために、予算も10倍以上増やし、2012年まで人口のおよそ20% に当たる1000万人に中毒予防カウンセリングを行うとしている。

 韓国政府の調査によると、全国民の約80%がネットを利用してその内8.8%がインターネット中毒に至っている。インターネット中毒は、ネットが使えな いといらいらしたり不安になる禁断症状がひどいことで、1日5時間以上オンラインゲームをする人もこれに当たる。韓国ではインターネット中毒やオンライン ゲーム中毒は麻薬中毒と同じほど深刻な問題であるととらえられている。よくテレビの特番にもなっていて、「オンラインゲーム中毒は心理的な問題というより 脳疾患」と断定する医者もいた。そのため、2012年までインターネット中毒を8.8%から5%以下に落とすのが国家的課題である。

 「I-ACTION 2012」の主な内容は、今までのようにネット中毒、オンラインゲーム中毒を防止するための相談、治療、官民協力など。面白いのは、オンラインゲームを長 時間やればやるほど楽しさが減るシステムを導入するという点である。

 これは「疲労度システム」と呼ばれるもので、既に一部オンラインゲームに導入されているという。一度に長時間連続してゲームをすると逆にキャラクターの 成長速度が遅くなったり、獲得できるアイテムが少なくなったり、1日一定時間以上ゲームをできないようにするためのツールである。

 オンラインゲーム中毒の理由は、ほとんどが長時間やればやるほどキャラクターが育ち、ゲームマネーを獲得していろんなアイテムを使えるようになるので ゲームがさらに面白くなるところにあった。それを一度に長くゲームを利用するとどんどんつまらなくなるようなシステムを開発するだなんて、ゲーム業界は大 丈夫なのだろうか。

2.Microsoftがデスクトップ仮想化戦略を強化、「あらゆる規模の企業に恩 恵を」(3.18 nikkeibp)
 米Microsoftは米国時間2010年3月18日、企業向け仮想化デスクトップ・インフラ(VDI)の利用促進に取り組むと発表した。米 Citrix Systemsと販売促進/技術開発で協力するほか、「Windows XP Mode」の改良、「Windows Server 2008 R2」「Windows 7」用Service Pack 1(SP1)による仮想化機能の強化、ライセンス体系の簡素化を実施し、VDIのメリットをあらゆる規模の企業に提供するとしている。

 MicrosoftとCitrix Systemsは共同プロモーション活動「Rescue for VMware VDI」を開始し、米VMwareのデスクトップ仮想化ソフト「VMware View」から追加費用なしで「Microsoft VDI Standard Suite」および「Citrix XenDesktop VDI Edition」へ移行できるようにする。新規購入者には、50%以上の割引価格を適用する「VDI Kick Start」プログラムを用意する(関連記事:シトリックス、“六つの仮面”を持つデスクトップ仮想化ソフト「XenDesktop 4」を発表)。

 Windows 7のWindows XP Modeについては、仮想化支援機構のIntel VT/AMD-Vを備えていないパソコンでもWindows XP用アプリケーションを動かせるようにする。中小企業の既存パソコンをWindows 7のProfessionalエディション以上へアップグレードしやすくすることが狙い。アップデート版Windows XP Modeは、3月18日よりWebサイトでダウンロード提供を始める予定(関連記事:Windows 7の内部機構:XP Mode)。

(仮想インフラストラクチャで動いている仮想マシンにクライアントデバイスから接続し、その仮想マシンのデスクトップを使うソリューションの事をデスク トップ仮想化と言います)

3.グーグルとインテルとソニー、「Google TV」デバイスを共同開発か--米報道(3.18 nikkeibp)
 Googleは、次なる進出先をリビングルームに定めているようだ。 The New York Timesの報道によれば、GoogleとIntel、ソニーは、「Google TV」と呼ばれるGoogleの「Android」OSを搭載したセットトップボックスの共同開発に取り組んでいるという。また、Googleのソフト ウェアをインタフェースとし、3社の技術を搭載したテレビの開発も共同で進められているという。

 Googleは、「うわさや推測」に関するものとしてコメントを拒否した。 テレビは、これまで何年間にも渡ってPCやインターネット業界が目標に定め てきた領域だが、大きな成果は収められていない。Intelは、テレビを制御するPCやセットトップボックスに対する同社チップの提供をこの10年以上に 渡り積極的に取り組んできたが、あまり成功には至っていない。Appleが、この分野を「趣味」として追求してきたのも事実である。一方で、ゲームコン ソールメーカーや「Roxu」や「Boxee」といったデバイスは、ある程度の成功を収めてきた。

 もっと最近のこととしては、米Yahooがインターネット接続テレビ向けの技術に取り組んできたが、いまだに業界が求めている大成功をもたらすようなも のとはなっていない。Googleのテレビへの注力はこれまで主に、Dish Networkとの提携で実現した、テレビの広告視聴習慣に関するより詳しいデータを集める「Google TV Ads」にとどまっていた。

 Googleのパートナーはすでに、Androidを搭載したセットトップボックスの開発を進めているが、今回の展開は、より包括的な取り組みのようで ある。開発されているデバイスには、「Google Chrome」が搭載され、Googleがユーザーインタフェースを設計するとも伝えられている。同報道によると、デバイスからは、従来のテレビ番組の視 聴に加えて、インターネットコンテンツへのアクセスが可能になるという。

 このプロジェクトに関するスケジュールは何も明らかにされていない。Intelは、同デバイス向けに「Atom」プロセッサを提供し、ソニーはハード ウェアの設計を手がけると、同報道は伝えている。

4.Google、Microsoft ExchangeからGoogle Appsへの移行支援ツールをリリース(3.18 nikkeibp)
米Googleは現地時間2010年3月17日、米Microsoftのグループウエア製品「Microsoft Exchange」から自社の企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」への乗り替えをうながすツールを発表した。4ステップで、電子メール、カレンダ、連絡先データなどをGoogle Appsに移行できるとしている。

 移行支援ツール「Google Apps Migration for Microsoft Exchange」は、数百人規模のデータを一度に移せる。段階的に移行することも可能である。移行期間中、社員はMicrosoft Exchangeを使い続けられるので、業務の中断を強いられることがない。

 移行対象になるのは「Microsoft Exchange 2003」と「同 2007」。社内導入型とホスト型のいずれにも対応する。移行先はGoogle Appsの「Premier」または「Education」エディションになる。同ツールはGoogleの専用サイトから無償で入手できる。

 Googleは2009年7月に、米IBMの「Lotus Notes」からGoogle Appsへの移行を支援する同様のツール「Google Apps Migration for Lotus Notes」を公開している(関連記事:Google,Lotus NotesからGoogle Appsへの移行ツールを公開)。

5.Googleの「Nexus One」、発売後74日間の販売台数は「iPhone」の7分の1(3.17 nikkeibp)
 
モバイル向け解析ツールなどを手がける米Flurryは米国時間2010年3月16日、携帯電話市場に関する調査結果を発表した。米 Googleの「Nexus One」、米Motorolaの「DROID」、米Appleの「iPhone」について販売開始後74日間の販売台数を比較したところ、Nexus Oneは他のデバイスの7分の1以下にとどまった。

 初代のiPhoneは、2007年6月29日の発売から74日間で100万台を突破した。Flurryによると、2009年11月5日発売のDROID は同期間の販売台数が推定105万台、2010年1月5日発売のNexus Oneは推定13万5000台だった。



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