週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/02/20

1.実用化する「曲がる」高機能電子ペーパー(2.18  nikkeibp)
 米アップルの「iPad(アイパッド)」参戦で、電子ブック市場が盛り上がっている。市場の拡大とともに、端末の表示技術でも熱い戦いが始まっている。 外光のみで表示する電子ペーパーは、カラー化に加え曲がる機能の量産化にメドをつけた。

 米アップルが3月に世界で発売する「iPad(アイパッド)」の目玉の1つが「電子書籍」。電子書籍端末は米アマゾン・ドット・コムの「キンドル」の投 入が火つけ役となり、2008年に100万台だった端末の販売台数は、2009年には300万台を突破。2010年はさらに倍増する見通しだ。

 アイパッドの投入で競争が激化する電子書籍市場は、同時に端末に搭載される表示技術でも熱い戦いが繰り広げられている。脚光を浴びているのが、キンドル にも搭載されている「電子ペーパー」と呼ばれる表示技術だ。

 紙と同じように外光のみで表示する技術で、書籍のほか棚札や広告などへの用途拡大も見込まれている。2009年の時点で4億3100万ドル(約389億 円)の市場規模が、2018年には96億ドル(約8669億円)に膨らむ予測もある。

 現在市販されている電子ペーパーの端末はキンドルを含め、その多くが米国のイー・インクが開発した電子ペーパーを採用している。同社は凸版印刷などと組 んで、市場の黎明期から電子ペーパーの開発に取り組んできた。現在、そのシェアは9割を超える。

 ただしイー・インクが開発した電子書籍端末向けの電子ペーパーは、今のところ白黒表示のタイプしか製品化されていない。先行するイー・インクのシェアを 奪うべく、カラーなど新型電子ペーパーの開発競争が激化している。

 国内勢では、ブリヂストンが「曲がるカラー電子ペーパー」の量産技術で先行する。同社は2009年7月から棚札用の電子ペーパーの販売を始めている。こ の技術を改良して、同年10月に電子ペーパーや電子回路基板などの構成部品をすべて柔軟で変形可能にした世界初の「オールフレキシブル電子ペーパー端末」 を発表した。サンプル出荷を2010年内にも始め、2011年には量産化する計画だ。

 新型端末の画面サイズは10.7インチ、画素数は1280×320。4096色を表示できる。重量も246gと軽く、厚さは5.8mmと電子ペーパー端 末としては世界最薄という。磁場の変化で専用ペンの位置を特定する「電磁誘導式」のタッチパネルも内蔵している。

 電子ペーパーの表現力を高めたり、見やすくする技術の競争も激化している。富士通子会社の富士通フロンテックは、世界初のカラー電子ペーパーを採用した 電子書籍端末「フレッピア」を2009年3月に一般販売し始めた。

2.Amazon、BlackBerryにもKindleアプリケーションを提供開 始(2.19 nikkeibp)
 米Amazon.comは米国時間2010年2月18日、同社の電子書籍リーダー「Kindle」向けのコンテンツをカナダResearch in Motion(RIM)のスマートフォン「BlackBerry」で閲覧できるようにするアプリケーション「Kindle for BlackBerry」の無償リリースを発表した。

 同社はすでに、米Appleのスマートフォン「iPhone」と携帯型メディア・プレーヤ「iPod touch」に対応した同様のアプリケーション「Kindle for iPhone and iPod touch」、およびWindows搭載パソコン用の「Kindle for PC」を提供している。

 ユーザーはBlackBerryでKindle用電子書籍を購入・閲覧できるほか、Amazon.comのサーバーに保存されている購入済み電子書籍に アクセスすることが可能。データ同期機能「Whispersync」により、Kindleやパソコン、iPhoneなどの間でブックマークを共有し、例え ばBlackBerryで途中まで読んだ作品をKindleで読み、さらに続きをパソコンで読み進めるといったことができる。

 Amazon.comは近いうちにAppleの「Mac OS X」に対応したアプリケーションもリリースする予定。Appleが1月に発表したタブレット型コンピュータ「iPad」でも利用可能にするとしている。

3.英ボーダフォンの激安ケータイ、価格はたったの15ドル 発展途上国の新規ユーザー開拓を狙う、上位モデルは25ドル(2.18 nikkeibp)
 Vodafone 150の背面。同250も同じだ。左上にある部品はカメラではなくライト
[画像のクリックで拡大表示] 英ボーダフォンは、2010年2月15日からスペインで開催中の携帯電話展示会「Mobile World Congress 2010」(以下、MWC)において、15日に発表した超低価格な携帯電話機「Vodafone 150」「Vodafon 250」を展示している。

 徹底的にコストを削減し、奨励金なしで販売した場合の価格がVodafone 150は15ドル(日本円で約1365円、2月18日の為替換算)、同250は25ドル(日本円で約2275円、同)という“破格”のモデルだ。「まずイ ンドとアフリカ6カ国に向け、Vodafon 150は3月10日、同250は4月10日に発売する」(説明員)。

 両製品とも、機能は電話とSMSに絞ってある。バッテリー駆動時間は5時間。重さはVodafone 150が60g、同250が65gとなる。Vodafone 150と同250の違いは、一つが液晶。Vodafone 150が1インチ(96×64ドット)のモノクロ液晶なのに対し、同250は1.45インチ(128×128ドット)のカラー液晶。もう一つは、FMラジ オチューナーをVodafone 250のみ内蔵する点である。

4.Google Buzzの狙いはTwitterに留まらず--マイクロソフトのSharePointも標的に(2.17 nikkeibp)
 Googleは米国時間2月9日、Gmailで利用可能な新たなソーシャルツールとして「Google Buzz」(以降、Buzz)を発表した。このツールは「Twitterキラー」となるという声もあるが、そういった声はありきたりに過ぎるというものだ ろう。実際のところ、エンタープライズの視点から眺めた場合、BuzzはMicrosoftのSharePointという、より大きなものをターゲットに しているのである。

 もちろん、Googleの最初の目的はTwitterに打ち勝つことであるはずだ。BuzzによってGmailにソーシャル機能が追加され、連絡先に登 録している人々をフォローすることが可能になる。また、写真や動画、位置情報などを共有することもできるようになる。要するに、140文字という字数制限 を持たないBuzzは、ソーシャルツールにおけるTwitterの座、そしてTwitterのすべてのユーザーを奪い取る可能性を持っているわけだ。

 デモンストレーションにおいてGoogle Mapsとの統合や、Buzzを用いてホームページやAndroid端末との間を行き来する様子についての説明が行われた後、Googleの製品管理担当 バイスプレジデントであるBradley Horowitz氏は以下のように述べた。

5.Verizon、3Gネットワークを介したSkypeの利用を可能に(2.17  nikkeibp)
 米携帯電話サービス最大手のVerizon WirelessとルクセンブルクSkypeはスペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2010」で現地時間2010年2月16日、Verizon Wirelessの3G携帯電話ネットワークを介してSkypeのインターネット電話サービスを利用できるようにすると発表した。

 米国のユーザーにVerizon Wirelessのスマートフォン向けSkypeアプリ「Skype mobile」を用意し、3月中にもデータ通信プラン加入者を対象に提供を始める。対応するスマートフォンはカナダRIMの「BlackBerry Storm 9530」や米Motorolaの「DROID」など9モデルとなる。

 スマートフォン向けのSkypeアプリは、米AppleのiPhone向けにも用意され、日本国内でもダウンロードして利用できる。しかし、通話は無線 LAN(Wi-Fi)接続時に限定され、屋外などで携帯電話ネットワークを使う際は利用できない。

 Verizonの新サービスでは、3G携帯電話ネットワークを介してSkype端末同士の音声通話を行えるほか、固定電話/携帯電話に発信できる有料 サービス「Skype Out」を使って国際電話をかけられるようになる。このほか、Skype端末同士のインスタント・メッセージも利用できる。アプリは常時接続でき、友人な どのオンライン・プレゼンスも確認できる。

 両社はサービスの詳細について後日明らかにするとしている。Verizon WirelessのTwitterアカウントにも情報を掲載していく予定。


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