週間情報通信ニュースインデックスno.
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2010/01/23

1.3Dテレビ、早くも混戦(1.22 nikkeibp)
 米ラスベガスで1月7〜10日まで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」では、3D(3次元)映 像を視聴できる薄型テレビの発表が相次いだ。まさに2010年は「3Dテレビ元年」だ。  「新たな付加価値で、薄型テレビの価格下落から抜け出せるのでは」。テレビ業界では3Dへの期待が高まる。

3Dはもう当たり前の機能に
 だが、こうしたシナリオがすんなり実現できるかは予断を許さない。その理由はCESで3Dテレビを展示したメーカーの名前を見ればすぐに分かる。
 ソニー、パナソニックなどの国内大手はもちろん、世界の薄型テレビ市場を席巻するサムスン電子やLGエレクトロニクスといった韓国勢。加えて、TCLな ど日本人は聞き慣れない中国メーカーも顔を揃える。

 つまり、3Dは早くも薄型テレビ市場で生きていくための“最低条件”に過ぎなくなってしまっているのだ。
 発売前にもかかわらず、なぜこんな状況になっているのか。実は3D映像は、テレビにおいてそれほど難しい技術ではないことが背景にある。

 3Dの仕組みは、視聴者の左右の目にそれぞれ違う映像を送り届けて、脳内で立体視させること。左右の映像を交互に送出する作業は放送局や映画会社が受け 持つ。テレビはそのまま表示するだけだ。左右の映像を振り分ける処理は、3Dメガネを提供する米ベンチャー企業、リアルDが主導権を握る。

 こうした中、3Dに独自技術を加えて製品に特徴を出す日本勢もある。

自然の色や“独自3D番組”で勝負
 シャープは「クワッドピクセル」と呼ぶ独自技術の新型パネルを搭載したテレビで勝負をかける。テレビの3原色は赤、緑、青。これに黄色を加えることで、 自然界の色をほぼ忠実に再現できるようにしたものだ。同社の片山幹雄社長は「従来品と見比べれば、色合いの違いは一目瞭然」と自信を示す。

 一方、東芝は高性能半導体「セル」を搭載したテレビを売り出す。
 米国仕様のセルテレビでは2次元の画像をリアルタイムに処理して3次元表示する機能を開発し、CESで展示してみせた。従来と同じ映像を技術で3次元化 できれば、“独自3D番組”で消費者を引きつけられる。ソニーも同様の技術を開発中だ。

 今秋から米国や欧州で発売する予定で「セル搭載テレビは大型から売り出すが、将来的は手頃な価格のテレビにも搭載していきたい」と東芝アメリカ家電社の 村沢圧司社長は積極的だ。  両社が別の競争軸を出した背景には、テレビの最大市場である北米で韓国勢に後れを取っていることがある。2009年1〜9月期の北米での薄型テレビの出 荷シェアでも、サムスンが首位に立ち、成長ぶりが目立つ。一方でシェアを落とす日本の大手も見られる。

 「3Dテレビ元年」は、独自技術にこだわる日本メーカーが世界で今後も伍していけるかどうかが、最終的に問われる年になる。

2.NTTドコモとソニー・エリクソンがAndroid端末を発表,ソニー・エリク ソンの独自アプリもオープン化へ(1.21 nikkeibp)
 NTTドコモとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下,ソニー・エリクソン)は2010年1月21日,Android を搭載したスマートフォン「ドコモ スマートフォン Xperia(以下,Xperia)」を発表した。2010年4月に発売開始予定。併せてNTTドコモは,料金プランの一部改定とスマートフォン向けポー タル・サイト「ドコモマーケット」の開設を発表。料金プランの改定では,スマートフォン向けのパケット定額サービスであった「Biz・ホーダイ ダブル」をiモード端末向けの「パケ・ホーダイ ダブル」に統合し,スマートフォンでも最大月額5985円(税込)で定額通信が可能になる。

 Xperiaは米QualcommのSnapdragonチップセット(プロセサ・コアは1GHz動作),384MバイトのRAMと1GバイトのROM を搭載する。ディスプレイは480×854ドット,6万5536色の表示が可能な,約4インチ(10.2cm)のTFT液晶。約810万画素のCMOS撮 像素子を採用したカメラを内蔵し,最大3264×2448ドットの静止画や最大800×480ドット,30フレーム/秒の動画を撮影できる。このほか, IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能,GPS(全地球測位システム),Bluetoothも内蔵する。さらにmicroSDHCカード・ス ロットを搭載し,最大16GバイトのmicroSDHCカードを装着できる。OSはGoogle Android 1.6。米Googleから提供を受けたAndroidマーケットClient,Gmail,Google CalendarなどのAndroidアプリケーションもプリインストールする。

 ソフトウエア面での特徴は,ソニー・エリクソン独自のアプリケーション「Mediascape」と「Timescape」を搭載したこと。 Mediascapeは画像,ビデオ,音楽などのマルチメディア・データを一元管理するソフトである。本体内のデータに加え,Web上の写真/動画共有 サービスのコンテンツもシームレスに扱えるほか,再生中のコンテンツに関連するWebサイトの検索などができる。

 Timescapeはコミュニケーション履歴を一元管理するソフト。不在着信,メール,写真など本体内に収められているデータのほか,mixi, Twitter,Facebookなど複数のWeb上のサービスを横断する形で履歴を時系列で管理する。例えば,内蔵カメラで人物を撮影すると,あらかじ め登録した顔写真と照合して被写体の名前を記録し,その写真を表示するときには名前も一緒に表示するようになる。名前を表示している個所をタッチすること で,電話帳を呼び出したり通話履歴やTwitterへのつぶやきなどを閲覧したりできる。

3.iPhoneの検索エンジン変更に向けてAppleとMSが交渉中---米誌が 報道(1.21 nikkeibp)
 米Appleは、同社の携帯電話「iPhone」のデフォルト検索エンジンを米Googleから米Microsoftに移行することを検討している。米 Bloombergが発行するビジネス誌「BusinessWeek」のオンライン版は米国時間2010年1月20日、関係者2人の話として、Apple とMicrosoftが交渉中であると報じた。

 iPhoneは2007年の発売当初から、WebブラウザにGoogle検索エンジンを組み込んでいる。AppleとGoogleは検索機能だけでな く、Googleの地図情報サービス「Google Maps」や動画共有サービス「YouTube」をiPhone向けに最適化するなど密に協力してきた。当時両社がライバル関係になるとは考えられていな かったが、Webブラウザ、モバイル向けプラットフォーム、パソコン用OSで競合するようになり、2009年8月にはGoogleのCEOであるEric Schmidt氏がAppleの社外取締役を辞任している。

4.NECがパソコン春モデルを発表―2台目PCとしての使い方を提言(1.18  nikkeibp)
 春モデルの特徴は、モバイルノートにおいて、2台目のPCとしての使い勝手を改良した点が挙げられる。具体的には、13.3型液晶搭載の小型ノート機 「LaVie M」、新色ライムグリーンを加えたネットブックの「LaVie Light」の2機種で、別のPCとのデータの受け渡しを簡単にする新機能を搭載した。

 「USB Duet(デュエット)」というのがその機能だ。LaVie M、LaVie LightにはUSB Duet専用のミニUSBポートが搭載されており、USBケーブルで別のパソコンをLaVie MやLaVie Lightに接続すると、LaVie MやLaVie LightのCドライブの一部をリムーバブルディスクのように認識し、中のデータを利用できるようになる。

5.無料電子出版サービスKindle DTPが英、独、仏で利用可能に(1.18  nikkeibp)
米Amazon.comは米国時間2010年1月15日、ユーザーが自分の著作物を自ら電子出版できるサービス「Kindle Digital Text Platform(DTP)」を、米国以外でも提供すると発表した。新たに英国、ドイツ、フランスのユーザーが、同サービスを利用し、Amazonサイト で電子書籍を販売できるようになった。

 Kindle DTPは2007年11月、電子書籍リーダー「Kindle」の発売と同時に提供し始めたセルフ・サービス型の電子出版サービス。誰でも無料で利用でき る。ユーザーはパソコンで同サービスのWebサイトにアクセスし、必要事項を入力後、コンテンツをアップロードする。

 アップロードしたコンテンツはKindle用の書籍としてECサイト内の「Kindle Store」で販売され、コンテンツが売れると販売価格の35%がユーザーに支払われる。価格は0.99ドルから200ドルの範囲でユーザーが自由に設定 できるが、サイズが3Mバイトを超えるコンテンツの場合は、1.99ドル以上に、10Mバイト以上では2.99ドル以上に設定しなければならない。

 Amazonは同時に、Kindle DTPを英語に加え、ドイツ語とフランス語にも対応させたことを発表した。このほかの言語への対応も進めており、数カ月後にサービスを開始するとしてい る。



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