週間情報通信ニュースインデックスno.
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2009/09/05

1.あふれかえるモノを減らすという新たな付加価値(9.3  nikkeibp)
 渡辺 健太郎
 自宅でピザなどのデリバリーを注文しようと思ったときに、チラシを探してもなかなか見つからない、そのような体験は誰もが経験があるのではないでしょう か?
 チラシが見つかったとしても古い時期のものでキャンペーンが終わっていたり、今は扱っていない商品が載っていたりということもあるかもしれません。そう いう場合はインターネットで探すことが多いのですが、パソコンを起動することがおっくうに感じます。チラシに比べると、パソコンを起動してブラウザーを開 き、目当てのサイトを検索するという行為は実に長い時間を要しているように感じてしまうのです。

すぐに起動できてみんなで楽しめるWiiチャンネルの「出前館」

 夢の街創造委員会は、任天堂のゲーム機「Wii」をインターネットに接続して楽しむサービスを集めた「Wiiチャンネル」上で、デリバリーポータルサイ ト「出前館」のサービスを提供しています。これがなかなか便利なチャンネルです。
 自分の住所を入れると、出前館に出店しているデリバリーの店の中で自宅に宅配可能な店舗のみが表示されます。さまざまなジャンルの店が出店しているの で、その中から自分の好みのデリバリーを選択できます。例えば、ピザの宅配を選択すると自宅に宅配可能な店舗が一覧表示され、さらに各店舗のデリバリー時 間が表示されます。

 通常であれば電話をして初めてデリバリー時間が分かるのですが、事前に各店舗の時間を確認できるわけです。
 また、Wiiチャンネルで宅配をお願いするメリットはリビングのテレビでメニューを選べることです。デリバリーサービスは何を頼むのかをみんなで相談し ながら決めるのも楽しいもの。パソコンの画面では家族で見ながら決めるのには小さすぎますし、チラシも同様です。リビングのテレビでデリバリーのメニュー を選ぶのはほかのデバイスには無い、選ぶ楽しさがあるのです。

 このチャンネルをダウンロードしてからはデリバリーのチラシを取っておく必要がなくなったのも利点の一つです。いつか注文するときのためにと気を使う必 要もなくなりましたし、チラシを保存する場所も必要なくなりました。
 実に小さいことにも思えますが、個人的にはこのようなちょっとした無駄を省ける点が気に入っています。


意外にたまっている小さなストレスを軽減させるサービス

  私が感じた出前館のWiiチャンネルの一番の魅力は、チラシを取っておく必要が無くなるというポイントでした。チラシを取っておく、それを保存する、 頼みたいときに探す、という一連の行動は小さいストレスが知らない間にたまっていたのでしょう。 
 私は定期的に本を古本屋へ売りに行くのですが、それは読まなくなった本を売って得られる金銭的なメリットよりも、むしろ本であふれている本棚から感じる ストレスを軽減してくれることにメリットを感じます。 

 今年に入り、百貨店やアパレルショップで下取りキャンペーンがかなりの成功を収めましたが、それも下取りをすることで得られる金銭的メリットよりも、ク ローゼットをすっきりすることによるストレスの軽減、そしてクローゼットにスペースが生まれることで新しい消費が生まれる余地を作れたからだといわれてい ます。

 モノはこれ以上、所有することができないくらいにあふれかえっているのです。「モノを減らせる」価値こそ、今の時代に最も求められている付加価値なので はないでしょうか?

2.シスコとEMC,ジョイントベンチャーを設立か--WSJ報道(9.4 nikkeibp)
 ネットワーク機器大手のCisco Systemsおよびストレージ大手のEMCは,大企業にテクノロジサービスを提供する新たなジョイントベンチャーの設立で提携する可能性があることが, The Wall Street Journal(WSJ)によって米国時間9月3日に報じられた。

 この計画について明らかにした複数の匿名の情報筋の話を引用しつつ,WSJは,「Alpine」というコード名の新たなジョイントベンチャーが大企業を ターゲットとしており,Ciscoのサーバやネットワーク機器とEMCのストレージ製品をデータセンターへと配備することに注力すると伝えた。

3.ヴイエムウェア,携帯電話向けの仮想化技術を披露(9.3 nikkeibp)
  サンフランシスコで開催中のイベントVMworld 2009において,VMwareの製品管理および市場開発担当ディレクターのSrinivas Krishnamurti氏が,Windows Mobileを搭載した電話機の上でAndroid用に開発されたアプリケーションを実行するデモを披露した。

 携帯電話向けアプリケーションの開発者らは長らく,iPhoneやAndroid,Windows,Symbianなどの幅広いOSを対象に異なるバー ジョンのソフトウェアを開発しなければならないことに悩まされてきたと,Krishnamurti氏は言う。

 Krishnamurti氏は「対象とするプラットフォームを選定する動きが出始めている。開発の対象となるプラットフォームを1つだけにするという動 きである」と述べ,「利用者は携帯電話を購入すると,そのプラットフォームだけに対応したアプリケーションの山に出くわすことになる」と続けた。

 「これでは,ばかばかしい。自分の携帯電話で,どんなアプリケーションでも利用できればいいのに」(Krishnamurti氏)

 仮想マシン上でアプリケーションを実行することにより,携帯電話のセキュリティが強化されるというメリットもある。仕事用のアプリケーションと,プライ ベート用のアプリケーションを実行する環境を完全に分けることができるからだ。

4.「Gmail」で大規模な障害が発生,大多数のユーザーが一時アクセス不能に (9.2 nikkeibp)
米Googleは米国時間2009年9月1日,Webメール・サービス「Gmail」に障害が発生し,ユーザーの大半がアクセスできない状態になったと発 表した。アプリケーション動作状況の確認ページ「Google Apps Status Dashboard」には,日本時間9月2日午前4時53分に障害発生の報告が掲載され,同6時37分にサービス復旧の通知があった。障害発生中も IMAPとPOPではGmailにアクセス可能だったという。

 現在は正常に作動しており,同社は障害の根本原因を調査する。なお,小規模な障害の情報は通常Google Apps Status Dashboardまたはヘルプ・ページ「Gmail Help Center」に掲載するだけだが,今回は影響を受けるユーザーが多かったためGmail公式ブログで報告した。

 Gmailでは,2009年2月にも大規模な障害が発生し,2時間半にわたってサービスが停止した。

5.「IPアドレス枯渇問題を知っている」が85%強,ただし「対策済み」は5%以 下 (9.3 nikkeibp)
 インターネットに代表されるIPネットワークで通信相手を識別するのに使われるIPアドレス。そのIPアドレスがまもなく枯渇すると予測されている。現 在主流のIPv4のアドレスが早ければ2011年にも底をつくというのだ。

 2011年といえば,地上波のテレビ放送がアナログからデジタルに切り替わるのと同時期になる。それなのに,地上デジタル放送に比べ,IPv4アドレス の枯渇についてはまだまだ企業ユーザーの認知度が低いように思える。

 そこでITproでは,IPv4アドレス枯渇問題に関する認識と,その問題への対処状況について調査した。2009年8月17日から24日にかけてアン ケートを実施し,合計2045人のITpro読者から回答を得た。

「対策済み」と「対策予定」の合計は2割以下
 次に,仕事で使っているネットワークでIPv4アドレス枯渇対策がなされているかを尋ねたところ,「対策済み」という回答はわずか4.5%しかなかっ た。「これから対策する予定」の13.8%と合わせても2割に満たない。もっとも多かったのは「わからない」の29.5%。続いて,「対策の予定がない」 (26.4%),「自然にIPv6環境へ移行するので特に予定はない」(25.4%)となった。

「予定がない」の3割強が「何をしたらいいのかわからない」
 一方,「対策する予定がない」と回答した読者に対してその理由を質問した。その結果,「大きな影響があるとは考えていないから」が39.5%でトップに なった。次に多いのが「プロバイダ側で対処してくれると思うから」の36.0%である。不況の影響か,「対策にまわすコストがないから」という回答も 23.6%あった。



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