週間情報通信ニュースインデックスno.720  2009/08/22

1.ビジネスパーソンの貯蓄、30代の3人に1人が400万円以上(8. 20 nikkeibp)
インテリジェンスは8月20日、22―39歳のビジネスパーソンを対象に貯蓄状況を調査した結果を発表した。それによると、20歳代後半から貯蓄額が増加 する傾向にあり、30歳代ではおよそ3人に1人が400万円以上を貯蓄している。
22―24歳では、貯蓄額が100万円に満たない人が62.9%を占め、そのうち45.2%は50万円未満。400万円以上の貯蓄がある人はわずか 4.8%だった。20代後半になると、100万円未満は41.7%に減り、400万円以上は18.5%に増加する。30歳代前半では、100万円未満が 29.9%に減る一方、400万円以上は33.5%に拡大。30歳代後半も400万円以上が32.7%と、3割を超えた。
職種別で見た場合、高額の貯蓄において違いが顕著だった。500万円以上の貯蓄がある人の割合が最も多いのは「IT系エンジニア」(26.5%)、次いで 「モノづくり系エンジニア」(23.6%)だった。一方、「企画/事務系」(17.9%)、「営業系」(12.8%)、「販売/サービス系」 (11.5%)は2割を下回った。

職種別平均年収は416万円(販売/サービス系)―482万円(IT系エンジニア)と約70万円の開きがあるが、これが直接貯蓄額に反映されていることを 示す明確な要素はないという。

2.ノキア,ネットブック市場への参入を検討中--The Economic Times報道(8.21 nikkeibp)
 世界最大の携帯電話メーカーであるNokiaは,数々の製品でにぎわうネットブック市場参入の準備を進めている可能性が高い。
The Economic Timesによれば,Nokiaの最高経営責任者(CEO)であるOlli-Pekka Kallasvuo氏は現地時間8月19日,インドで開催されたプレスイベントに集まる報道陣に対して,「今後はPCと携帯電話の垣根がなくなっていくこ とになり,その融合すら進むことだろう」と語ったという。また,Kallasvuo氏は,Nokiaがこのコンバージェンスに多くのチャンスを見出してお り,「どのような機会が開けることになるのかを見極めるため,ネットブック市場を注視しているところだ」と述べた。

Nokiaがコンピューティング分野への進出傾向を強めているかもしれないことは,それほど驚くべきニュースではないだろう。すでにNokiaは,「モバ イルコンピュータ」との紹介を行って,スマートフォンの新モデル「N97」のマーケティングを手がけてきた。また,これまでNokiaは,モバイルイン ターネットデバイスとして,Nシリーズのタブレットも販売してきている。
アーリーアダプターやガジェット好みのユーザー向けのこうした製品群は,一般的に300〜400ドルの価格帯から販売される。従来の携帯電話とは一線を画 し,QWERTY配列のキーパッドが搭載されていたり,Wi-FiやBluetooth接続の携帯電話を通じてインターネットにアクセスするような仕様を 備えていたりすることが多い。
ネットブックは,モバイルインターネットデバイスよりも幅広いユーザー層に訴える製品となり,Nokiaにとっては事業の多角化を期待できそうだ。かつて のネットブックは,GmailのようなクラウドベースのサービスやFacebookのようなソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にアクセスする ための「コンパニオンデバイス」としての位置づけしかなかったものの,いまや十分にコンピュータとしても成長を遂げ,幅広く使われるようになってきてい る。

およそ299ドルという低価格から販売される魅力が,ネットブック人気を支えてきた。北米では2008年中に約1600万台のネットブックが販売された。 その多くに馴染みのあるWindows XPがOSとして搭載されてきたため,すでに大半のユーザーの満足度は高いものとなっている。
Nokiaは,ネットブック人気にあやかって,売り上げを伸ばしていきたいと考えているようだ。

モバイル分野への消費者のシフトが強まることは明白であり,より高速通信を実現する4Gワイヤレスネットワークの整備を通信キャリアが進めるにつれて,モ バイル通信への需要も高まっていきそうである。さらに,まもなくNokiaや他の携帯電話メーカーは,コンピュータメーカーが携帯電話市場に進出してくる ことで,厳しい競争に直面せざるを得なくなるだろう。ノートPCメーカーのAcerは,すでにスマートフォンの開発を正式に発表している。Dellも携帯 電話の開発に取り組んでいるという報道が伝えられてきた。

3.「パソコンに指令する感じ」,中学生向けRuby講座,まちづくり三鷹が開講 (8.19 nikkeibp)
 まちづくり三鷹は2009年8月18日,「中学生Rubyプログラミング体験講座」を開講した。中学1年生10人,2年生5人が参加。4回の講座でプロ グラミングの初歩から簡単なゲームの作成までを学ぶ。
まちづくり三鷹は,三鷹市が出資する第三セクター。Rubyを利用した図書館システムの開発・販売や,Ruby技術者育成講座「Ruby Academy」の運営などを行っている。
「中学生Rubyプログラミング体験講座」は,中学1年生クラスと中学2年生クラスに分かれており,2009年8月から9月にかけてそれぞれ1回2時間, 計4回を1コースとして行う。プログラムとは何かから始まり,最後には簡単なゲームをRubyで作成できるようにする。

4.米Yahoo Mail,Gmailを抑えてユーザー数増加--コムスコア調査(8.18 nikkeibp)
 Googleの「Gmail」は,地球上で最も急速に伸びている電子メールサービスではあるものの,米Yahooが同市場で拡大しているシェアに追いつ くまでには,依然として長い道のりがあるようだ。
comScoreが発表した米国内における電子メール市場の最新データによれば,Yahooは過去1年間で約2000万人の新ユーザーを獲得し, 「Yahoo Mail」のユーザー数は,2008年6月の8720万人から22%増加して,2009年6月には1億620万人に達した。この増加率を上回る伸びを唯一 示しているのは,前年比46%増を記録したGmailだけであるものの,Gmailの現在のユーザー数は3690万人に過ぎない。Microsoftの 「Hotmail」は,ユーザー数では第2位となる4710万人を抱えるが,前年と比較した増加率は3%にとどまっている。
とはいえ,TechCrunchなどのメディアは,落ち込みが続くAOLの「AOL Email」をついに抜き去るなど,このところ好調なGmailのパフォーマンスに注目している。また,Daring Fireballなどそのほかのメディアは,コンピュータ好きの人々の意識の中では,Yahoo MailやHotmailを上回る存在感をGmailが確保している点にも注意が向けられている。
しかしながら,Yahooは現在,Microsoftとの検索事業における提携後にコンテンツおよびサービスのブランド刷新に努めており,すでに非常に多 くのユーザーがいるにもかかわらず,1年間で22%もの成長率を記録したことに大喜びであるに違いない。いまやYahooは,ウェブコンテンツの幅広い ネットワークへの集客に依存する態勢になってきており,そのコンテンツを電子メールチェックのためにYahooにアクセスするユーザーへ提供できるという 点が,かなり重要になってくる。

5.「意味不明なメール」の目的はアドレス収集、スパムやウイルスの予兆 米シマンテックが「ディレクトリハーベスト攻撃」を警告(8.17 nikkeibp)
 セキュリティ企業の米シマンテックは2009年8月12日、同社の公式ブログにおいて、ここ最近、件名や本文が意味不明のメールが出回っていることを明 らかにした。メールの目的は、有効なメールアドレスを収集すること。そういったメールを受け取ったら、今後、迷惑メール(スパム)やウイルスメールが送ら れてくる可能性が高いという。
同社によれば、最近出回っている「意味不明なメール」の例として、以下のようなメールを挙げている(送信者名の「xxxxx」は伏せ字)。
(送信者名)joannjasmin8xs@xxxxxx.com
(件名)land
(本文)Those journalists showed them a photograph

(送信者名)clariceboldin9cg@xxxxxx.com
(件名)okay then
(本文)They told her the shortest way.
 通常の迷惑メールやウイルスメールとは異なり、本文には、宣伝文句やリンク(URL)などは記載されていない。意味不明な文章が書かれているだけだ。添 付ファイルもない。
こういったメールの目的は、有効なメールアドレスを収集すること。攻撃者は多数のメールアドレスをランダムに生成し、それらあてにメールを送信する。例え ば、「example.com」というドメイン名の企業のユーザーを対象とする場合には、「○○○@example.com」の「○○○」の部分に、さま ざまな文字列を入れてメールアドレスを生成し、そのアドレスあてに次々とメール送信する。
そして、エラーメールが戻ってこなかったアドレスは有効だと判断し、今後、迷惑メールやウイルスメールの送信先として使う。このようにして有効なメールア ドレスを収集する手口は、「ディレクトリハーベスト攻撃(DHA)」などと呼ばれる。




 
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