週間情報通信ニュースインデックスno.700   2009/03/28

1.WBCベストナインの青木が越えてきた「苦難の時代」と 「change」(3.27 nikkeibp)
 「この大会、韓国のユニフォームを着たりキューバのユニフォームを着たり……とにかくチームの足を引っ張り続けました。でも最後にジャパンのユニフォー ムを着れて本当にうれしく思います。というかホッとしています。最後においしいところをだけいただきました。ごちそう様でした」と言って優勝会見の場を明 るくしたイチロー。

 第2ラウンドで彼が口にした、 「正直、折れそうになった心を必死につなぎとめていました」というコメントは、もがき続けた今大会を何よりも素直に表現 したものではなかったかと思う。 しかし、そんなイチローを救ったのは松坂、岩隈、ダルビッシュをはじめとする投手陣だったことは言うまでもない。 大会 を通じての防御率が1.71(9試合)というのは驚異的な数字だ。 理屈の上では、2点を取れば勝てるのだから、たとえイチローの打撃が沈黙しても勝機は 十分にあったのだ。

 しかし、そうは言っても誰かが塁に出て誰かがそのランナーを返さなければ勝つことはできない。イチローの不振と苦しみを救ったのは誰か? それは青木 だ!…というのが青島の見解。
 青木の成績は 打率0.324 打点7(全9試合に出場)。

 MVPは3勝の松坂で文句がないが その松坂と岩隈と共に青木が野手としてただ一人今大会のベストナインに選ばれているのは正当な評価だと思う。
原監督の当初の構想では、1番青木、3番イチローだった。

 ところが宮崎の合宿から練習試合を通じてイチローの調子がなかなか上がってこない。そこで原監督の下した決断は1番イチロー、3番青木のオーダー変更 だったわけだが、この決断もサムライ・ジャパン連覇の大きな要因だったと思う。

 本来イチローに期待した役割を青木が見事に果たしたのである。
 転機はプロ野球2年目のシーズンが始まって2カ月が経とうとしているときだった。
 「プロ1年目でファーム(2軍)の首位打者を獲って、絶対にやれると思って1軍で開幕を迎えたんです。ところがまったく打てない。それどころか外野にす らボールが飛ばない。もうどん底でした」
真逆への方向転換
 大きな壁にぶち当たった青木は、あらゆる練習方法を試して活路を見出そうとする。
 「自分の持っている引き出しをすべて開けてみたんですが、それでもまったく打てない。もう万策尽きた状態でした。それでも試合はあるのでどうしようかと 悩み続けた結果、最後に思ったんです。自分の経験ややり方を総動員しても結果が出ない。って言うことはそのやり方がダメ!ってことですよね。それでもう破 れかぶれで、今までやってきたことのすべて逆をやってやろうと思ったんです。それまでの自分はボールに対して最短距離にバットを出そうとして上から叩きつ けるような感覚で振っていたんです。その打ち方でゴロを打つことが自分の足を生かすスタイルだと教わってきましたから。でもそれを180度変えて、それま での感覚で言ったら、下からすくい上げるように打ってみることにしたんです。そうしたら、どうしたことかボールも以前より引き付けられるようになって、し かも求めていた強い当たりが打てるようになったんです」
 
 ただ 青木の苦闘時代から現在の大活躍までの歩みの中で言えることは……。
 狙う大魚は「change」という岩の後ろに隠れているということだ。

2.会社を辞めた僕の、人生の中で重要な決定とは(2.25 nikkeibp)
 最近、知人から「転職した」という話をよく聞くようになってきた。
 何も世界的な不況下に転職することもないのに……と思うのだが、それは理屈上の話である。この時期に転職する人は、それなりの事情があって元の仕事を辞 めなければならなかった人が少なくない。結果としてこの時期だから転職した、というのが実情だろう。

 「転職は慎重に」というコマーシャルがある。実際は、慎重どころか転職者の約8割が、会社を辞めた時点で次の仕事先が決まっていないそうだ。実は、僕自 身のことを考えてもそうだった。  11年前の1998年8月のことだ。直属の上司との間に決定的な意見相違があって、僕は突然、長年勤めた会社を辞めることに決めた。

 実際にはそれから11月までの3カ月間は、進行中のプロジェクトにひたすら没頭していたため、次のキャリアを考えるような時間の余裕は無かった。その 後、一応ボーナスをもらうために12月の1カ月間だけ静かに過ごし、翌1999年、年明け最初の出社日に退職を申し出ることになった。この時点で、次の仕 事など全く見当もついていない状態だった。
 
 この時点で僕はちょうど36歳だった。本当はそれより少し前の34歳ぐらいのときが、転職年齢としては1番「自分を高く売れる」時期である。
 だが、そのころからコンサルティングファームでの仕事が本格的に楽しくなってきたので、僕は転職の機会を失っていた。逆に自分自身、転職するなどとは露 ほども思っていなかったタイミングで、突然ファームを辞めると決めてしまった。つまりほとんど偶発的に、会社を辞めることになってしまったのであった。

 このときに、僕は自分の人生の中でも、非常に大きな1つの決断を下した。  正確には退職を表明して半月ぐらいたったタイミングだろうか。 色々な人から転職についてのアドバイスをもらったうえで、ある重大決定をしたのである。  それは、「今年(退職した年)は転職せずに、1年間自分に投資するつもりで、やりたかったことをとことんやって暮らそう」という決定だった。

 そしてこの決断は、今振り返ってみると、本当に自分の人生にとって大切なことだったと思える体験になった。それを今回はお話したいと思う。

転職で得た“冒険の年”

 こうして迎えた1999年の1年間は、僕にとっては冒険の年になった。

 ハワイに住むことに決めて家族3人で移住し、現地の学校に通ってたくさんの学生仲間と知り合った。米国の運転免許を取り、新聞広告で知り合った赤の他人 と交渉して中古車を購入した。庭にプールのある大きな一軒家を借りた。この物件などは、それまで住んでいた東京都中野区の2LDKマンションと家賃は全く 一緒なのに、中身はまさに豪邸であった。

 週末は車を5分走らせて、島の東側にあるロコ(※編集部注:ロコとはローカル[local=地元、土地の人]の略称で、ハワイで生まれ育った人のこと) しか来ないビーチでのんびりする。ダイビングのライセンスを取得して、オアフ島近辺の様々なダイビングスポットに潜ったり、気が向いたらゴルフの打ちっぱ なしに出かけたり……コンサルティングファームに所属していては決してできないような体験をいっぱいした。

 転職というよりは求職活動の一環で、インターンとして2カ月間、ハイテク企業で働いた。後に書籍を著すことになる『カーライル・グループ』と最初に接触 したのもこの時期である。その後、鈴木貴博事務所を立ち上げて、大企業から業務委託で仕事を請けてみたりもした。当時はお金を稼ぐことよりも、自分で会社 を持ってみるというのが目的だった。

 1年間掛けて、それまで蓄えた貯金を使い切ってしまってもいいと決めて、本当にやりたいことばかりやったのがこの年だった。この時期が、今、僕のビジネ スのバックボーンとして非常に重要だったといえるものになっている。

 1999年の1年間があって、今の僕があるといってもいい。この1年間は僕にとって自己投資になったのだ。
 
「自分のための投資の年」の必要性

 1999年の1年間に、徹底的にやりたいことをやって、徹底的に自分に投資したことで、僕には人生の第3クオーターの18年間を、どのように過ごすべき かのグランドデザインが明確になった。
● 知的好奇心の幅を、これまでの専門分野とは違う方向にさらに広げていこう
● 組織の中の自分ではなく、自分自身がブランドになろう
● 仕事の3分の1ぐらいの時間を費やして、ビジネスの分野で作家になろう


3.スカイプ,iPhone向けSkypeアプリをまもなく発表か--米報道(3. 25 nikkeibp)
   eBay傘下のインターネット電話サービスSkypeは,来週ラスベガスで開催される無線技術の見本市CTIA Wireless 2009で,iPhone向けSkypeアプリケーションを発表する見通しだという。GigaOMのテクノロジブロガーであるOm Malik氏が伝えている。

 Skypeはこの発表について沈黙を守っており,こうしたうわさに対するコメントを拒否している。しかし,同社はCTIA開幕前日の米国時間3月31日 午後にラスベガスで記者会見を開く予定となっている。上記のニュースは,このときに発表される可能性が高い。

 Skypeは2009年に入ってから,iPhone向けSkypeの開発に取り組んでいることを認めている。同社の最高執行責任者(COO)である Scott Durchslag氏は,1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)で,iPhone版Skypeが間もなくAppleのApp Storeに登場すると語っていた。

 すでに「Windows Mobile」携帯電話向けのソフトウェア版Skypeは存在している。Nokiaも同社の携帯電話機の一部にSkypeクライアントを組み込む計画だ。 またSkypeは,携帯電話事業者Hutchison 3G UKが販売する独特なSkype携帯電話の開発でiSkootと協力した。さらに一部のJavaを搭載する携帯電話向けにSkype Liteバージョンも提供されている。

 ようやくiPhoneユーザーもSkypeを利用可能になるかもしれないが,喜ぶのはまだ早い。このiPhone向けSkypeアプリケーションはWi -Fiネットワークでしか利用できない可能性が高いのだ。というのもAppleは,Skypeへのアクセスを提供している「fring」など,他のサード パーティーサービスにも同様の対応をしてきたからだ。

 この場合,Skypeサービスの有用性が大幅に制限されることになる。他の携帯電話ユーザーは携帯電話の電波の届く範囲ならどこでもSkypeサービス が利用できるのに対し,iPhoneユーザーはWi-Fiにアクセスできる場所でしか利用できない。大半の人々は家庭や職場でWi-Fiにアクセス可能だ が,どのみちそれらの場所では近くにコンピュータがある可能性が高い。

4.Webベース統合オフィス・アプリ「Google Docs」で図形描画が可能に(3.27 nikkeibp)
 米Googleは2009年3月25日,Webベースの統合オフィス・アプリケーション「Google Docs」に,図形の描画機能「Insert Drawing」を追加したと発表した。文書やスプレッドシート,プレゼンテーションに多彩な図形を挿入できる。

 フリーハンドによる線画のほか,四角や円といった基本図形を利用できる。作成したオブジェクトは移動,サイズ変更,回転,グループ化,整列などが行え る。塗りつぶしや輪郭線の幅の設定,テキスト挿入も可能。

 同機能は,Googleが2007年に買収した米Tonic Systemsの技術を採用した(関連記事:Google,オンライン・アプリ・サービスにプレゼン/コラボ機能を追加へ)。Web向けのグラフィックス 形式である「SVG(Scalable Vector Graphics)」をベースにしており,SVG非対応ブラウザではXMLベースの記述言語「VML(Vector Markup Language)」を利用する。

5.Salesforce.com,顧客サービス・アプリにTwitterと連携で きる新機能(3.24 nikkeibp)
 米Salesforce.comは米国時間2009年3月23日,同社の顧客サービス・アプリケーション「Service Cloud」をミニブログ・サービス「Twitter」と連携できる新機能「Salesforce CRM for Twitter」を発表した。Twitter上の会話を企業の顧客サポートに生かすことができるとしている。

 Twitter上で交わされる「つぶやき」の中から,自社の製品やブランドに関する話題を検索や監視によって抽出し,一連のやり取りをService Cloudに取り込む。Twitter上で質問や疑問が提示された場合には,顧客サービス担当者がService Cloudのナレッジ・ベースを検索し,直接回答を返すことも可能。

 Service Cloudは,同社が1月に提供を開始した顧客サービス・アプリケーション。コンタクト・センターの電話,メール,チャットで顧客から得た情報だけでな く,「Facebook」などのオンライン・コミュニティから得た情報も集約し,相互に生かせるのが特徴。今回の新機能で,Twitterからの情報も活 用できるようになる。

 Salesforce CRM for Twitterは,同社のアプリケーション配信サービス「Force.com AppExchange」を通じて,2009年夏から無償で提供する予定

 
 
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