週間情報通信ニュースインデックスno.688   2009/01/03

1.米国株、景気回復への期待感で大幅続伸(1.3  nikkeibp)
 2日の米国株式市場は大幅続伸。米経済指標が弱かったものの、景気回復への期待感が相場を支援した。

 アナリストは、2009年下半期に景気が上向くとの期待感とともに、経済指標の内容はすでに織り込まれていたようだと指摘。ただ、前日の休場から取引が 再開されたものの、週末を控えてこの日も薄商いとなり、相場が大きく振れた可能性があるとの見方が出ている。 ダウ工業株30種は258.30ドル(2. 94%)高の9034.69ドル。

2.“環境悪化”に苦しむ太陽光発電業界(12.26 nikkeibp)
 太陽光発電にとって過去5年間の活況が世界的産業となるまでの成長期だとすれば、今後5年間は成熟期となるはずだ。だが今、太陽光発電業界は一人前の大 人になる前の苦悩を味わっている。

 生産拡大に向けて多額の資金を投じた途端、今回の経済危機で、多結晶シリコンから屋上パネルまであらゆる部品に対する需要が冷え込んだ。過剰な生産能力 が値崩れを呼び、業界各社の財務体質は悪化している。新興企業を中心に、多くの企業がこの先1年半余りは続きそうな停滞期を乗り切れない可能性もある。

 低迷の原因は複雑に絡み合っている。原油価格が今夏のピーク時から急落。太陽光発電などの再生可能エネルギーの相対的な価格競争力が低下したことで、産 業用、商業用、家庭用の需要がいずれも落ち込んだ。さらに信用収縮の影響で、企業、個人ともに太陽光発電設備を導入する資金の工面が難しくなった。また、 発電用装置の価格が一段と下落することを見込んで、導入を先送りする動きも出ている。

3.「顧客中心の会社を目指す」---日本IBM橋本新社長が緊急記者会見で抱負 (12.30 nikkeibp)
 日本IBMは2008年12月30日に社長交代の緊急記者会見を開き、09年1月1日付で社長に就く橋本孝之専務(54)は「顧客の課題をしっかりとら え、付加価値の高い解決策を提供できる会社を目指す」と述べた。

 橋本氏は「IBMがグローバルで持つリソース(技術者)やアセット(ソフト資産など)を日本市場に適した形に組み立てて提供していきたい」と強調した。 「社員がわくわくしながら生きいきと働ける自由闊達な会社にしたい」と続けた。

 橋本氏は中堅中小企業部門、ハードウエア部門、サービス部門などの責任者を歴任している。社長兼会長の大歳卓麻氏(60)は橋本氏について「幅広い経験 を持ち、常に顧客志向だ」と述べた。「新しい時代の新しいリーダーとして日本IBMを牽引してもらいたい」と続けた。

 橋本氏は1978年3月名古屋大学工学部卒、4月に日本IBM入社。名古屋地区で営業担当などを経験後、96年1月にAS/400製品事業部長に就任。 2000年3月取締役ゼネラル・ビジネス事業部長。03年3月常務執行役員BP&システム製品事業担当。07年1月専務執行役員グローバル・テクノロジー サービス事業担当。08年4月取締役専務執行役員営業担当。08年8月からは新規顧客の開拓に特化した事業開発部門を担当してきた。

4.[続報]JR東の新幹線がシステム障害から復旧、前日データの反映に問題か (12.29 nikkeibp)
 2008年12月29日の始発からシステム障害で運行できない状態となっていたJR東日本の東北・上越・山形、秋田の全新幹線が復旧した(写真)。シス テムの問題を解消し確認後の午前8時55分、やっと東京駅から始発電車が出発した。

 JR東はトラブル原因について「詳細を究明しているところ」(午前9時45分時点)としているが、障害は新幹線の運行を管理する情報システムで発生し た。車両やダイヤなど運行の根幹を管理するCOSMOS(COmputerized Safety Maintenance and Operation systems of Shinkansen)と呼ばれているものだ。

 29日早朝、COSMOSのコンピュータは稼働しているものの、営業運行に向け列車が割り付けられなかった。調査したところ、前日までの処理の問題に よって、当日の運転ができるシステム状態になかったという。JR東の新幹線では前日12月28日に大幅なダイヤ乱れが発生しており、それらの情報が COSMOSに反映できなかった可能性が高い。

5.[市況]ノートPC市場を席巻したミニノートPC、08年を振り返ってみる と……(12.29 BCN)
 今年、とにかく注目を集めた10.2型以下のモバイルノートPC「ミニノートPC」。「5万円ノートPC」「ミニPC」「UMPC」とも呼ばれ、さまざ まなメディアに取り上げられ、08年を象徴するデジタル製品でもある。そこで「BCNランキング」で、ミニノートPCの1年間の動きを追ってみた。

 ミニノートPC市場の火付け役であるASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 4G-X」が今年の始めに発売。08年1月を基準にした販売台数の指数推移では、1月-6月の08年前半は約150%前後で推移していた。その後7月に 427.4%と大きく販売台数を伸ばし、その後は右肩上がりで推移。08年11月には588.2%にまで成長した。

 7月に大きく伸びているのは、家電量販店と通信会社イー・モバイルは、「100円PC」を販売するキャンペーンを実施したことによる。これは「Eee PC」と通信端末をセットで購入し、さらにキャリアとの契約を同時に行ったユーザーに、「Eee PC」を100円で販売するというもの。

 
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