週間情報通信ニュースインデックスno.678   2008/10/25

1.市場と政府の信頼がないのが問題=国際金融市場の混乱で首相(10.25 nikkeibp)

10月24日、麻生首相は訪問中の北京で記者団に対し、世界的に株価が急落するなど市場の混乱が続いていることに対し、市場と政府の信頼がないことが問題 と語った。
麻生太郎首相は24日夜、訪問中の北京で記者団に対し、世界的に株価が急落するなど市場の混乱が続いていることに対し、米不動産価格の底値が見えないこと が要因とし、市場と政府の信頼がないことが問題と語った。 また、石油や灯油の価格が安くなり、円高が経済にとって全て悪い要素にはならないとの見解を示 した。

2.楽天、“スーパーを置き換える”翌日配達サービス「あす楽」をスタート(10. 23 nikkeibp)
 楽天は2008年10月23日、楽天市場で午前中に購入した商品を翌日に配達するサービス「あす楽」を始めたと発表した。同社は6月以降、生鮮食料品、 家電品を翌日配達するサービスを提供してきた。好評だったため対象商品を5万3000点と約3倍に拡大して、新サービスとして打ち出す。

 生鮮食料品、家電、キッチン用品、化粧品、健康食品、ペット用品、生花など600店舗の5万3000点を対象にする。従来、翌日配達の「グルメスピード 便」「家電・即日配送便」で扱っていた1万5400点から約3倍増になる。日本全国を10地域に分けており、店舗や商品によって翌日配達可能な地域は異な る。

 ネットスーパー各社なども当日、翌日配送を手掛けるが、5万点超という商品点数や全国ほぼすべてが対象となる点が異なるという。

 2008年6月に始めたグルメスピード便では、8月に商品点数を10倍に増強したこともあり、6月から8月までに流通額が約10倍に増加したという。ま た、グルメスピード便などの施策の結果、食品分野の流通額は前年同月比40%増のペースで伸びているという。こうした消費者ニーズの強さから新サービス開 始に踏み切った。

 楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は東京都内で開催した記者会見で、「日本の国土を考えればスーパーマーケットのサービスを置き換えられる」と 意気込みを語った。現在は店舗によって異なる送料体系についても、「統一的な送料体系を整えたり、キャンペーンで無料にしたり、一定の会費を払った人には 送料無料にしたりするなど考えたい」(三木谷氏)という。今後、ファッションなどにも対象商品を拡大して2009年上期までに全ジャンルに対応。2010 年にはあす楽で1000億円の流通総額を目指す。


3.太陽電池特集:主導権握る装置メーカー、高度化が生き残りのカギ(10.24  nikkeibp)
 「太陽電池ビジネスの主導権はパネルメーカーから製造装置メーカーに移った」という指摘が、業界周辺から多く出ている。

 材料を入れると太陽電池が製造できる「ターンキー」と呼ばれる一貫製造ラインがでてきたことで、資金さえあれば比較的容易に太陽電池製造への参入が可能 になりつつある。研究開発と製品化で先行してきた日本メーカーにとって、製品やビジネスモデルの一層の高度化の成否が生き残りを左右する。

 「当社の顧客が前週末、薄膜太陽電池の量産を開始した。画期的な出来事だ」──。10月17日日本時間朝。国際電話での取材に応じた半導体製造装置で世 界最大手の米アプライド・マテリアルズのジョン・アントン・ヴァイスプレジデントは声を弾ませた。アントン氏はアプライド社製の薄膜太陽電池一貫製造ライ ンを導入した米太陽電池メーカー、シグネット・ソーラー社がドイツ・ドレスデン近郊の工場で量産を始めたことをロイターに明らかにした。

4.携帯電話、4―9月の出荷台数21.2%減、初の2000万台割れ、MM総研 (10.24 nikkeibp)
MM総研がまとめた、2008年度上期(4―9月)の国内における携帯電話端末の出荷台数は、前年同期比21.2%減の1981万台だった。2000年度 の調査開始以来、上期の出荷台数としてはじめて2000万台を下回った。

 同社は出荷台数の減少理由として、新販売方式による端末価格の高騰や、各キャリアの期間拘束型プランによるキャリア変更の減少などを挙げている。

 上期のメーカーシェアをみると、シャープが2006年度上期以降、5半期連続でトップだった。しかし出荷台数は前年同期比30.3%減となり、市場全体 より減少幅が大きかった。パナソニックモバイルコミュニケーションズがこれに次いだが、出荷台数は同3.2%減少した。

 3位はNECで、前年同期の5位から上昇し、出荷台数は同20.9%増と、各メーカーで唯一出荷増となった。以下、富士通、東芝、ソニー・エリクソン・ モバイルコミュニケーションズと続いた。

5.未来のFirefoxを体験できる超高速ブラウザ「Minefield」 (10.24 nikkeibp)
  ある筆者の友人が,実に高速なブラウジングを可能にする,クールな新ブラウザを見せてくれた。それは何というブラウザだろうか?  「Minefield」というブラウザである。そのコードの作成者は,だれであろうか? Mozillaである。

 そう,あの「Firefox」ブラウザを手がけているMozillaである。実のところ,Minefieldは,Firefoxのプレリリース(アル ファ)バージョンに位置づけられており,Firefoxの未来を垣間見ることができる。 しばらくMinefieldを使ってみて,あることが明らかに なった。Firefoxは将来,高速になる。まるで稲妻のごとく高速化されるだろう。

 一体どれほど速いのだろうか? Googleの「Chrome」ブラウザでさえ,大して意味を成さないほどに,この世界で最も高速な JavaScriptエンジンが搭載されていると主張する人さえいる。あくまでも非科学的な手法で筆者がテストしてみたところでは,この主張も,確かに正 しいのではないかと感じている。Ars Technicaは,Minefieldが,Chromeよりも10%高速であると伝えている。

 現在,Mac OS X,Linux,Windows向けの最新ビルドのダウンロードが可能となっているものの,依然としてMinefieldが,アルファコードであることは 警告しておかねばならない。Minefieldの安定性に関して,ざっとインターネット上を調査してみたところ,それほど不満となる点は報告されていない ものの,まだ導入は見送っておいたほうがよいかもしれない。Minefieldでは,「Adblock Plus」を始めとする,筆者もお気に入りのFirefoxの拡張機能(アドオン)が,いくつかサポートされていないが,急速に進行しているプロジェクト にしては,驚くほどよくアドオンのサポートもなされているようだ。

 その勇気があるだろうか? あるいは,とにかく今のブラウザが,遅すぎると感じているだろうか? では,Minefieldを試してみてほしい。 Minefieldは,Firefoxとは別個にインストールされるので,現在インストール済みのFirefoxに影響が及ぶことはなく,特に失うものは ないかもしれない。


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