週間情報通信ニュースインデックスno.674  2008/09/27

1.クライスラー、北米市場で電気自動車を市販、2010年から(9.25  nikkeibp)
 米自動車大手のChrysler(クライスラー)は米国時間9月23日、2010年を目標に電気自動車を北米市場に投入し、同年以降に欧州市場でも市販 を始めると発表した。バッテリー技術に関して米General Electricと提携する。クライスラーは同時に、量産を視野に入れて開発したプロトタイプ車両3モデルの概要を明らかにした。

そのうち、2人乗りスポーツカー型「ダッジEV」は最高時速が193kmで、連続航続距離が240〜320km。米国の家庭用110V電源に接続し て8時間でフル充電する。

また5人乗り多目的スポーツ車(SUV)型「ジープEV」と7人乗りミニバン型「クライスラーEV」は、バッテリーやモーターのほかに発電用エンジ ンを搭載する。連続航続距離はバッテリーのみだと65kmだが、エンジンが30リットルのガソリンを燃やして給電すると640kmに延びる。

2.「残業ゼロ」を日本人に広めたい(9.24 nikkeibp)
 先日、「ユニクロ」の会社へ取材に行ってきました。最近、家族の服を買うのに、この店に行くことが多くなっています。夏休みの間も、 ニューヨークにある、ちょっと漫画チックな内装のユニクロまで買い物へ行ってきたほどです。ニューヨークにあるこの店は、日本らしさを強調するために、独 特の内装を施しているのです。

 今回はズボンやシャツを買い替えるためではなく、「ワークライフバランス」について聞くため、日本武道館に面しているファーストリテイリングの東 京本社ビルへ行ってきました。さすがに、あらゆる面で従来の会社にありがちな伝統的なルールを破壊し、柔軟性のある会社を目指しているようです。

 まず、オフィスに特定の個人用の机はほとんどありません。従業員は毎朝出社すると、自分のロッカーからノートパソコン、ファイルや書類を取り出し ます。携帯電話も持って移動し、数人が同時に座れる豆型デスクの空いているところなら、どこでも好きなところに座って仕事ができます。

 毎日、不便でややこしいように感じるかもしれませんが、この「不便さ」は仕事の効率を上げるのにとても効果があるそうです。人間は、自分の居場所 が決まっていると、いらない物が増えたり、余計な書類がたまる傾向があります。自分に必要なもの以外、何も持たないことで、仕事が速やかに進むのです。

 もう一つ、このシステムの利点があります。これは米グーグル社でも同じような考え方を持っていますが、毎日、異なる社員と顔を合わせることで、社 員同士がコラボレーションする可能性が高くなるのです。
 例えば今日、たまたま隣に座った人が、以前に私が解決したことに悩んでいるとします。本来なら部署が違うので顔を合わせることもないですが、偶然にも隣 り合わせたきっかけで、手助けすることができます。それとは逆に、助けてもらうこともあるでしょう。トランプと同じように、良い結果を得るためには、カー ドをたまにシャッフルする必要があるかもしれないということです。

 また、この会社の最も興味深い特徴は、毎日、夜7時ちょうどにオフィスを消灯することです。過労死や残業を無くすために、特別な許可がない限り、 従業員全員を帰らせているのです。その結果、限られた時間で、どのようにして効率よく仕事を済ませるか、それぞれの社員が工夫するようになります。「残業 ゼロ」というキャンペーンはほかの企業でもよく見られますが、建前で終わるケースが多いのではないでしょうか。

 ユニクロが、なぜ残業を積極的に無くすことにしたのかを聞いてみると、「我々はこれからどんどん海外に進出するつもりですので、海外でのイメージ が良いように」という、ビックリする答えが返ってきました。

3.女性は男性より頻繁にオンラインショッピングを利用、MasterCard調査 (9.22 nikkeibp)
 MasterCard Worldwideのアンケート調査によると、女性は男性よりも頻繁にオンラインショッピングを利用する。過去3カ月間に6回以上オンラインショッピング を行ったインターネットユーザーのうち、57%が女性だった。

調査に参加した女性回答者の78%は、これまでオンラインショッピングを利用した経験があった。購入することの多い商品としては「洋服/アクセサ リー」(62%)、「書籍/美術品」(42%)、「化粧品」(39%)などが挙がった。

購入時に重視する点は「お値打ち感」(89%)がトップ。女性の61%はオンラインショッピングで衝動買いをしたことがあり、その理由として75% が「価格が安かったから」と答え、「オンライン限定商品だったから」(49%)を上回った。

女性は男性よりオンラインショッピングの頻度が高い一方、支出額は男性の方が大きい。支出額が過去3カ月間で100ドル以上に達する人は、女性が 72%なのに対し、男性は79%だった。男性は「家電/デジタル家電」(49%)、「CD/DVD/VCD」(43%)といった品目を主に購入するため、 衣料品などを主に購入する女性より支出が多くなるという。

女性回答者全体のうち、66%は、決済の安全性に対する懸念から過去3カ月間オンラインショッピングを利用していない。また62%が、実店舗で実際 に品物に触れて購入したいという理由で、オンラインショッピングを行っていない。

オンラインショッピングの満足度に関しては、女性の利用者が78%なのに対し、男性の利用者は84%だった。オンラインショッピングの改善すべき点 については、男女ともに74%が「支払いシステムのセキュリティ強化」を挙げた。

調査は日本、オーストラリア、中国、香港、インド、シンガポール、韓国、タイに住む男女4157人を対象に実施した。

4.NTTぷらら、東京国際映画祭の特集番組をネット配信、IPTV「ひかり TV」で(9.26 nikkeibp)
 NTTぷららは、10月18日から開催される「第21回東京国際映画祭」のもようを特集番組としてインターネット配信する「cyber TIFF on ひかりTV」を同月上旬に始める。テレビ向け映像配信(IPTV)サービス「ひかりTV」で、映画祭に関連したニュースなどを放送するほか、放送を見逃し た利用者向けに希望の番組を随時配信するビデオ・オンデマンド(VOD)サービスも用意する。提供期間は12月まで。

ひかりTVは専用受信機(STB)を接続したテレビに、NTTグループのNGNやFTTH回線を介して、多チャンネル放送やVODサービスを行う。

今回は多チャンネル放送のうち、NTTぷららの自主放送チャンネル「ひかりTV STYLE」が、毎日のニュース番組で映画祭を特集する。オープニングセレモニーをはじめ各種のイベント、舞台あいさつ、記者会見のもよう、上映作品の予 告編を放送する。映画祭の終了後に全体を振り返る総集編も予定している。上映作品のインターネット試写会も行うという。

5.シンビアンがオープン化へ、開発者の支持が成功の鍵(9.26  nikkeibp)
 フィンランドのノキアは2008年6月24日、Symbian OSを開発する英シンビアンの全株式を取得し、同時に「Symbian Foundation」を新設、全株式をSymbian Foundationに寄付すると発表した。Symbian Foundationは携帯電話会社やベンダー、サービス開発会社に対して、特許権使用料が要らない携帯電話プラットフォームを提供する。将来は、その OSを構成するソフトウエアをオープンソース化していくという。

Symbian Foundationは利益を追求しない非営利団体だが、ノキアがこの取り組みに7億9000万ドル(約866億円)も投資する背景には何があるのだろう か。そこには競合するプラットフォームの台頭と、ソフトウエアの急速なオープンソース化の流れがある。



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