週間情報通信ニュースインデックスno.659  2008/06/14

1.家庭のデジタルビデオカメラ所有率が4割超える、キヤノンが増加(6. 13 nikkeibp)
 マイボイスコムのアンケート調査によると、家庭におけるデジタルビデオカメラの所有率は43.6%で、2005年に行った前回調査の37.4%を上回っ た。現在「初めて購入したものを持っている」という人は27.3%、「買い替えたものを持っている」は16.3%だった。買い替えたものを所有している人 の割合は、前回から6.1ポイント増加した。

所有している製品のブランドは「SONY(ソニー)」が27.5%で最も多いが、前回からシェアが減少した。次いで「Panasonic(パナソ ニック)」が20.2%でほぼ横ばい、「Canon(キヤノン)」が3.4ポイント増の19.4%となった。

デジタルビデオカメラの利用頻度は「年に数回」が44%で最も多く、「月に1回」「月に2〜3回」がともに18.3%だった。利用頻度は全体に前回 より低くなった。

撮影対象は「小学生の子供」が30.4%でトップ。これに「自然」の28.1%、「夫または妻」の26.2%が続いた。撮影シーンは「家族旅行」が 62.7%で最も多く、以下「入学式・運動会などの学校行事」が56.0%、「誕生日・クリスマス・正月などのイベント」が44.6%となった。

2.ヤフーのヤンCEOが身売りを渋る本当のワケ(6.11  nikkeibp)
米ヤフー(YHOO)のジェリー・ヤンCEO(最高経営責任者)は忍耐の日々を送っている。既に1カ月以上、株主からの激しい突き上げを受けているのだ。 米マイクロソフト(MSFT)から出された475億ドルの買収提案に乗らなかったことが原因だ。

マイクロソフト側は、ヤン氏の頑な姿勢が5月3日の買収提案撤回の要因としているが、その姿勢は株主訴訟の中でも暴露されている。6月2日、高額の 解雇手当を含む“買収防止策”をヤフー経営陣が策定したことが、公表された訴状で明るみに出た。

翌3日、米著名投資家カール・アイカーン氏も突き上げる。ヤフー取締役会に意中の人材を送り込み、マイクロソフトとの合併話を復活させることを狙う 同氏は、訴状の中でも取り上げられたヤン氏の「マイクロソフトへの根深い敵意」や「保身的かつ利己的な振る舞い」が、買収話を帳消しにしたという非難を繰 り返した。

また、米ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューでアイカーン氏は、委任状争奪戦(プロキシーファイト)に勝利した暁には、ヤン氏を失脚に 追い込むつもりだと語っている。ヤフー株は同日、1株26.15ドルに後退。10月26日の33.63ドルから22%以上の急落となった。

3.あなたは、eat like a bird? それとも eat like a horse?(6.10 nikkeibp)
I beg your pardon.


「もう一度言っていただけますか」

 辞書を引くと、pardonは「恩赦」「許し」「容赦」と出てきます。直訳したら「あなたの許しを請う」となってしまい、意味がさっぱりわかりません。 聞き取れなかったときなどに使うフレーズだと習ったから、意味が理解できるわけです。
 つまり、覚えないといけないのですね。ちょっと面倒ですが、そんな覚えないといけない表現を今回も学習していきます。

 ちなみに、I beg your pardon は、かなり硬い表現です。使い方次第では、抵抗を示す表現にもなってしまいます。日本語でもそうです。「なんておっしゃいましたか」と使っ た場合、「上品な人だな」と思われる場合もあれば、いんぎん無礼だと思われる場合があります。それと同じです。

 実際に、反論に出る際に使う場合もあります。

I beg your pardon、but I can’t agree with your opinion.
「失礼ながら、私はあなたの意見には賛成しかねます」

 ですから、誤解を避けるために、
Pardon.
Sorry.
と簡単な表現を使って聞き返したほうがいいです。少々、しかめっ面をしながら言えば、バッチリです。

 次に、手紙や電子メールでよく出会うフレーズを2つご紹介します。

Please feel free to call me.

「自由を感じる」ではなくて、「お気軽に」とか「遠慮なく」という意味です。ですので、この文章の意味は、「お気軽に電話ください」となります。
 電話番号を付けるなら、

Please feel free to call me at 03-6811-●●●●.
です。電話番号の前に at を付けるのがミソです。

4.「N、Pの轍は踏まない」――中国携帯に参入するシャープの成算(6.13  nikkeibp)
シャープは2008年6月12日、中国の携帯電話市場に参入する意向を正式に表明した。日本市場で「AQUOSケータイ」として販売している機種を基に、 ソフトウエアを中国語化するなどの変更を加え、6月末にも販売を始める。

中国の携帯電話市場には、NECやパナソニック モバイルコミュニケーションズをはじめ、多くの日本メーカーが参入していたが、その後撤退を余儀なくされた経緯がある。シャープは、現地の携帯電話専売 チェーン店との協業により、在庫管理を徹底するなどしてリスクを軽減するとしている。年内にさらに2〜3機種を追加で投入し、2009年度の黒字化を見込 む。同日開催された携帯電話事業の説明会で、シャープ 常務取締役 通信システム事業本部長の長谷川祥典氏が明らかにした。

5.【Interop Tokyo】次世代ネットマーケティングは「今なら,ここなら,あなたなら」,慶大國領教授(6.12 nikkeibp)
 2008年6月12日,幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2008」で,慶應義塾大学総合政策学部の國領二郎教授が「ネットの進化とマーケティング」と題した特別講演を行った。

 インターネット関連技術の進化と利用者の拡大により,マーケティング活動の手法は日々変化している。これまで,ネットを新たなメディアやツールとして活 用する場面が多かったが,「今後はリアルの世界といかにネット関連技術を結合させてマーケティングに活用するのかという段階を迎えている」と國領教授は話 す。

 國領教授がテーマとして掲げたのは,「ユビキタスにカスタマイズされたマーケティング」。ネットを通じて得られる属性や閲覧履歴などの情報を活用して個 々人にカスタマイズした情報を提供するネットマーケティングは,ECサイトAmazonのレコメンド技術などで知られる。ここで國領教授が注目するのは, センサー技術の発達により,GPS搭載の携帯電話などがネットにつながることで可能になるマーケティング手法だ。

 ユビキタス社会の標語でもある「いつでも,どこでも,誰でも」は,「マーケティング観点からするとビジネスモデルを構築しづらく,これが今までのネット ビジネスの悩みだった」(國領教授)。不特定多数が利用できるためのシステム投資などでコストがかさむ一方で,ターゲットを特定できなければ能動的に利用 者の収益につながるような提案をしづらいためだ。

 しかし,個々人を識別するためのRFIDなどを組み合わせることで「いつでも,どこでも,誰でもに『今なら,ここなら,あなたなら』の提案ができるよう になる」(同)。

 GPSなど位置情報を特定する技術を活用すれば,たとえば宅配便の目的地を「このケータイに届けて」などといったサービスも可能になるとしている。 GPS技術は今後発展する余地が大きいため,個々人を識別するための技術を組み合わせることで,さらにリアルの世界で活用されうるサービスを進化させるこ とが見込めるという。

 注目されるクラウド・コンピューティングの影響で企業のシステム導入コストが低減すれば,無料あるいは低価格でサービスを提供できる環境が整い,それが サービス利用者の増加につながり,関連市場の拡大にも寄与するとの考えも示した。

 國領教授は,「ネット関連技術の進化で情報コストは安くなり,マーケティングはネットとリアルを結合したさまざまな手法が誕生している。これらをどのよ うに活用するかで,興味深い収益モデルが新たに成立する」(同)ことを強調した。
 


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