週間情報通信ニュースインデックスno.656   2008/05/24

1.08年4月のネット利用動向、滞在時間の増えるリッチコンテンツでPV 数が減少(5.23 nikkeibp)
ネットレイティングスは5月23日、2008年4月におけるインターネット利用動向調査結果を発表した。家庭用パソコンからの利用者数をみると、Web総 利用時間は9億2900万時間で、前年同月の7億8994万時間に比べ約18%増えた。一方、総ページビュー(PV)数は前年同月から3%減り804億 PVとなった。

2006年までは総PV数も総利用時間と同様に増加していたが、現在は総PV数が減少傾向にある。ストリーミングビデオやフラッシュコンテンツなど のリッチメディア、クリック操作の少ないAjaxなどが普及した影響で単一Webページに滞在する時間が長くなり、結果的にPV数だけが少なくなったと同 社は分析する。

1人当たりの月間平均PV数も2006年3月の2077PVがピークで、2008年4月は1667PVまで低下した。 なお、同社はインターネット 利用動向が変化しているとし、Webサイトの重要度指標としてPV数と利用時間の両方を使う必要があると指摘している。とりわけオンライン広告メディアに とっては、広告の露出時間と連動する料金体系の検討が当面の課題という。


2.総務省の3.9G作業班、KDDIとソフトバンクが3.9G戦略を説明(5. 23 nikkeibp)
総務省は2008年5月22日、100Mビット/秒超の速度を可能にする3.9世代携帯電話(3.9G)導入に向けて技術的条件を専門的に調査するIMT -2000高度化作業班の第2回会合を開いた。第1回の会合に引き続き、携帯電話事業者や端末メーカーが3.9Gで想定されるサービス像や各社の取り組み についてプレゼンを実施。第2回会合に登場したのは、KDDI、ソフトバンクモバイル、日立製作所、富士通、シャープ、ソニーの6社である。

4月末の決算発表時に3.9G規格として、W-CDMAの延長技術であるLTE(long term evolution)の採用を示唆したKDDIは、今回はどの技術を採用するのかを明確にしなかったものの、3.9Gの必然性と導入に対する考え方を披露 した。携帯電話のトラフィックは今後、指数関数的に増大することが予測されるため、「周波数の利用効率を引き上げるためには3.9Gの活用が必要」 (KDDI 技術渉外室電波部企画・制度グループの菅田明則担当部長)とした。導入に向けた利用周波数帯域幅としては、「3.9Gでは既存の3Gよりも幅広い帯域を使 えるので、まず片方向10MHz幅を基本に技術的な検討を進めるべきでは」(同)という考えを見せた。

3.Google,協業サイト構築アプリ「Google Sites」を正式リリース (5.23 nikkeibp)
米Googleは米国時間2008年5月21日に,グループでWebサイトを共同構築するためのアプリケーション「Google Sites」を正式公開した。今年2月より,企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の顧客を対象に限定的に提供していたもので(関連記事:Google,協業サイトを手軽に構築できる「Google Sites」を発表),今後はすべてのユーザーに対して無料で提供する。

 ユーザーは「http://sites.google.com/[任意の文字列]」のアドレスで自身のサイトを開設し,手軽にさまざまなWebページを 作成できる。ドキュメント,写真,ビデオ,カレンダ,プレゼンテーション,添付資料やテキストなど,各種情報を一カ所に集め,家族,学校のクラス,コミュ ニティや,プロジェクト・チームから会社全体の規模で,共有および編集,閲覧することが可能。HTMLの知識やWebデザインのスキルも不要だという。

 開設したWebサイトは,全体に公開することも,ページの編集や閲覧に参加できるユーザーを限定することも可能。ビデオ共有サイト「YouTube」や オンライン・オフィス・アプリケーション「Google Docs」といった他のGoogleサービスのコンテンツをはじめ,さまざまなファイルを手軽に組み込める。

4.NECが無停止サーバーの新製品を発表、今秋には仮想環境にも対応 (5.22 nikkeibp)
NECは2008年5月22日、無停止サーバー「Express5800/ftサーバー」シリーズの新製品を発表した。最新型のクアッドコアXeonプロ セサを搭載することで、従来機に比べて処理性能を20%向上させた。Windows Server 2003 R2,Enterprise Editionをプリインストールしている。今年9月には米ヴイエムウェアの仮想化ソフト「VMware ESX」もサポート対象にする。

 ftサーバーは耐障害性を高めるため、プロセサやメモリーなど主要なハードウエアを二重化している。専用の二重化制御チップ 「GeminiEngine」を搭載しており、データ同期といった二重化処理のためにプロセサの負荷が高まらない点が特徴だ。

 今回投入した新機種では、「Active Upgrade」と呼ぶOSのメンテナンス作業を軽減する新機能を備えた。Active Upgradeは二重化してあるモジュールの片方だけを動作させてOSの修正プログラムを適用できる機能で、動作検証をしながらOSをメンテナンスでき る。修正プログラムの種類によるものの、基本的には修正プログラム適用後にサーバーを再起動する必要もない。

 価格はXeon E5405(2.0GHz)プロセサとメモリー2Gバイトを搭載した「Express5800/320Fd-LR」が138万円から。Xeon E5450(3.0GHz)を搭載した同「320Fd-MR」が216万円から。いずれも6月10日から出荷する。


5.ドコモのホームエリア向けサービス第1弾、外から携帯で自宅コンテンツを視聴可 能に(5.23 nikkeibp)
NTTドコモは2008年5月22日、自宅パソコンに保存した動画や音楽ファイルなどを、携帯やパソコンを使って外出先から視聴できる「ポケットU」を発 表した。6月6日からサービスを開始する。利用料金は月額525円。同社は2008年4月末の決算発表時に、第1四半期(4月〜6月)にホームエリア向け サービスを開始すると宣言していたが、今回のポケットUは「その第1弾」(NTTドコモ)。5月27日に予定する端末発表会で第2弾のサービスも発表する という。

ポケットUは、外出先の携帯電話などから自宅パソコンのフォルダにアクセスし、動画や静止画、音声ファイル、文書ファイルなどを閲覧できるサービス。携帯 電話では、iモードメニューから「ポケットU」メニューを選択することで、指定したフォルダに保存した自宅パソコンの各種ファイルがメニュー表示される。 ポケットUを利用するには、あらかじめ自宅パソコンに専用ソフトをインストールし、ブロードバンド回線を経由してパソコンとドコモのネットワークとを VPN(仮想閉域網)接続しておく必要がある。ブロードバンド回線は、VPNが利用できるタイプであれば制限はない。


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