週間情報通信ニュースインデックスno.606 2007/05/19

1.グーグルの次のテーマは「ユニバーサル検索」、第一弾の機能を公開(5.18 nikkeibp.jp)
米グーグルは2007年5月16日(米国時間)、「ユニバーサル検索」と呼ぶ構想を明らかにした。インターネット上に存在する多種多様な情報を横断的に検索し、ユーザーが求めるものをまとめて提供することを目標としている。その第一弾として、文字や画像、動画、地図など多様な情報を一度に検索できる新しいユーザーインタフェースを公開。一つのキーワードを入力して検索を実行すれば、さまざまな種類の情報が一つの画面にまとめて表示される。

グーグルは、ユニバーサル検索のビジョンを、「すべての情報の内容を検索し、それらの重要度をリアルタイムに分析し、ユーザーが求めている情報を一つのまとまった形で提供すること」と説明している。現在は、テキスト、画像、動画など、情報の種類ごとに異なった検索メニューを利用しなければならない。これを改善し、一度検索を実行するだけで、データの種類にかかわらずユーザーの求める情報を的確に探し出すことを目指しているわけだ。

2.コピー代を削減すれば、残業代がなくなる(5.18 nikkeibp.jp)
 売り上げを増やすのは難しい。だから、利益を増やすのはもっと難しいとお考えではないでしょうか。それは違います。利益を増やすのは、とても簡単なこと。コストを削減すれば、削減しただけ利益は増えるのです。何とも簡単な理屈ではないでしょうか。

 ここまで読んで、「そんなことは言われなくてもわかっている」とお怒りになる方も多いでしょう。「わかっているけど、うまくいかないことこそ問題なのだ」と。私が代表を務めているコスト削減総合研究所は、コスト削減を専門におこなうコンサルティング会社ですから、多く企業がコスト削減に失敗している現状については熟知しているつもりです。その理由もわかります。ほとんどの場合でいえるのは、「効率的かつ継続的にコスト削減を行うためのコンセプトと方法論が欠如している」ということです。

 コスト削減は会社の利益に直結する重要なテーマです。事実、代表的コストである「人件費」については、経営者は重要な経営課題ととらえているはずです。原材料などの調達についてもしかり。けれど、「コストの森」を見渡せば、人件費や材料費といった以前から生えている成長の遅い大木の周りに、知らぬ間に勢いよく背を伸ばしてきているエネルギーコスト、オフィスコスト、オペレーションコストといった木々があるはずです。けれど、企業の利益を直接的に左右するそれら木々の存在をしっかりと認識し、それをいかに剪定すべきかという問題意識を常にお持ちの経営者は、意外に少ないように思います。

 ある機械製造・販売会社の話です。その会社では、カラーコピー代だけで月に40万円を超える金額を支払っていました。コピー機は各部署にあり計4台。そのすべての使用頻度が月を追うごとにどんどん増えているのです。それでも普通の経営者なら、見過ごしてしまうかもしれません。気付いたとしても、「無駄なコピーに注意!」といった張り紙を出すよう指示するくらいでしょう。けれど、この会社の新社長は違いました。この問題を「氷山の一角」と捉え、大ナタを振るいます。3台をすぐに撤去し、1台だけにしたのです。現場は「会議資料が間に合わない」「顧客プレゼン用の資料が約束の時間までに揃えられない」といった苦情の嵐。しかし、現場の「せめてもう1台」という声を聞いても新社長は頑として首を縦には振りませんでした。

 そのうちに、営業部門では「プレゼン資料は最大2枚まで」と言うルールができました。さらには「プレゼンは紙を使わずにプロジェクターで。先方に置いてくるのは資料1セットとデータだけに」との意見が出され、これも採用されました。こうして、カラーコピー代は以前の1/4になったのです。

それだけでなく、会議も大きく変わりました。資料が持ち込まれなくなった代わりに、会議の前に1枚の回覧版が参加者予定者全員に回るようになったのです。内容は、議案、発表者と説明のための所要時間などが書かれた表紙と、「1議案につき最大1枚」と決められた報告・決裁内容の説明書です。参加予定者は回覧を見て、気になる箇所は事前に手帳等にメモして会議に臨みます。こうした仕組みによって、会議時間は以前と比べる意味すらないくらい短縮されました。残業時間に食い込む会議はゼロになり、会議の回数、参加者の総数も確実に減りました。「今までは何だったの?!」と新社長を嘆かせるほどでした。

 こうした変化の積み重ねで、全社の総残業時間は大幅に減っていました。会議の時間が減っただけでなく、プロジェクターを使うようにしたことで企画書や提案書の共有化が進んだのです。残業が減れば、当然のことながら会社の収益も伸びます。これもあって、同社は大手同業他社と比べても高い水準の給与を払いつつ、倍近い経常利益率を達成したのです。

 私が訴えたいのはこのことです。つまり、「コスト削減には売り上げを伸ばすのと同じ、あるいはそれ以上の価値がある」ということ。

3.オフィスワーカーの居場所を把握して会議招集、コクヨオフィスシステムとNTTドコモ(5.18 nikkeibp.jp)
コクヨオフィスシステム(KOS)とNTTドコモは、オフィス内の携帯電話機所有者の位置情報を把握するシステム「WPS」(Wireless LAN Presence System、仮称)の効果的な活用方法を検証するための共同実験を開始した。

WPSとグループウエアを連携させると、携帯電話機の位置情報から所有者の居場所を特定し、メンバーが座席に戻った時点で会議を招集することなどが可能だ。位置情報の履歴から、フリーアドレス席や会議室などの実際の稼働率を把握することもでき、オフィスのレイアウトを変更する際の判断材料にもなる。

実験の模様は5月21日から6月下旬まで、KOSのオフィス兼ショールーム「霞が関ライブオフィス」で一般公開する。WPSは、オフィス内に設置した無線LANの測位ユニットとサーバーによって、無線LAN通信機能を持つ携帯電話機を所有する人の位置を把握するシステム。NTTドコモが開発した。実験に使用する携帯電話機は、NTTドコモの「FOMA」のうち、無線LAN通信機能を持つ機種。

4.ニフティがPC版の“プロフ”サービス「アバウトミーβ」を開始(5.17 nikkeibp.jp)
ニフティは2007年5月17日、自分のプロフィールや興味を持っているサービス、コンテンツなどを集約できるプロフィール公開サイト「アバウトミーβ(ベータ)」を開始した。

携帯電話を使う中高生の間で流行っている、俗に言う「プロフ」のパソコン版。利用者自身のマイページにはプロフィール、自分を象徴する単語のタグ、自分が書いているブログや撮影した写真などを登録できる。自分が気になるブログのフィードを取り込んで新着記事を表示させることもできる。Q&A 機能も搭載し、ニフティやユーザーが作る質問に答えていくことで、その答えがプロフィール内に蓄積される。アバウトミー登録者同士でメッセージを送ることも可能。自分のブログにブログパーツとして名刺大の画像を貼り付けておけば、そこからプロフィールにリンクできる。ブログパーツを通じて自分のプロフィールページに訪れたユーザーがアバウトミーを利用していれば、どんなユーザーが自分のブログに訪れたかを把握できる足あと機能もある。

5.企業ネットワークの構成図をエージェント・レスで自動生成するソフト、理経が出荷(5.17 nikkeibp.jp)
理経は,ネットワークの構成図すなわちどのようなサーバー機や各種デバイスがどのようにつながっているのかを把握するためのソフト「Insightix Discovery」と,不正なデバイスをアクセス制御によって排除するソフト「Insightix NAC」を,2007年7月1日に出荷する。価格は,未定。開発会社はイスラエルのInsightix。理経はInsightixの販売代理店として同社製のソフトの取り扱いを開始した。

Insightix Discoveryは,ネットワークのトポロジ・マップを自動作成するソフトである。ネットワークを構成するサーバー機やネットワーク機器といった各種デバイスのつながりを把握できる。デバイス側に特別なソフトを必要としないエージェント・レス型で情報を収集する。情報収集の仕組みは不明であり,非公開。一方のInsightix NACは,設定したセキュリティ・ポリシーに合致しないデバイスによるネットワーク接続を制御するセキュリティ・ソフトである。

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