週間情報通信ニュースインデックスno.92 2007/02/10

1.ネットを流れるメールの7割は迷惑メール、アスキーアートを使うケースも(2.9 nikkeibp.jp)
 米Symantecは2007年2月7日(現地時間)、ワールドワイドにおける迷惑メール(スパム)の流通状況をまとめたレポートを発表した。それによると、インターネットを流れる全メールのおよそ7割が迷惑メールであるという。

 Symantecは2007年1月以降、同社がインターネット上に設置した観測システムのデータに基づいて、迷惑メールの流通状況や特徴などを集計し、「The State of Spam」というレポートにまとめ毎月初めに発表している。今回公表されたレポートは、2007年1月中の状況をまとめた「2月号」。

 そのレポートでは、2007年1月中にインターネットを流れたメールの69%が迷惑メールだったとしている。2006年12月は全メールの80%が迷惑メールだったので若干減少しているものの、依然“高水準”だ。

 迷惑メールの内容としては、投資や土地の購入、株取引などを勧める「金融関連」が最も多く、全体の4分の1を占める。次いで、時計やソフトウエアの海賊版などを宣伝する「製品関連」、医薬品や健康食品などを宣伝する「健康関連」が、それぞれ23%だった。「アダルト関連」は意外に少なく4%。レポートによると、アダルト関連の迷惑メールは、ここ数カ月で激減しているという。

 また、迷惑メール全体の30%が「画像スパム(Image Spam)」だった。画像スパムとは、製品やサービスなどの宣伝文句を画像ファイルにして添付する迷惑メール。画像スパムの目的は、迷惑メールフィルター(迷惑メールをブロックする製品)を回避すること。

 迷惑メールフィルターの多くは、メールの本文に書かれている単語や文章を、迷惑メールかどうかを判断する材料の一つにする。このため画像スパムでは、本文に何も書かないか、宣伝とは無関係の文章を書いておく。そして、宣伝文句はメールに添付した画像ファイルに記述する。こうしておけば、メール中の単語や文章をチェックしても、迷惑メールであることは分からない。

2.第19回 素面男子−なぜ「飲む、打つ、買う」?意味わからないです(2.9 nikkeibp.jp)
深澤 真紀

 U35男子に対して、「とにかく今の若いやつらは酒を飲まない。面白くない」と、嘆く人は多いようです。
そんな、酒席に参加しなかったり、参加しても酒をあまり飲まない彼らを「素面男子」と名づけます。
酒もたばこもギャンブルも、お金払う意味が見いだせない

 素面男子は酒を飲まないだけでなく、たばこ、コーヒー、ギャンブル、風俗などの嗜好にあまり興味がありません。
 「飲む、打つ、買う」という言葉さえ聞いたことがない男子が多いのです。
 彼らが誕生したのにはいくつかの理由があります。
 まず、酒席に参加しないのは、プライベートまで会社の上司と一緒にいるのがイヤだからです。ましてワケの分からない自慢をされたり、説教されるのはお断りです。
 それならば友達や彼女と過ごすか、1人で過ごす方がずっといいのです。

 ギャンブルや風俗にお金を使わないのは、お金を使ってまでそんなことをすることの「意味がわからない」から。
ギャンブルするくらいなら、パチンコも麻雀も競馬もゲームソフトで十分です。

 風俗に行くくらいなら、アダルトサイトやアダルトビデオも充実していますし、ナンパか出会い系で女の子に出会った方がお金もかかりません。
酒やたばこやコーヒーを飲まなかったりするのは、彼らが臭いものが苦手だから。

 小さな頃から水洗トイレで育ち、消臭グッズに囲まれて、清潔に育ってきた彼らは、匂いに敏感なのです。

リフレッシュしたい素面男子

 素面男子にとっての嗜好と上の世代との差は、以下のような感じです。

 居酒屋→ファミレス
 たばこ→フリスク
 コーヒー→紅茶
 ギャンブル→ゲーム
 風俗→アダルトサイトや出会い系

 彼らにとっては、嗜好品(栄養を取るためでなく、その人の好みによって味わい楽しむ飲食物、コーヒー・タバコ・酒など)よりも、リフレッシュメント(refreshment、元気を回復させること)が大事なのです。

3.「まな板の鯉」日興に試練(2.6 nikkeibp.jp)
日興コーディアルグループの不正会計問題で、外部識者による特別調査委員会(日野正晴委員長)が、「グループ内の利益操作が意図を共有する関係者によって組織的に進められた」とした報告書をまとめた。監理ポストにある日興コーディアル株式が上場を維持できるか重大局面を迎える。

東京証券取引所は不正があった2年分の有価証券報告書の訂正報告書を見てから上場維持の是非を判断する。日興の生殺与奪を握る、その東証の首脳が吐き捨てた。

「株式市場に混乱を来すから、とにかく監理ポストを解除してください、元に戻してくださいと言うんだ。自己中心的な会社だよ、全く」

焦る日興は東証に繰り返し懇願してきたが、それが逆に東証の心証を害しているようなのだ。日興の訂正報告書提出は2月末の予定で、東証の判断はその先。「まな板の鯉」の日興に、時間という敵も忍び寄る。

4.ジャストシステムが無料ブログ・サービスを開始、xfy Blog Editor対応(2.9 nikkeibp.jp)
ジャストシステムは2月9日、無料のブログ・サービス「ジャストシステムブログサービス」を開始した。「同サービスを通じて、個人の情報発信を支援するだけでなく、ユーザーの意見を新製品/サービスの開発に反映させていく」(同社)としている。

サービス開始時には、公式ブログとして弁護士やファイナンシャル・プランナー、記者、コンサルタントなど各分野の専門家によるコンテンツを用意する。またジャストシステム社員のブログを開設し、ユーザーとの交流を図る。

同サービス開始にあたり、ブログ編集ソフト「xfy Blog Editor Trial Pack」最新版の無償ダウンロード提供を行う。xfy Blog Editorは、パソコンのローカル環境でブログの記事を作成、保存し、外部のブログ・サービスに投稿することが可能。写真の配置やフォントの設定などをワープロ感覚で編集できる。最新版では、従来の対応ブログ・サービス「MovableType」「TypePad」に加え、新たにジャストシステムブログサービスや「ココログ」「FC2ブログ」「SeeSaaブログ」への投稿を可能にした。

同社は、「当社のアプリケーションとインターネット・サービスを組み合わせた新しいブログ・サービスの実現を目指す」としている。

5.LinuxとWindowsを比べた場合,安定性や安全性が優れるのはどちらですか(2.8 nikkeibp.jp)
 客観的に安定性や安全性の優劣を考えるとき,それらについての調査レポートを見るのが普通です。これは安定性や安全性だけではなく,高速性やコストという点でも同じですね。

 ところが,これらの調査レポートを見ると分かりますが,調査対象が同じレポートであっても,全く矛盾した結果になっていることが少なくありません。ある調査レポートにはLinuxが優れていると書かれ,別の調査レポートにはWindowsが優れていると書かれているわけです。これはどちらかが嘘(うそ)をついているのではなく,調査する時の尺度や条件がさまざまであるため,異なる結果になっています。米Microsoft社の「Get the factキャンペーン」はいろいろな異論反論があるわけですが,少なくともあのキャンペーンの根拠となったレポートは,事実を述べていたのではないかと思います。

 オープンソースの世界での一般論を見ると,「LinuxはWindowsよりも安定でバグも少なく安全」という意見が大勢を占めています。確かに最近のLinuxは致命的なバグが少なく,またセキュリティ・ホールなどもすぐ修正されることが多いので,安定性や安全性が高そうにみえるのは確かです。セキュリティ関係の緊急情報を見ても,Windowsの方には「なんだこりゃ」と思えるものが多く,いろいろ不安を感じることが少なくありません。

 しかし,セキュリティ関係の統計(クラックされたサーバーとそのOSなどの統計)を見る限り,Linuxサーバーへのクラックは,そのシェアを考慮に入れると,特別に少ないとはいえないのが実状です。

 安定性についても,最近のWindowsでは大規模基幹業務での実績が増えつつあります。これらを見ると,「Windowsはなかなか健闘している」とさえ思います。もちろんこれも統計の取り方や条件の違いがあるので,そのままうのみにできるものではないので注意が必要ではありますが。

 ただ,最近のLinuxへのクラックの傾向や手口をみると,ソフトウエアそのもののセキュリティ・ホールを狙った攻撃よりも,設定の甘さとか,利用者管理の甘さを狙った攻撃が多いようで,そのことを考えると,OS自身の堅固さというのはあまり関係ないように思えます。

 今や安定性や安全性はOS自身がどうこうという問題ではなく,それを管理する人や,使っている人の意識やスキルによる部分が大きくなっているといえます。ですから,「OSの安定性や安全性」とは,「安定性や安全性の高いOS」という観点ではなく,「安定性や安全性を高くしやすいOS」という観点で見るべきでしょう。

「安定性や安全性を高くしやすい」ということの要素としては,基本的な安定性や安全性だけではなく,

・そのOSへの「慣れ」
・情報の入手しやすさ
・目的とした業務への適合

といったことが挙げられるでしょう。

 
 

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