週間情報通信ニュースインデックスno.577 2006/10/21

1.NHKやフジテレビなど国内23団体,YouTubeから動画ファイル3万件を削除させる(10.20 nikkeibp.jp)
NHKやフジテレビジョン,日本音楽著作権協会(JASRAC)など国内の放送局や著作権管理など23団体は10月20日,米国の動画共有サービス「YouTube」から著作権侵害の動画ファイル2万9549個をYouTube社に削除させたと発表した。

23団体は10月2日から6日までを「YouTube対策強化週間」と定め,YouTube社に対して著作権侵害の動画ファイルを削除するように要請した。YouTube社はこれに対し,動画ファイルの削除を要請する専用ソフト「コンテンツ・バリデーション・ツール」を各団体に配布したという。各団体は同ツールを通して削除要請を行った。YouTube社は直ちに削除に応じた。

2.「金ではなく、広告ですらない」、グーグルが語る買収の本当の狙い(10.20 nikkeibp.jp)
グーグル(Google)の最高経営責任者(CEO)のエリック・シュミット氏が米ユーチューブ(YouTube)買収についてフィナンシャル・タイムズのビデオインタビューに答えている。

フィナンシャル・タイムズ(FT):最近のビジネスニュースは明らかに、グーグルのユーチューブ買収です。なぜユーザーが作るビデオがグーグルにとって16億5000万ドル(約2000億円)もの価値があるのでしょう。

エリック・シュミット:金銭面については簡単な話です。グーグルには世界最高と思われる広告システムがあるので、それを利用し、いずれユーザーがユーチューブで行っていることのすべてからかなりの事業を築けるからです。しかし、本当の理由は金ではなく、広告ですらありません。動画は、インターネットにおける新たな種類のメディアのうち最も重要なものの一つになる、ある程度は既にそうなっていると考えたからです。

ますます多くの人が、アイディアを伝えたり製品を売ったり思い出を記録したりするのに何らかの動画を利用するようになりますし、われわれが慣れ親しんでいる既存のテレビ番組などの多くが結局はインターネットで見られるようになるでしょう。

3.番号ポータビリティ、開始10日前の利用意向は8.9%(10.20 nikkeibp.jp)
インフォプラントは、10月24日から始まる携帯電話の番号ポータビリティ制度(MNP)についてユーザーにアンケート調査した結果を発表した。それによると、開始10日前時点におけるMNPの利用意向は8.9%だった。これに対し、「キャリアを変更したくない」という回答は70.2%と最も多く、次いで「分からない」が21.0%だった。

MNPの利用意向があるユーザーに、どのキャリアに変更したいかを尋ねたところ、「KDDI」という回答が50.4%で最も多かった。以下「NTTドコモ」(20.0%)、「ソフトバンク」(19.1%)と続いた。まだ決めていないという回答は10.4%あった。

これらのユーザーがキャリア変更を望む理由をみてみると、現在NTTドコモに加入しているユーザーでは「基本使用料を抑えたいから」という回答が 48.1%で最も多かった。KDDIのユーザーは「気に入ったデザインや色の端末を使いたいから」と「通話料金を抑えたいから」がともに40.7%で最多。ソフトバンクのユーザーでは「通話料金を今よりも抑えたいから」(35.3%)に次いで、「今使っている電話会社は通話・通信エリアが狭いから」(32.4%)が多く挙がった。

調査は10月13日―16日の期間、インターネット上で実施した。有効回答数は1300。

4.写真で分かる、VMware初のパラ・バーチャライゼーション(10.20 nikkeibp.jp)
米VMware社は2006年9月,新しい仮想化ソフトのプレビュー版「Technology Preview for Transparent Paravirtualization」を公開した。これは同社初の「パラ・バーチャライゼーション」対応の仮想化ソフトである。どのようなソフトウエアなのかを,Linux上での動作画面を交えて検証する。

VMware社は,仮想化ソフト専業のソフトウエア・ベンダーである。1999年からさまざまな仮想化ソフトを開発,販売してきた。2005年にはデスクトップ用途に向く「VMware Player」,2006年にはサーバー用途に向く「VMware Server」を相次いで無償提供し,仮想化ソフトの認知度向上に努めている。

VMware Playerや同Serverにより,Linux上でWindowsを動かしたり,Windows上でLinuxを動かしたりできる。Windows(ホストOS)上にVMware Playerをインストールし,その上で各種Linuxディストリビューション(ゲストOS)を動作できるわけだ。VMware Player上のLinuxディストリビューションは特別なものではなく,日経Linuxの付録メディアに収録したものをそのまま使える。このように,ゲストOSに手を加えずに仮想化できる手法を「フル・バーチャライゼーション」と呼ぶ。

Linux上で使える仮想化ソフトとして注目を集めているのが,オープンソースで開発が進む「Xen」である。既に,米Red Hat社のRed Hat Enterprise Linuxや同社が開発に協力するFedora Core,米Novell社のSUSE Enterprise Linux Server 10などで標準採用されている。Xenにも条件付きながらフル・バーチャライゼーション機能が備わるが,特徴的なのはパラ・バーチャライゼーション機能の方だ。

 パラ・バーチャライゼーションでは,フル・バーチャライゼーションとは異なり,ハードウエアのエミュレートは行われない。このため,仮想化ソフトのオーバーヘッドが少なくなる。VMware Playerでは一般に20%から30%程度のオーバーヘッドが生じるが,Xenのパラ・バーチャライゼーションでは通常10%以下と少ない。

 ただし,パラ・バーチャライゼーションには,ハードウエアのエミュレーションを実行しない代償として,ゲストOSに手を入れる(ゲストOSとして使えるように改造する)必要がある。このため,Xenのパラ・バーチャライゼーションでは,LinuxをはじめとするオープンソースのOS以外は利用しにくい。

5.東京ガスなど、家族での利用に特化したSNS構築サービスを開始(10.19 nikkeibp.jp)
サンロフトと東京ガスは10月18日、家族での利用に特化したソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)構築ASP「nanotyFamilies(ナノティー・ファミリーズ)」を開始した。30歳代の男女を中心とする世帯に向け、家族内のコミュニケーション機能や生活関連コンテンツを提供する。

サンロフトの小規模SNS構築ASP「nanoty(ナノティー)」をもとに、サービスメニューを家族利用向けにカスタマイズした。コミュニケーション機能には、掲示板(BBS)や写真アルバムをはじめ、子供の誕生日や結婚記念日などを記録するカレンダ、共有ブックマーク、誕生日プレゼントなどの候補商品リストを用意する。

アルバムやブックマーク、プレゼント用商品のリストなどは、ほかの家族に公開することも可能。データを共有することで、たとえば人気の高いプレゼント用商品をカテゴリ別に探せるという。

生活関連コンテンツとして、東京ガスの保有する料理レシピ、食に関する豆知識、美容/健康に関する入浴法、省エネルギー/節約アドバイスなどを提供する。コンテンツはこのほか順次拡充していくという。
 
 
 

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