週間情報通信ニュースインデックスno.551 2006/04/15

1.「シェア回復の陰に売り場改革あり」、キリンビール加藤壹康社長(4.13 nikkeibp.jp9
キリンビールがアサヒビールを市場シェアで逆転した。4月12日に発表されたビール系飲料(ビールと発泡酒、第3のビールの合計)における2006 年第1四半期(1ー3月)の市場シェアは、キリンが38.4%だったのに対し、アサヒが36.0%。キリンは6年ぶりに第1四半期のシェアでアサヒを抜いてトップに返り咲いた。

3月末にキリンの社長に就任したばかりの加藤壹康氏は就任直後、日経情報ストラテジーのインタビューに応じた。昨年大ヒットした第3のビール「のどごし<生>」をイメージした黄色のジャンパーを着こんで取材現場に現れた加藤社長は、「2002年から続けてきた売り場改革が、ようやくここに来て顧客の支持を集め始めた」と語った。今後は「グループ全体が一体感を持って攻めに転じ、絶えず前進する。(シェアが逆転しても)油断や慢心は禁物」とした。

キリン躍進の陰には、同社がグループ全体の営業インフラに位置づけている情報共有システム「キリノロジー」の進化がある。

キリンは営業現場の様々な情報や気づきを素早く収集して全国の拠点に横展開するためのキリノロジーを、2003年7月に稼働させた。ただし、当初は機能満載な欲張ったシステムだったため、営業現場からは「入力が難しい」「素早く転送できない」といった使い勝手の悪さを指摘され、なかなか利用が進まなかったという。

そこで2005年夏に大幅な改良を加え、その後も細かな修正を続けてきた結果、今では毎月2000件、1日にして100?130件の「トピックス」の書き込みが現場の営業担当者から自然に集まるようになった。

トピックスを書き込んでいるのは、小売店の売り場を回り、店員と一緒になって売り場を作っているキリングループの現場の営業担当者たち。1日100件の書き込みは、イコール、1日に100件集まる「現場の知恵」なのだ。

 「お客様にこんなお勧めをしたら売れた」「こんなPOP(店頭販促)広告を付けたら反響があった」「テレビコマーシャルに似せた売り場を作ったら商品の動きがよくなった」など、キリノロジーへの書き込みは多岐に渡る。こうした成功事例はキリノロジーを介して瞬時に全国の拠点に伝わり、良いものはすぐに真似してどんどん売り場に広げていく。北海道の事例が明日には九州でも実現したり、その逆もあったりする。  なかでも、これだけは営業担当者全員が見ておいたほうがよいという「使える」トピックスは、キリノロジーを運営する営業開発部が「必見」として選別。 キリノロジーの画面の一番目立つところに掲載する。

2.ローソン、06年2月期の連結決算、最終益220億円で過去最高に(4.13 nikkeibp.jp)
ローソンは4月12日、2006年2月期の通期連結業績を発表した。最終利益は前年度比7.8%増の220億2500万円で、過去最高益を更新した。主力のコンビニエンスストア・チェーン事業でロイヤリティ収入が増加し、金融事業を手がける子会社、関連会社も貢献した。売上高は同5.4%増の 2680億5800万円。コンビニエンスストア・チェーン事業は、既存加盟店の売上げが減少したが、子会社「ナチュラルローソン」などの新型店を含む新規加盟店数の拡大で増収を確保した。またローソン店舗向けの現金自動預払機(ATM)事業を手がける子会社「ローソン・エイティエム・ネットワークス」が、取り扱いATMの台数の増加により収入を伸ばした。

3.NTTデータが内部統制強化の支援サービスを提供開始(4.13 nikkeibp.jp)
NTTデータは通称「日本版SOX法」の施行をにらみ,企業の内部統制強化を支援するサービスを4月13日から開始する。同日の記者会見で発表した。NTT(グループ持株会社)はニューヨーク証券取引所に上場しており,グループ全体で米SOX法(サーベインズ・オクスリー法)に向けた社内体制の整備を進めてきたという。NTTデータはこのノウハウをサービス化し,提供する。顧客として主に想定しているのは,多数の子会社・関連会社を傘下に置く大規模な企業グループである。

同社のサービス・メニューは大きく,事前調査と統制体制の計画支援,業務プロセスの改革支援,システム構築の三つからなる。サービスの基本的な方針としては,まずグループ各社の業務プロセスについて,グループ内で標準化・集約化できる部分を抽出。そしてグループ内における各種コード体系をできる限り共通化し,情報システムで一元的にデータの流れをモニタリングできるようにする。「内部統制の仕組みの定着化を促すために,システムの運用プロセスの整備にまで踏み込む」(山口重樹法人ビジネス推進部長)という。

4.米グーグル、新サービス「Google Calendar」を試験公開(4.13 nikkeibp.jp)
米グーグルは4月12日、オンラインでスケジュールを管理できる「Google Calendar」を試験公開した。
メニュー自体はまだ英語だけだが、スケジュールの入力や表示は日本語でも可能。日本独自の休日なども表示できる。
Google Calendarでは、日、週、月単位でスケジュールを表示できる。個人のスケジュール管理だけでなく、スケジュールの共有機能も備える。スケジュールを伝えたい相手に、Google Calendarからメールを送って、伝えることもできる。

5.三菱東京UFJ銀行とKDDIが新銀行の設立を検討(4.13 nikkeibp.jp)
三菱東京UFJ銀行とKDDIが、新銀行の設立に向けた検討を進めていることを認めた。4月13日付の一部報道で、「両社が来年にも携帯電話での決済に特化した銀行を設立する」と報じられたことに対する本誌の問い合わせに、両社とも「正式に決まった事実は何もないが、様々な方向で検討を進めている」(広報)と回答した。

新銀行は、KDDIが展開する「au」の利用者向けに、携帯電話での決済サービスを提供する。auの利用者があらかじめ新銀行に口座を開設していれば、携帯電話でECサイトなどにアクセスして代金を支払う際の操作を簡単に済ませられるようにする。
 
 

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