週間情報通信ニュースインデックスno.546 2006/03/11

1.ライブドアのビジネスは10億枚の株券販売だった(3.10 nikkeibp.jp)
 ライブドア事件の本筋は、政治家そして、MSCBでニッポン放送買収の資金800億円を出したリーマンブラザーズ・アジアリミティッド(所在地:香港)や他の外資ファンドとの関係です。 引き受け先(リーマン等)にとって株価下落リスクは少なく、他の株主にとっては、転換される新株数の増加によって利益が希薄化する可能性があるものです。

資金繰り難の会社が発行することも多く、転換社債の引き受け元が空売りをして株価を意図的に下げ、転換する株数を増やことがあります。MSCBは悪用すれば、株主の利益を食うことがあります。 いずれにも「怪しさ」がからみます。しかし、現在までの摘発の展開を見るとそこまでは明らかにならない感じもしています。

ライブドア事件は、2001年の株式分分割を認めた商法改正、そして個人株主をふやすための証券の制度改定、規定の「ぬけ穴」をぎりぎりまで利用したものです。
「普通は、名誉ある上場会社ならそこまではやらない」というところを、犯罪と認定されないだろう、チェックから漏れるだろとうという判断によって「気楽に」超えています。

気楽な理由は、今回示す、粉飾の裏のスキーム(仕組み)がばれないと思っていたからでしょう。
適法ですれすれの手法が、ワンセットで見えます。ライブドア以外にも、似た方法をとっているところがあるはずです。

2.「携帯電話による生活の変化」、ユーザーの8割が実感(3.6 nikkeibp.jp)
ネプロジャパンは2006年3月3日、「携帯電話による生活の変化」について利用者に聞いたアンケート調査の結果を発表した。全体の8割以上が、「生活が変化したことがあると思う」と回答。内容は「電話番号を覚えなくなった」が約7割で一番多かった。

調査結果によると、「携帯電話による生活の変化がある」と思う人は、「強く思う」が43%、「時々思う」が42%で、合わせて85%に達した。逆に「ない」は4%にすぎなかった。
「生活の変化を感じること」(複数回答)では、「電話番号を覚えなくなった」が71%で最も多く、以下、「待ち合わせの時間変更が容易になった」(65%)、「家族・友人・知人と連絡をよく取るようになった」(63%)、「情報収集が楽になった」(53%)、「時計・手帳を持たなくなった」(52%)などが続いた。

このほか、「携帯電話を忘れたら不安になり、1日が落ち着かない」「気がつくと、携帯電話をいつも手にしている」といった少数意見もあった。

1日の利用時間では、「1時間−3時間未満」が35%で最も多く、2番目は「30分−1時間未満」の23%。1時間以上が全体の6割を占めたほか、5時間以上という“携帯依存”のユーザーも10%にのぼっていた。 調査は、子会社のネプロアイティが運営する携帯サイト「ザ★懸賞」で実施した。有効回答数は4610人(男性40%、女性60%)。

3.ベールを脱いだMSの「Origamiプロジェクト」、Tablet PCの新展開目指す(3.9 ITPRO)
2006年3月2日からティザー広告で関心を集めていた「Origamiプロジェクト」の内容が明らかになった。同プロジェクトのサイトによると、米マイクロソフト、米インテル、韓国サムスンの3社が、ドイツで開催中のCeBITの会場で発表した「Ultra Mobile PC(UMPC)」である。インテルは米サンフランシスコで開催中の「Intel Developer Forum」でもUMPCを見せた。内容的には、マイクロソフトが2002年に発表した「Tablet PC」の再挑戦といった感触が強い。

これまでTablet PCは成功していなかった。既存のノート・パソコンにタッチ・スクリーンを追加したものが多く、重量が増えて価格も高くなる。ユーザーからすると、あえて Tablet PCを選ぶ理由が見あたらなかった。例えば500グラム程度の重量で、長時間バッテリ駆動ができるものならば、軽量化や携帯性を高めるためにキーボードがなく、ペン入力を使うというのもわかる。しかしそのような新しい用途を提案する機種はなかった。またOS側の対応も、あまり「タブレットならでは」を感じさせるものはなかった。

今回のUMPCは、もっと軽量でモバイル用途を意識した内容となっている。外見から判断できる仕様としては、 このサイトの写真を見る限り、まずキーボードはない。大きさは両手で持つ形で、おおむねソニーのPlaystation Portable程度の大きさ。7インチ以下のディスプレイを備える。重量は約2ポンド(907グラム)という。

 OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005と現行品だが、新しい操作環境を追加する「Touch Pack」を。これを使うと今までのマウスを前提とした操作環境とは違うプログラムの起動方法や、画面に組み込まれた仮想キーボードなどが利用できる。

4.IDF:「ムーアの法則に異変なし」とIntel、今年第3四半期には65nmが主流に(3.10 nikkeibp.jp)
米Intel社は、開発者向け会議のIDF3日目、半導体技術について講演した。同社は2005年第4四半期に、65nmのプロセス技術によってマイクロプロセサの量産を始めたが、90nmからの移行が2年だったとし、「ムーアの法則に変化なし」(同社FellowのPaolo Gargini氏)と技術進歩の順調振りをアピールした。

特に、欠陥密度(defect density)は従来のプロセス技術よりも小さく抑えられたという。65nm世代の半導体では、90nm世代品よりも集積するトランジスタ数が多いことから、欠陥密度の低下がそのまま歩留まりの向上につながるわけではないが、プロセス技術が安定していることの証といえる。

同社は2006年に、90nmから65nmへの移行を積極的に推し進める。今回のIDFで発表した一連のマイクロプロセサ「Merom」「Conroe」「Woodcrest」はいずれも65nmで製造する。現在、65nm対応の工場は二つだが、近くこの数を四つに増やす。これにより2006年第3四半期には、65nmルールで製造する半導体の数が90nmルール品の数を上回る見通しという。

5.「インフラただ乗り論はおかしい」、YBB網を作った技術者が反論(3.9 nikkeibp.jp)
「なぜ回線使用料を支払ってビジネスをしている企業が、追加でコスト負担を要求されなければならないのか」??。かつて「Yahoo! BB」のネットワークを設計・構築し、現在は信州大学講師を務める長野県共同電算の平宮康広技術顧問は、「サービス事業者のインフラただ乗り論」に対して怒りをあらわにする。

インフラただ乗り論とは、最近になってNTTグループが中心となって訴えはじめた主張のこと。インターネットでビジネス展開する事業者によってインフラのコストが増大しているため、応分のコスト負担をすべきというものだ。特に現在、USENが提供する動画配信サービス「GyaO」のトラフィックがインターネット接続事業者(ISP)のバックボーンのリソースを圧迫していることからこの議論に火が付いた。
 
 

ホームページへ