週間情報通信ニュースインデックスno.545 2006/03/04

1.「個人情報漏えい、一度で4割の消費者が離れていく」、野村総研(3.3 nikkeibp.jp)
野村総合研究所子会社のNRIセキュアテクノロジーズは3月3日、個人情報保護に関する消費者意識調査の結果を発表した。それによると、インターネットで電子商取引(EC)などのサービスを利用して情報漏えいの被害に遭った人のうち、39.3%はそのサービスの利用を中止していることが分かった。この割合は、1年前に行った前回の調査の28.8%に比べ大幅に増加しており、「情報漏えいに対する消費者の目が厳しくなっている」(同社)という。

利用を中止する理由としては、「再度の漏えいに対する懸念」(58.5%)や「サービス事業者に対する抗議」(34.0%)などが多かった。
また今後個人情報漏えいの被害に遭った場合、消費者としてどのような対応をとるかという質問では、「企業の対応が不誠実ならサービス会員をやめる」が81.3%。「当該サービスだけでなくその企業ブランドからも離れたい」という答えも63%にのぼった。

一方、企業の対応が誠実であれば、66.0%の人がサービス会員を継続するとしており、企業ブランドに対して抵抗を感じる割合も大幅に低下している。「逆にブランドに対するイメージが向上する」という答えも12.4%あった。

誠実な事後対応とは具体的にどのようなことかと尋ねたところ、「漏えいがわかった時点で隠さずに通知すること」(78.1%)、「漏えいによって起こるおそれのある事態への対応策を示すこと」(60.1%)といった答えが上位を占めた。

調査は2005年9月30日にインターネット上で実施した。有効回答数は2000。性別内訳は男性52%、女性48%。

2.2005年のテレビ広告出稿量は微減、CMの女王は仲間、小雪(3.2 nikkeibp.jp)
ビデオリサーチは2006年3月1日、2005年のテレビ広告出稿動向を発表した。関東、関西、名古屋の3地区の1年間の動向で、いずれも前年から1%前後の微減となった。また、最もCM露出量が多かったのは関東・関西では仲間由紀恵、名古屋では小雪だった。

同社のグループ会社ビデオリサーチコムハウスが独自の広告統計システムでデータを収集してまとめたもので、放送されたすべての番組CMとスポットCMを対象としている。それによると、総出稿量は、関東が2601万9000秒(前年比0.7%減)、関西が2612万9000秒(同1.5%減)、名古屋が 2623万7000秒(同1.5%減)でそれぞれ微減した。

商品別の年間CM総出稿量で最も多かったのは、関東の「生命保険」、関西と名古屋の「普通乗用車」。また、3地区で増加が目立ったのは、消費者金融を中心とする「その他金融」、賃貸マンションを含む「住宅・建材総合」、「CD・ LD・DVD」、ブロードバンド関連を含む「郵便・電信・電話」など。

露出量が多かったタレントは、KDDIなどの仲間由紀恵が関東で出稿本数1万41本、関西で同9770本のトップ。中部電力などの小雪が名古屋で同1万1516本となり、それぞれ“CMの女王”の座を確保した。2位以下は、関東が地井武男、清水ミチコ、関西が坂口憲二、清水ミチコ、名古屋が坂口憲二、加藤あいの順で、ややばらつきがある。

3.イーシステム、15億円弱の新たな特別損失とジャレコとの経営統合撤回を公表(2.28 nikkeibp.jp)
CRM(顧客関係管理)ソフトの販売や導入を手がけるイーシステムは、2月27日、2005年12月期の連結決算を発表した。売上高は、前年同期比 30.3%減の43億1800万円で4億5100万円の経常赤字。さらに2月27日付で、14億9600万円の棚卸評価損を新たに特別損失に計上したため、当期純損失が22億7300万円に達した。

ただし、2006年12月期の連結業績については、売上高60億円で経常利益7億円を見込んでいる。同社は、今期伸び悩んだCRMソフトの販売が増加に転じることや、子会社であるエンプレックスの製品の販売が好調なことから、黒字化が可能だとしている。

4.「それでもあなたは使いますか?」、Winnyの危険性をIPAが再警告(3.3 nikkeibp.jp)
コンピュータ・ウイルスなどの届け出先機関である情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターは3月3日、ファイル交換ソフト「Winny」を介した情報漏えいが頻発しているとして、改めて注意を呼びかけた。

情報漏えいの原因の多くは、Winnyを経由して感染を広げる「Antinny」ウイルス。2003年8月にオリジナルが出現して以降、さまざまな変種が出現している。

5.IP電話の番号利用数が1000万突破、2年間で約2.5倍に(3.3 nikkeibp.jp)
総務省は3月3日、IP電話の番号利用数が1000万の大台を突破したと発表した。最新の2005年12月末時点の利用番号は1060万4000。2年前の総務省の調査と比べて約2.5倍に増加した計算になる。

利用数の内訳は、050番号が975万1000、加入電話と同じ0AB−J番号が85万2000。特に050番号は、直近の3カ月で約50万も増えた。2006年3月末時点には単独でも1000万番号を突破する可能性が高い。
 
 

ホームページへ