週間情報通信ニュースインデックスno.534 2005/12/10

1.Googleが拓く次のネット社会(12.8 nikkeibp.jp)
1998年にガレージで始まったグーグルは、2005年現在、技術者を中心に社員は5000人近くに拡大。世界の25か所に拠点を持ち、何千というパートナー企業を持つ会社となった。

「会社の規模は拡大しましたが、グーグルには一貫して変わらない『使命』があります。それは、世界じゅうにある情報を整理し、それを世界の人びとに示すということです」
 この「使命」を支える理念として、マグラス氏は次の4本の柱を紹介した。  

1.包括性(Conprehensive)

2.グローバル(Global)

3.時と場所を選ばないこと(Anytime Anywhere)

4.パーソナル化(Personalization)

 以後、この4本の柱に沿って講演が進められていった。

 まず、「包括性」の例として挙げられたのは、同社が提供しているサービスであるグーグルニュース、グーグルローカル、グーグルプリント、グーグルビデオ、写真管理ソフトのピカサ、グーグルデスクトップ、グーグルアースである。

 「グーグルでは、どんなコンテンツであっても、オンラインでもオフラインでも、そしてどんなデバイスかにもとらわれずに、各個人に適合した検索を目指していきます。
 たとえばグーグルニュースでは、さまざまなニュースサイトによって提供されている最新のニュースを、人手をかけずにグループ分けし、ランキングをとってお目にかけています。その画面は、ユーザーの好みでカスタマイズができ、関心のあるソースを中心にして組み立てることができるのです。

まず、「包括性」の例として挙げられたのは、同社が提供しているサービスであるグーグルニュース、グーグルローカル、グーグルプリント、グーグルビデオ、写真管理ソフトのピカサ、グーグルデスクトップ、グーグルアースである。 「グーグルでは、どんなコンテンツであっても、オンラインでもオフラインでも、そしてどんなデバイスかにもとらわれずに、各個人に適合した検索を目指していきます。
 

続くグーグルプリント、グーグルビデオの内容は刺激的であり、メディアの行方を占う上で示唆に富むものであった。 
 「まだまだ世の中には、デジタル化されていない情報が数多くあります。そんな情報を検索の対象にするために、世界じゅうの書籍をプリントしようというのがグーグルプリントです。すべての書籍を単語から検索できるように、図書館と協力してさまざまなスキャンの方法を開発し、進めているところです。

 グーグルビデオは、家庭で撮ったビデオをデジタル化して、グーグルのサーバーにアップロードしてもらうという計画です。これにより、貴重な映像情報が共有・検索できるようになるでしょう。また、大学の講義のビデオをアップロードしてもらうことにより、たとえばカリフォルニアの大学の授業を、インドで視聴できるといったことも可能になるのです」

 このほか、ユーザーのハードディスク上にある情報を活用する方法として、写真管理ソフトの「ピカサ(Picasa)」とデスクトップ検索ソフトの「グーグルサーチ」を紹介。
 グーグルサーチは、すでに日本でもユーザーが増えているところだが、個人のハードディスク検索で得たデータをネットで共有するためには、プライバシーの問題など、まだまだハードルは高いと思われる。

2.東京・豊洲の造船場跡地に水上バスが乗り入れる親水型商業施設(12.9 nikkeibp.jp)
三井不動産と石川島播磨工業(石川島播磨)は12月8日、東京豊洲の造船場跡地で開発を進める商業/住宅複合施設の名称を決定した。施設全体を「アーバンドック」と命名。あわせて商業施設の名称を「アーバンドック ららぽーと豊洲」とし、その詳細についても明らかにした。
 

三井不動産の集合住宅「パークシティ豊洲」と隣接した総面積6万7500m2の敷地に、店舗など約200の施設で構成する新市街を構築。中心にある造船ドックを産業遺構として残し、親水空間として整備するという。

ドック内には水上バスの停留所を誘致し、都内や近郊の港、桟橋と直接行き来を可能にする。「船に乗って買い物に行くことは、日々の買い物などにちょっとした” 非日常”をもたらすものと考えている」(三井不動産)。ドック入り口部分には人が歩いて渡れる跳ね橋を懸け、水上バスなどが出入りするたび橋がダイナミックに開閉する景観を演出するという。

3.20−30代の正社員は75%が「仕事に無気力感」、44%が潜在的転職志願者(12.5 nikkeibp.jp)
野村総合研究所(NRI)は12月5日、20代?30代社員の仕事に対するモチベーションについて調査した結果を発表した。それによると、現在の仕事に対して無気力を感じる社員が75.0%にも達し、成長実感や社会的意義を感じていない若者の姿が浮き彫りになったという。

調査は2005年10月、上場企業の20代−30代の正社員を対象にオンラインでアンケートを実施し、1000人から回答を得たもの。

3 年前と比べ、「あまり成長した実感がない」という回答者が42.5%に達し、「成長した実感がある」の38.7%を上回った。また、現在の仕事に社会的使命感を「感じない」もしくは「どちらかといえば感じない」という人が31.7%を占め、「感じる」もしくは「どちらかと言えば感じる」の29.5%より多かった。

今後の就業意向について尋ねると、「定年まで勤めたい」は17.9%に過ぎず、「あと10年以上は勤めたい」(9.9%)と合わせても長期定着意向は3割に満たなかった。一方、「機会があればすぐにでも転職や独立をしたい」(18.7%)、「3年以内に転職や独立をしたい」(13.0%)、「あと5年ぐらい勤めたい」(12.3%)を合計した潜在的な転職志願者は 44.0%。

やりがいについて尋ねると、首位は「報酬の高い仕事」で29.0%を占めた。しかし、「自分だけにしかできない仕事」(22.0%)、「新しいスキルやノウハウが身につく仕事」(21.8%)、「自分の実績として誇れる仕事」(21.5%)など、“自分らしさ”の表現や、スキルおよび実績の形成も重視していることが分かった。

お金以外の報酬として重視しているものについては、「仕事自体の面白さや刺激」(44.5%)、「同僚や後輩から信頼されたり感謝されたりすること」(35.0%)、「顧客から感謝されること」(34.2%)などが挙げられた。

NRIは働く若者のモチベーションを再生するには、「仕事の動機付けにつながるミッションの樹立、挑戦機会の増設、周囲のモチベーションを生み出す人材の抜擢などが重要」と指摘している。

4.番組無料配信の可能性探るバンダイチャンネル、テレビに先駆け新作公開(12.10 ITPRO)
バンダイチャンネルが自社の映像配信事業の幅を広げるタイミングを計るため、インターネットの媒体価値を把握する作業に取り組み始めた。同社は 2005年12月10日午後9時から11日午前9時の12時間限定で、提携先のISP(インターネット・サービス・プロバイダー)の映像配信サイトなどでテレビ放送に先駆けて新作アニメを無料配信し、視聴件数を測定する。配信するのは、富野由悠季監督の新作アニメ「リーンの翼」の第1話である。

5.エトセトラ
米Yahoo!、ユーザー同士で疑問を解決する「Yahoo! Answers」を試験運用(05/12/09、IT Pro)

米Google、「乗り換え案内サービス」の試験版を提供開始(05/12/09、IT Pro)

米Google、メール・サービス「Gmail」でRSSフィード表示などの新機能(05/12/09、IT Pro)

米Google、「近いうちに」有料ビデオ・コンテンツ・サービスを開始(05/12/09、日経エレクトロニクス)

モバイルWiMAXを可能にする「IEEE 802.16e」の標準化が完了(05/12/08、IT Pro)
 

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