週間情報通信ニュースインデックスno.528 2005/10/29

1.フュージョン売却先未定はパワードコム合併へ影響する可能性も(10.28 日経コミュニケーション)
フュージョン・コミュニケーションズ売却をめぐる東京電力とイー・アクセスの交渉は,フュージョンの売却金額で両社の折り合いがつかなかったことが破談の大きな要因であったことが関係者の証言で明らかになった。 イー・アクセスは一部報道に関して「交渉をしたことは事実だが,現在は交渉を打ち切っている」と表明している。

このままフュージョンの売却先が決まらないと,東電子会社のパワードコムとKDDIの合併スケジュールにも影響が出る可能性もある。
 フュージョンの筆頭株主であるパワードコムとKDDIは,11月8日近辺に合併契約書を締結する予定。だが,フュージョンの売却先がそれまでに確定しない場合,日程が延期される可能性がある。そうなると,2006年1月1日に予定している合併の期日も延びる恐れも出てくる。フュージョンの売却先が決まらないままKDDIがパワードコムと合併契約を締結すると,フュージョンの売却額によってはKDDI側に株式評価損が発生するリスクが出てくるからだ。

2.WPC EXPO:「100年後も続くビジネスモデルを展開」、米アマゾン(10.29 nikkeibp.jp)
価格、利便性、品揃えの3本柱で永続的な価値を提供する――米アマゾン・ドット・コム ワールドワイド・ハードライン・リテール担当のカル・ラーマン上級副社長は10月28日、WPC EXPO 2005の基調講演でネット市場の最新動向と今後の戦略を語った。

ラーマン氏はアマゾンが重視する「価格」「利便性」「品揃え」という3本柱を掲げ、この方針が顧客に与える価値は「10年後も100年後も変わらない」と強調。この戦略を米国をはじめ世界各国で展開し、順調に売り上げを伸ばしていることを示した。特に、パソコンや家電などのエレクトロニクス製品の伸びが顕著で、2004年末にはエレクトロニクス製品が初めて書籍の売り上げを追い抜いたという。

3.ネット・ユーザーの3割が個人情報盗難懸念しネット利用を縮小、米調査(10.29 nikkeibp.jp)
非営利の消費者向け雑誌「Consumer Reports」は、インターネットに関する消費者の意識調査の結果を米国時間10月26日に発表した。それによると、インターネット・ユーザーの86%が「個人情報盗難のおそれがあるため、インターネットの使い方を改めた」と述べており、そのうち30%が「インターネットの利用そのものを減らした」と回答した。

インターネットでの個人情報の盗難に懸念を示す利用者は全体の80%。53%は「インターネットでの個人情報の提供を取り止めた」、25%は「オンラインで商品購入をしなくなった」と述べている。

4.日本IBMが雇用制度を刷新、65歳まで勤務可能に(10.28 nikkeibp.jp)
日本IBMは10月27日、社員の雇用形態を改めると発表した。60歳の定年を迎えた社員の継続雇用が主眼で、単年度契約で65歳まで働ける雇用形態を用意するほか、高度専門職の雇用形態も見直した。新制度の適用は2006年4月から。人事担当の松永達也執行役員は、「今回の雇用制度の拡充は、雇用形態を多様化すると同時に、高年齢でも能力のある人に働く場所を提供するのが目的。また、日本IBMでも2007年に定年を迎える社員は他の年齢層より多く、今回の制度変更は“2007年問題”の対策にもなる」と説明する。

新制度では新たに「シニア・エキスパート」と呼ぶ雇用形態を設ける。係長相当職以上が対象となり、週3ー5日の勤務とする。社員が55歳になった際に、現状の正社員のまま勤務を続けるか、シニア・エキスパートに移行するかを選ぶ。正社員の場合は60歳が定年となるが、シニア・エキスパートの場合はいったん定年退職した後、単年度を前提に再度雇用契約を交わし、最高で65歳まで契約できる。週5日勤務して十分な結果が出せれば、従来の賃金を維持できるという。

5.WPC EXPO:「すべてのコンテンツがターゲットだ」、米グーグル(10.29 nikkeibp.jp)
28日のWPC フォーラム 2005では米グーグルのマグラス・みづ紀エンジニアリングディレクターが「Googleが拓く次のネット社会」と題した講演を行った。

最初にGoogleがどのようにして設立されたかを説明。当初はスタンフォード大学のネットワークを利用してサービスを提供していたが、「ネットワークがダウンするほどのアクセスが集中し、会社を設立することになった」などのエピソードを紹介した。

グーグルは「Comprehensive(包括的)」、「Global(世界的)」、「Anytime、anywhere(いつでもどこでも)」、「Personalization(個人的)」の4つのポイントを重視してサービスを開発していると述べ、それぞれのポイントについて解説を行った。
 

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