週間情報通信ニュースインデックスno.471 2004/09/04

1.ソフトバンクBBのIP電話が他社と相互接続、ただし「050」とはお預け(9.4 日経コミュニケーション)
ソフトバンクBBの「BBフォン」と他事業者のIP電話サービスが相互接続を始めたことが明らかになった。相互接続によって,他事業者のIP電話ユーザーがBBフォンのユーザーに050番号で発信できるようになった。

2.変えられるか英本社主導、ボーダフォン新社長津田氏(9.1 日経ビジネス)
英国の携帯電話会社ボーダフォンが日本法人の次期社長に選んだのは、最大手のNTTドコモで社長候補と目された人物だった。
8月16日午後、東京都内で急遽開かれた会見。前ドコモ副社長の津田志郎氏は、こう力強く宣言した。「本日、私はボーダフォンの津田に生まれ変わりました」――。

津田氏は、1992年にドコモがNTT移動通信網として独立して以来、経営戦略の中核を担ってきた生え抜き。社長の最有力候補と目されながら、人事が覆り、 6月にドコモ子会社の社長に転じた。第3世代(3G)携帯電話のサービス開始を指揮するなど、技術にも精通している。それだけに、同月に前社長のダリル・グリーン氏が辞任したボーダフォン側の期待は大きい。

日本市場におけるボーダフォンの総契約数は、7月に旧J-フォン時代も含めて初の純減となった。シェアでは首位のドコモだけでなく、KDDIの携帯電話サービスである2位のauにも徐々に引き離されている。 10月以降、3Gの新型端末を積極的に投入していく計画。「現行の第2世代から3Gへ移行する転換期なので、少し厳しい数字が出ていると思うが、いくつかの施策を講じることで回復できる」。津田氏はこう話すが、巻き返しは決して簡単ではないだろう。

「経営陣は英国を向いて仕事をしているのではないか」(複数のボーダフォン関係者)――。こんな声が上がるほど、社員の士気も下がり気味だ。折しもボーダフォン日本法人は、全社員の約18%に相当する600人の希望退職を募ったばかり。6月28日の受け付け開始と同時に希望が殺到し、即日定員に達した。経営陣と現場社員の間には、“国境”ができつつある。

3.「鉄道はIPv6に向いている」、JR西日本が無線LAN列車で実験中(9.3 ITPRO)
「鉄道はIPv6に向いている」と言い切るのは,JR西日本(西日本旅客鉄道)技術部の森崇氏。同社は,2002年3月から沿線にIPv6網を実験的に構築している。 その距離すでに70数キロ。無線LAN機能を搭載した列車から,IPv6によるインターネット接続もできる。 なぜ鉄道でIPv6なのか。 実験網を立ち上げた森氏にその狙いを聞いた。聞き手はIT Proの和田英一。

――どのような目的で沿線にネットワークを作ろうとしているのか?

鉄道会社では保線屋は線路、電気屋は信号機といろいろな人が沿線を良くしようと額に汗して働いている。万が一、電車に障害が発生したときは、こうした現場の人たちが情報を共有して、活動することが求められる。彼らを結びつけるようなネットワークを作りたい。

もう1つは、これまで踏切の遮断機や信号機など各設備ごとに信号線を引いて、操作してきた。これから何か新しいことを沿線でやろうとしても、なかなか取れない。今後、踏切を見張るライブ・カメラや各種センサーを取り付ける場合に、共用して使えるインフラを作りたい。そのためにIPベースのネットワークを構築したい。

将来的には、このネットワークを乗客が車内からインターネット・アクセスすることも考えたい。
 

――では、そこでなぜIPv6なのか?

共用のネットワーク・インフラとしてはIPベースがよい。 その際に、IPv4で線区(線路の管理単位)ごとにサブネットを分けて、センサーなどにIPアドレスを振っていては、アドレス管理が複雑になる。 新しいセンサーを追加したいと思っても「アドレスの整理をしないと新しいIPアドレスをつけられないから、ちょっと待って」ということになりかねない。

また、ある線区で使っていた機器を、別に線区に移設するということもよくある。その場合に、その機器のネットワークの設定をし直さなくてはならないというのは避けたい。
IPv6であれば、標準機能であるアドレス自動生成機能により、グローバルIPアドレスが自動的に付く。 線区を移動しても接続されたネットワークに応じたアドレスに自動的になる。

4.Wi-Fi Alliance、「WPA2」認定製品を発表(9.2 日経バイト)
Wi-Fi Allianceは2004年9月1日、相互接続性テストにおける新たな認証プログラム「WPA2(Wireless Protected Access 2)」の認定製品を発表した。WPA2は現行のセキュリティ認証プログラム「WPA」を強化したもの。 2004年6月に規格化された IEEE802.11iに準拠している。

WPAとの違いは新しい暗号方式AES (Advanced Encryption Standard)に対応することである。 認定を受けた製品は、米Atheros Communications社、米Broadcom社、米Cisco Systems社、米Instant802 Networks社、米Intel社、台湾Realtek社のアクセスポイントや無線LANカードなど。

5.am/pmジャパンが“おサイフケータイ”で目指すもの(9.2 ケータイ on Businnes)
NTTドコモが8月から流しているテレビCMは、コンビニエンスストアでの買い物を携帯電話だけで済ませられるメリットを訴える内容。 7月に発売した「FeliCaチップ」を内蔵した“おサイフケータイ”のプロモーションである。 このCMの舞台になり、すでに携帯電話で決済できるのがam/pmジャパンの店舗だ。

am/pmジャパンのチェーン店は、都市部を中心に全国約1400店補。 すべての店で、おサイフケータイによる電子マネー決済が可能である。
同社は、すでに2年前にICカード型の電子マネー「Edy」による決済システムを構築済みだった。 おサイフケータイで使う電子マネーも同じくEdyであり、システム・インフラはそのまま使っている。

元々のEdy導入の狙いは、レジ精算にかかる時間の短縮と、客の利用データをCRM(customer relationship management)に活用すること。携帯電話でもEdy決済が可能になることで、Edy利用者の増大による効果拡大を狙っている。 ただ、おサイフケータイ利用者のCRMデータをうまく集めるには、工夫や仕掛けが必要だった。
 

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