週間情報通信ニュースインデックスno.460 2004/06/12

1.英BTが一般電話網を完全にIP化、2006年から2年間で(6.12 日経コミュニケーション)
英国の通信事業者であるBTは6月9日,国内の電話網をIP技術で全面的に置き換えると発表した。 2006年から大規模な移行を開始し,2年後の2008年にはほとんどの家庭のユーザーがIP電話を使うことになる。同社はこのプロジェクトを,21st century network(21CN)と呼んでいる。

2.「IT企業で従業員の士気低下が深刻化、長引く不景気が影響」、米調査(6.10 ITPRO)
「IT企業では、従業員の士気低下が深刻な問題になっており、高離職率の長期化、生産性の低下、業績の悪化などを招く恐れがある」。 米META Groupは米国時間6月9日、IT企業における従業員の勤労意欲について調査した結果を発表した。

IT企業650社以上を対象に実施した調査によると、72%以上の企業で従業員の士気低下が深刻な問題になっているという。 「不景気が長引き、予算の削減や人員整理など、業界の先行き不透明感が従業員の士気を下げている」(META Group社プログラム・ディレクタのMaria Schafer氏)

このため企業は、対処策として、「優秀な社員を表彰するプログラム」(45%)、「スキル向上プログラム」(40%)、「キャリア向上プログラム」(23%)、「プロフェッショナル養成プログラム」(10%)などを実施している。 一方、「金銭的なインセンティブ」を提供する企業はわずか4%だった。

3.新製品「C2」発売キャンペーンで見せた、日本コカ・コーラのiモード戦略(6.10 日経コンピュータ)
日本コカ・コーラが6月7日に発売した低カロリー飲料「コカ・コーラ C2」の販促キャンペーンが大きな反響を呼んでいる。 これは、C2が無料で手に入る電子クーポンをiモードのサイトで提供するもの。 キャンペーン開始から 3日間で20万人が電子クーポンをダウンロードし、このうち2万人は実際にC2を入手した。 同社は6月16日までの10日間で、100万本を配付する計画である。

 6月10日に都内で開催された「モバイル マーケティング カンファレンス 2004」で、同社の佐藤真バイスプレジデントが明らかにした。 電子クーポンは、2次元コード(次世代バーコード)として配信する。 ユーザーは携帯電話の画面に2次元コードを表示した状態で、「Cmode(シーモ)」と呼ぶ自動販売機にかざすと、無料でC2がもらえる。

 Cmodeは、赤外線通信や2次元コードを使って携帯電話と通信できる自動販売機。 コカコーラは国内に250万台ある自動販売機のうち100万台を保有しているが、Cmodeはまだ1400台に過ぎない。設置台数の少なさを考えると、今回のキャンペーンの滑り出しは極めて順調と言えそうだ。 同社は今後、CmodeにFeliCaのリーダー/ライターを搭載し、NTTドコモが近く発表するFeliCa搭載の携帯電話と電子マネーを使って飲料を購入可能にする計画である。 佐藤氏は「今年中に、100万台の自動販売機をFeliCa対応にしたい」と意気込む。
 
佐藤氏はカンファレンスの席上、昨年、同社が実施した電子メール・マーケティングの実験結果も紹介した 。あらかじめ、着メロのプレゼント・キャンペーンを通して携帯電話のメール配信サービスの会員を集めた。 暑い日の朝に「コカ・コーラ冷えてます」と携帯電話にメールを送った会員の間では、他のユーザーと比べて5割も売り上げが多かった。
 
4.NTT東西、「フルIP/フル・ワイヤレス」対応のビジネスフォン・システム(6.9 nikkeibp.jp)
NTT東日本とNTT西日本は6月8日、ビジネスフォン(業務用多機能電話機)システム「Netcommunity SYSTEM X7000」を6月10日より発売すると発表した。「フルIP、フル・ワイヤレス対応で配線を不要とし、オフィスの機動性を高めた」(両社)。

IEEE802.11a 準拠の無線LANでオフィス電話環境を構築できるのが特徴。NTT-MEの「XePhionコールProプランS」、NTTコミュニケーションズの「OCN .Phone Office」といったマルチ・チャネルIP電話サービスを利用可能で、NTT東西のVPNサービス「フレッツ・グループ」「フレッツ・グループアクセス」にも対応。拠点間のデータ通信と音声通信を統合できるという。

システム価格は、NTT東西のISDN回線「INSネット64」2回線、アナログ1回線、主装置(PBX)1台、IP多機能電話機30台、無線給電HUBが5台、無線アクセス・ポイント3台のセットで、273万円。合計で年間4000セットの販売を目指す。
 

5.「ネット・ユーザーの不安トップは個人情報漏洩」、シマンテックの調査(6.10 nikkeibp.jp)
シマンテックは6月10日、インターネット・ユーザー1000人を対象に実施したセキュリティに関する意識調査の結果を発表した。
それによると、インターネットを利用する上で最も不安に思っていることは「個人情報の漏洩」(87.9%)で、「ウイルス感染」の86.7%を上回った。 そのほかには、「不正アクセス」(52.4%)、「スパム(迷惑)メール」(49.9%)、「スパイウエア」(28.9%)などが挙げられた。

ウイルスに対する認識は高く、ウイルス対策ソフトを利用している回答者は全体の約80%に達していた。 しかし、定義ファイルの更新を「定期的に実施している」とした回答は60%未満で、インストール後、適切な対策を講じていないユーザーが多いことが分かったという。
 

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