週間情報通信ニュースインデックスno.454 2004/05/01
 

1.KDDI、パケット定額制でコンテンツARPUが2倍以上に(5.1 nikkeibp.jp)
KDDIのコンテンツ・メディア本部長の高橋誠氏は、4月27日に都内のホテルで開かれたBREW Japan Conferenceで講演し、同社の携帯電話サービスauについて、パケット定額制の利用動向、BREWアプリケーションなどの動向を語った。

auユーザーのうち、最大2.4Mbpsのデータ通信が可能なサービス1X WINの利用者は約34万人。 そのうちパケット通信定額制料金プランEZ Flatに加入している利用者は約87%に上る。高橋氏は、「このパケット定額制によってユーザーの行動が変わりつつある」という。

従来ユーザーは、自分の好きなサイトを見つけると、それをお気に入りに登録、なるべく寄り道をせずに目的のサイトに到達することによって、パケット料金を増やさないようにしてきた。  「1Xのユーザーがauのインターネット・アクセス・サービスEZwebのトップメニューにアクセスする頻度は、0.13回/日。ところが、1X WINのユーザーではこれが1.09回/日(ともに2004年1月のデータ)に跳ね上がった」という。 料金が定額になったことで、ネット上を寄り道する余裕が生まれたというわけだ。 「トップメニューがゲートウエイポータルとしてちゃんと機能するようになり、利用者を新しいサイトに誘導できるようになった」(高橋氏)。

さらに、有料コンテンツの利用も増えている。1xユーザーの利用者当たりのコンテンツARPU(average revenue per user:ユーザー当たりの平均収入)は610円。 これが、EZ Flat加入者では1470円と、2倍以上にも上がるという(ともに2004年1月のデータ)。

2.日本マクドナルド創業者、藤田田氏の逝去に思う(4.27 日経レストラン)
日本マクドナルドの創業者、藤田田氏が亡くなられました。 また一人、外食産業の黎明期を支えた第一世代の経営者がこの世を去られ、時代の移り変わりを改めて強く意識せざるを得ません。 BSE(牛海綿状脳症)と価格戦略の迷走でお客が離れ、業績悪化の責任を取る形で退任に追い込まれるなど、多くの創業経営者がはまりこんだ轍からは逃れられず、寂しい晩年となりました。

2001年7月にジャスダックに上場する前の“絶頂期”に3時間のロングインタビューをした時、「日本マクドナルドがこのまま個人会社でいったら、僕が死んだら大混乱を来たしてしまう。 それよりはちゃんと上場してパブリックカンパニーになって、次の社長もきちんと決めておいた方がいい。 幸い、組織もしっかりしてきて人も育っていますから、僕がいつ死んでも大丈夫ですよ」と語っていました。

一部のマスコミからは上場の主な目的は相続対策で、一族が膨大なキャピタルゲインを手にしたと批判されましたが、権力に汲々とすることのない潔い身の退き方を見ると、実際にはこの言葉が物語るあたりに真意があったのではないかと思います。 そういう意味では「無念な最期」と表現するのは当たらず、文字通り人生をまっとうしたといえるのではないでしょうか。

もっとも、藤田氏は他の“第一世代”に多く見られるような料理や店そのものをこよなく愛するタイプではなく、飲食業というビジネスに興味の大半を注いでいました。 実際に、ハンバーガー自体はそれほど好きではなかった節があり、大阪出身らしく、普段はうどんが好物だったようです。 今ではほとんどの人が忘れていますが、日本マクドナルドが一時、うどんメニューを投入したことがあったことも、そのことを裏付けています。

皆が円安を予想していた時に円高になると見込んで為替予約をし、膨大な為替差益を手にしたこともあるなど、“ユダヤ人”になぞらえられたビジネス感覚が、節目節目で大いに発揮されました。 こうした「常識を疑う」という姿勢は、日本マクドナルドというビジネスそのものに象徴されています。

1971年、歩行者天国で賑わう銀座で一号店のオープニングセレモニーが華やかに行われた裏で、「コメの文化で育った日本人がハンバーガーなんか食べるはずがない」と酷評する向きもありました。 それが今では、3700店余りの店で年間13億個近くのハンバーガー類を売るまでに成長しました。日本人1人当たり年10回は訪れている計算になります。 大胆な予測と緻密な計算が同居した希代の経営者であることに異論はないでしょう。

3.JALが機内ネット接続の体験試乗会、QoSなどの機能を披露(5.1 日経コンピュータ)
日本航空システム(JAL)が12月に開始する、機内インターネット接続サービスの概要が明らかになった。 4月28日、羽田空港でデモ機を公開し、報道陣向けの試乗会を実施した。 
試乗会に使ったのは、米ボーイングの子会社、米コネクション・バイ・ボーイングがデモ用に用意したB737型機。JALは同社の回線や設備を使ってサービスを提供する。

4.番号ポータビリティを2006年夏導入へ、総務省が報告(4.30 日経エレクトロニクス)
総務省の「携帯電話の番号ポータビリティの在り方に関する研究会」は2004年4月27日、番号ポータビリティ(MNP:mobile number portability)の導入についての最終報告を公開した。同報告では「(MNPは)平成18年度(2006年度)のなるべく早い時期を目処に実施されることが適当」としている。

5.総務省など、大型連休に向けWindowsの脆弱性について注意喚起(4.26 nikkeibp.jp)
内閣官房、警察庁、総務省、経済産業省は4月26日、Windowsの脆弱性MS04-011を攻撃するプログラムが広まる危険性があるとして注意を呼びかけた。 この脆弱性はマイクロソフトが4月14日に発表したもので、攻撃を行うプログラムの存在はすでに確認されているという。 4組織は予防対策を推奨している。

MS04-011を介して攻撃すると、パソコン上で任意のプログラムを実行できてしまう。 そのため、攻撃プログラムが他のパソコンへの感染手段として悪用された場合、さまざまなウイルス/ワームがまん延しかねない。 「しかるべき措置をとらない場合、ネットワークに接続しているだけでコンピュータ内のデータが漏えいしたり、コンピュータが乗っ取られたりする」(4組織)
 
 
 
 

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