週間情報通信ニュースインデックスno.441 2004/01/31

1.日亜化学工業に200億円支払い命令、青色LED特許訴訟(1.31 日経メカニカル)
かつて日亜化学工業に在籍していた際に高輝度青色LED(発光ダイオード)を発明した中村修二氏(現米University of California Santa Barbara校教授)が、1990年に出願した特許第2628404号(404特許)について同社と争っている裁判で、東京地方裁判所の三村量一裁判長は2004年1月30日、発明の対価を604億3006万円と認定。原告(中村氏)の請求額は200億円だったことから、原告の請求通り同社に200億円の支払いを命じた。

2.通信の“巨悪”NTTを正式に分割すべき−−ソフトバンク孫社長がBB推進協議会で熱弁(1.27 日経コミュニケーション)
「持ち株会社がある限り,NTTは分割されていると言い難い。連結で1兆円も利益があるのに,持ち株会社の和田社長は『苦しい』と何度も訴える。 こんなおかしな話があるか」。 ブロードバンド推進協議会(BBA)は1月27日,都内で会員向けの会合を開き,これまでの活動内容や今後の計画などを報告。BBA理事長を務める孫正義ソフトバンク社長が,通信市場が抱える競争上の課題として,NTTグループを激しく糾弾した。

 孫社長が取り上げたポイントは六つ。(1)東西NTTの光ファイバの事業者向け卸売り料金と利用者料金の関係,(2)東西NTTのOSS(顧客管理システム)の開放,(3)持ち株会社と東西NTTの分離,(4)ADSLやFTTHのデジタルデバイド問題を解消する制度の完備,(5)携帯電話の番号ポータビリティなど電話番号に関する規制の在り方,(6)東西NTTとの接続ルールの在り方である。

3.東西NTT、「固定発・携帯着」サービス提供へ、総務省に業務範囲の拡大を申請(1.28 日経ニューメディア)
NTT東西地域会社は2004年1月28日、加入電話から携帯電話に発信する「固定発・携帯着」の通話サービスを提供するため、NTT法で規定された業務範囲を拡大するための「活用業務」の認可申請を総務省に対して行ったと発表した。 申請したのは、加入電話から携帯電話に発信する際にNTT東日本の場合は「0036」、NTT西日本の場合は「0039」ではじまる事業者識別番号を付けて発信すると、東西NTTが設定した通話料で通話できるサービスである。 東西NTTは総務省からの認可が下りれば、4月にも同サービスを開始したい考えである。 通話料などはサービスの提供準備が整い次第、発表するという。

 現在、加入電話から携帯電話へ発信する際の通話料は、移動通信事業者が設定している。これに対して総務省は2003年6月に、「事業者識別番号を付けてダイヤルした場合は固定電話事業者に料金設定権を認める」とするガイドラインを示していた。

4.「MyDoom」がインターネット史上最悪の急拡大--米社(1.30 日経BizTech)
「大量の電子メールを送信するワーム『MyDoom』は、インターネット史上最も急速に拡散している」とする報告を、米MX Logicが米国時間1月29日に行った。 アンチスパムおよびアンチウイルス・メール技術を提供する同社は、東部時間29日午後12時半の時点で、600万通の感染メールを遮断したという。 「『SoBig.F』の場合、同様の時間内に遮断した感染メールは350万通だった」(MX Logic社)

 MX Logic社によれば、同社は現在、1時間に24万通のMyDoom感染メールを遮断している。 電子メール6通のうち1通が感染している計算である。 SoBig.Fは1時間あたりの遮断数が9万通で、感染メールの割合は12通のうち1通だった。

 MyDoomは、「Novarg」「WORM_MIMAIL.R」とも呼ばれる。電子メールの添付ファイルのかたちで自身を送りつける。添付ファイルには「.zip」拡張子が付いており、例えば「document.zip」「message.zip」「readme.zip」といった名称を使う。「.exe」「.pif」「.command」「.scr」などのファイル形式の場合もある。電子メールの件名は、エラー・メッセージを装うことが多い。

 添付ファイルを実行すると、ワームは「バックドア」プログラムをインストールし、作成者から命令を受け取るための通路を開こうとする。命令を受け取ったワームは、スパム・メールを大量送信したり、IPスプーフィング(なりすまし)を実行する可能性がある。また、ワームは2004年2月1−12日に米SCO GroupのWebサイト「www.sco.com」にDDoS攻撃を仕掛けるよう、感染したコンピュータを設定しようとする。

5.NTTコムがVoIP携帯に参入,5月にもサービス開始(1.30 日経コミュニケーション)
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)がVoIP(voice over IP)携帯電話サービスに参入することが明らかになった。 早ければ5月にもサービスを開始する。
既に一部のメーカーに端末仕様を開示している。呼制御プロトコルにはSIP(session initiation protocol)を採用した。 企業の内線電話をアウトソーシングするIPセントレックス・サービス「.Phone IP Centrex」で利用できる。 ユーザーは拠点内に設置した無線LANのアクセス・ポイントや街中の公衆無線LANサービスを経由して,内線番号を使った通話や外線の発着信が可能になる。  また夏ごろには,NTTドコモが第3世代携帯電話サービス「FOMA」で無線LAN機能を搭載した端末を出荷する予定。 これに合わせて,同端末に対応したサービスも2004年下半期に開始する。
 
 

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