週間情報通信ニュースインデックスno.439 2004/01/17
 

1.なぜトヨタはWebサイト価値ランキングでトップなのか?(1.13 日経SmallBiz)
有力企業119社のサイトについて算出した結果から、上位ランキングをご紹介しましょう。
 ちなみにランキングの調査対象としたのは、業種別に有力企業を選び、およびインターネット視聴率調査から上位500位までにはいった企業サイトを加えて合計204社。その企業に対してアンケート調査票を送り、回答していただけた119社を測定の対象としました。
(ランキング上位5社)
@トヨタ
ANTT東日本
B日産
CNEC
Dキャノン
Webサイトの価値が最も高いサイトはトヨタ自動車(http://www.toyota.co.jp)で約972億円という結果になりました。 同社のサイトは、自動車の販売に大きく寄与している(言い換えれば消費者がトヨタ車の購入の際に同社のサイトをよく利用している)ことが、大きなWebサイト価値となって表れたようです。 特に、新車に関する情報提供などの効果(広報宣伝価値)と、実際の購入へのナビゲーション(マーケティング価値)が大きいようです。

トヨタ自動車のトップページは、どちらかというとシンプルで落ち着いたデザインになっています。動画があるわけでもなく、派手な色使いをしているのでもない。 しかし、これはユーザビリティ、すなわち「使いやすさ」に注力した結果、このようなデザインになったわけです。

トップページの上部にあるメニューには「カーラインナップ」「オンライン見積もり」「カタログ請求」「トヨタのお店」「スペシャル」「用品・サービス」というボタンが並びますが、これらは基本的にトヨタの車を購入する際の流れに沿っています。 つまり、車の情報を調べて、それらがいくらであるかをチェックして、車種を絞り込んだらカタログを請求し、買うと決めたら店(ディーラー)を探し、付帯するサービスを決める。 という購入の流れに沿ったメニューになっているのです。 つまり、トヨタのサイトは車の購入プロセスと同じ流れで情報を提供しているため、ユーザーにとって使いやすくなっているというわけです。

2.無線LAN APの適切な配置位置を予測,NTT-ATがシミュレーション・ソフト新版(1.14 日経コミュニケーション)
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は1月14日,無線LANアクセス・ポイント(AP)の適切な配置を割り出せるソフトウエア「QualityMeister3D Ver.5」を発売する。 オフィスのレイアウト図を作りAPの設置予定場所を指定することで,受信レベルやスループットなどのシミュレーション結果を見られるため,電波干渉のない配置位置や使用チャンネルの検討などに役立つ。 通信事業者や施工会社,通信機器メーカー,建材メーカーなどに売り込む。

NTT-ATによれば無線LANのチャネルを1,6,11,14に指定すればAP相互の干渉はほとんどない(802.11bの場合)。 QualityMeister3D Ver.5は無線LAN(IEEE802.11a/b)およびPHSのシミュレーションに対応。 802.11gの無線APには次期バージョンで対応する予定だ。 動作環境はWindows98 SE/Me/2000/XP Professional。価格は338万円である。

3.第一生命、次期システムで業務用ブラウザを採用(1.15 日経コンピュータ)
 第一生命保険は、2005年をメドに導入する次期保険業務システムで、業務用ブラウザを採用する。 保険業務システムは、営業職員が主に利用し、保険契約の登録や照会などを行うもの。 現在はメインフレームを中心としたクライアント/サーバー方式で、営業職員や内勤の職員が使う5万9000台のパソコンを接続している。

 次期システムでは、Webベースのシステムに切り替える。 ただし通常のWebブラウザでは、従来と同等の操作性を確保できないため、アクシスソフトが開発・販売する業務用ブラウザBiz/Browser」を利用する。「画面制御の機能、開発性、移行のしやすさ、サポート体制、製品の継続性などを調査したうえで、採用を決めた」(第一生命保険の朝比奈洋IT企画部長チーフテクノロジーオフィサー)という。

 メインフレームを置くセンターと全国の支社・支部との接続形態は、ATM専用線とフレーム・リレーを組み合わせた現行のネットワークから、広域イーサネットとADSLを組み合わせたものに切り替える。従来より回線速度を高速にして、支社・支部に配置していたファイル・サーバーをセンターに集約する。これにより運用コストの削減を狙う。 支社・支部には、無線LANを導入して、レイアウト変更時の配線作業にかかる費用も削減できるようにする。

4.「050」番号の配布数が1000万を超える,総務省が2003年12月末のデータを公開(1.16 日経コミュニケーション)
 総務省は,「050」から始まるIP電話専用の番号の配布数を公表した。 これによると,IP電話事業者に配布した電話番号の総数は1061万だった。

 最も配布数が多いのはIP電話サービス「BBフォン」を提供するソフトバンクBBの578万個。 次いでKDDIの164万個,NTTコミュニケーションズの151万個が多い。 

 なお本誌が実施したアンケート調査や取材によると,インターネット接続事業者(プロバイダ)やCATV事業者が提供するIP電話サービスのユーザーは,推定で400万未満にとどまる。 しかも約9割に当たる347万が,ソフトバンクBBのBBフォンが占める。 

5.ついにxDSL加入者が1000万を突破(1.14 日経コンピュータ)
国内のxDSL(デジタル加入者線)提供数が1000万を超えた。総務省が1月14日に発表した「DSLサービス提供数(12月末現在の速報値)」で明らかになった。 これによると、2003年12月末における国内のxDSLサービスの提供数は1027万2052回線だった。

事業者別の接続回線数では、「Yahoo! BB」は369万4000回線で、2003年11月末に比べ14万1000回線増(ソフトバンクBBによる)。一方のNTT東西地域会社の「フレッツ・ADSL」は、377万4123回線で12万8415回線増となっている。内訳はNTT東日本が209万7531回線、NTT西日本が167万6592回線である。

累計シェアはソフトバンクBBが36.0%で、前月比0.2ポイント増。NTT東西は合わせて36.7%と、前月比0.1ポイント減少。 ソフトバンクBBとNTT東西の差は0.7ポイントとなり、今後1、2カ月のうちにも逆転する可能性が出てきた。
 

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