週間情報通信ニュースインデックスno.435 2003/12/13

1.11月末のxDSL加入者は990万超,ソフトバンクがNTT東西のシェアに迫る(12.12 日経コミュニケーション)
 国内のxDSL(digital subscriber line)ユーザー数が1000万目前に迫った。 総務省が12月12日に発表した国内のxDSLサービスの普及状況(速報値)によると,11月末のxDSLサービスの提供数が991万1306になった。  11月単月では32万957回線の増となった。 単月の増加ペースは10月の約36万に比べて減速したものの,年内のxDSL加入者数1000万突破は確実である。

 事業者別の加入者では,ソフトバンクBBの「Yahoo! BB」が10月末に比べ15万4000増の355万3000。 累計のシェアは35.8%と,前月比0.4ポイント増となった。 一方,NTT東西地域会社の「フレッツ・ADSL」は,9万3413増の364万5708(NTT東日本が202万1945,NTT西日本が162万3763)。 累計シェアは東西NTT合わせて36.8%と,前月比0.1ポイント減少。

2.Gartner Says IP Centrex Emerging Into Mainstream U.S. Telecom Industry (12.11 ガートナー)
米Gartnerは,米国のIPセントレックス市場に関する調査結果を米国時間12月11日に発表した。それによると,現在IPセントレックスは通信事業者の中核事業になりつつあり,大手キャリアは新サービスの準備や展開を進めているという。Gartner社は「今後2年間で,同市場の規模が5倍に拡大する」と予測する。(日経BizTech)

Reports Analyze New Carrier Services and Impending Business Impact

STAMFORD, Conn., December 11, 2003

Internet Protocol (IP) Centrex is emerging into the carrier mainstream in the United States, with major carriers introducing and preparing to introduce new services to a market projected to grow by more than five times over the next two years, according to Gartner, Inc.

"In the coming year, more services will become established and grow rapidly," said Steve Koppman, principal analyst for Gartner's Network Services research group.

According to Gartner, the business impacts of this will be seen on the bottom line.

"IP Centrex has the promise of cutting overall company costs because it can combine data and voice on the same lines, and thus reduces ongoing costs of managing multiple networks," Koppman said. "It makes it possible to outsource telecom management. ."
 
3.「狙うはWindowsデスクトップのリプレース」、サン日本法人がAMDとの提携を説明(12.12 日経コンピュータ)
「AMDとの提携でWindowsのリプレースを狙う」。 サン・マイクロシステムズ日本法人の山本泰典プロダクト・マーケティング本部長はこう宣言する。 「IA-32の後継は(バイナリ・レベルの互換性がない)IA-64ではなく、AMD製64ビット・プロセサ。 SolarisまたはLinuxを搭載した当社製品との組み合わせを、IA-32+Windowsのユーザーに積極的にアピールしていきたい」と続ける。

4.TRONで動くWindowsCEが登場――TRONSHOWレポート1(12.11 日経コンピュータ)
 組み込みソフト開発の大規模化に対する解答は?  ICタグ標準化のキャスティング・ボートを握るのは?  2003年12月11日、展示会「TRONSHOW2004」の講演会にはキーバーソンが次々に登壇し、詰め掛けた聴衆に熱弁を振るった。 

米マイクロソフトの古川享副社長は11日の講演で、TRONの組み込み機器開発用プラットフォーム「T-Engine」上で動作するWindows CEを披露した。 2003年9月25日に、東京大学の坂村健教授が率いる「T-Engineフォーラム」と米マイクロソフトが開発を表明していたもの。 画面の上4分の3でWindows CEとWindows Media Playerが、画面の下4分の1ではITRONベースのOSであるT-Kernelでカラフルなドットが飛び回るアニメーション・ソフトが動作している。 T-Engineに対応したWindowsCEは開発ツールが2004年前半、搭載機器が2005年初頭に出荷される見込み 例えばデジタル・ビデオカメラでは、モーターの制御など高いリアルタイム性が要求される部分にT-Kernelを、使い勝手が要求される操作画面などにWindows CEを使う

9月の発表後、「マイクロソフトと歴史的和解」、「Linuxに対抗」など新聞報道されたことに、坂村氏はひどく憤慨している様子。 「そもそも戦ってないのに和解も何もない。マイクロソフトからのストックオプション? もらってませんっ!」(坂村氏)

5.総務省の検討会,東西NTTの電話基本料引き下げや施設設置負担金の廃止などを提言(12.11 日経ニューメディア)
 NTT東西地域会社が提供する加入電話サービスの基本料などのあり方を検討している総務省の「基本料等に関するスタディグループ」は2003年12月11日,これまでの検討結果を情報通信審議会に報告した。 (1)加入電話の営業費用の計算方法などを見直し,基本料の引き下げを検討すること,(2)消費者が加入電話を導入する際に支払う「施設設置費用負担金」を廃止する方向で検討すること,(3)プッシュ回線やキャッチホンなどの付加サービスについては,セットで料金を割り引くといった対策を図ること――などを提言した。
総務省は2004年中に,同グループの検討結果を盛り込んだ「東西NTT接続料」の改定案を,情通審に諮問する考えだ。
 
 

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