週間情報通信ニュースインデックスno.432 2003/11/22

1.パワードコムとフュージョン,電話事業の統合を正式に検討開始(11.18 日経コミュニケーション)
 パワードコムとフュージョン・コミュニケーションズは11月18日,両社の電話事業を統合する検討に入ると正式に発表した。このために,パワードコムの白石智社長,フュージョンの角田忠久社長を主査とする「統合検討委員会」を17日に設置した。今後2カ月以内に統合するかどうかの結論を出すという。

 パワードコムが手掛ける電話事業は,「マイライン」登録が可能な「東京電話」と,自らアクセス回線を引き込む直収電話,2003年に参入したブロードバンド向けのIP電話から成る。今回の事業統合では,これらの事業をすべてパワードコム本体から切り離し,フュージョンと統合させる方向で検討を進める。例えば,パワードコムが電話事業をフュージョンに移管すると同時に,その価値に見合う新生フュージョン株を受け取る手法などが候補に挙がっている。基本合意に達したら,2社は2004年の早期に統合を完了させる方針だ。

2.Gates氏、「外部企業に検索サービスを頼ったことが間違いだった」と米誌で語る(11.17 日経BizTech)
米Newsweek誌が米国時間11月16日に、米Microsoft会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクト、Bill Gates氏のインタビュー記事の内容を明らかにした。 

同氏によると、Longhornからはファイルや電子メール、アドレス帳などを扱うための特化したシステムがなくなり、スムーズな操作が可能になるという。 「写真、音楽、その他プログラムのあいだの行き来が、単一の共通システム上で行えるようになる。 これは、新ストレージ・システム『Windows File System』(Win FS:開発コード名)のおかげだ。Longhornのなかでも、最も意欲的で驚くべき進歩になるだろう」(Gates氏)。

コンピュータ全盛の時代が終わりに近づいているという意見が業界関係者のなかにあることから、Newsweek誌上級編集者のSteven Levy氏はGates氏に対し、Microsoft社とコンピュータ業界がこれから打ち出す新機軸について質問した。 「消費者は必要とする技術をすべて入手してしまったのではないか?」という質問にGaete氏は、「景気の周期的な変動と、1990年代後半の大きすぎた幻想の影響で、新たな技術投資に対して保守的な姿勢が強まった。 しかし、この先何も目新しいものは出ないというそうした考えは、非常に危険だと思う」と答えたという。

3.三井住友銀のシステム障害、振込受付再開するも原因は不明(11.20 日経BizTech)
三井住友銀行のシステム障害が復旧し、午後2時40分から振込の受け付けを再開した。 同行では午前8時37分から、他行宛て振込の一部が処理できなくなった。 このため、正午ごろから他行宛て振込の受付を中止していた。 障害が起きたのは、全銀中継システム。 三井住友銀行は、障害の現象については明らかにしていない。 原因についても究明中で、午後5時45分時点では判明していないという。

4.MSがCOMDEXで披露した3つの新技術(11.19 日経Windowsプロ)
 現在開催中のCOMDEX 2003では,米Microsoft会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのビル・ゲイツ氏の基調講演や展示ブースにおいて,Microsoftは今後提供する予定の興味深い技術を発表している。注目すべき3つの技術を紹介しよう。

アンチスパム技術「SmartScreen」
ゲイツ氏は日曜日の基調講演で,スパム(ジャンク・メール)を防止する技術「SmartScreen antispam technologies」を発表した。これはExchange Server 2003をソフトウエア・アシュアランスの契約で購入したユーザーにのみ提供されるアドオン機能だ。このアドオンは「Microsoft Exchange Intelligent Message Filter」という名称で,2004年初めに提供される予定だ。

SmartScreenの仕組みを説明しよう。電子メールがExchange Serverに届くと,まず受信者がチェックされ,このメッセージが受信者の「安全な送信者リスト」や「安全な受信者リスト」にあるのか,それとも「ブロック送信者リスト」にあるのかがチェックされる。リストに該当したメールが届くとルールを適用し,送信されたり,ブロックされたりする。リストにない送信者から送られたメールは,サーバーが電子メールの中身をチェックし,スパムか適正なメールかを判断する。これらの基準は管理者が設定可能だ。Exchangeは検査した電子メールを,受信者の通常のメールボックスと,ジャンク・メール・フォルダに振り分ける。

Windows XP Tablet PC Edition 2004
 Gates会長によれば,ここ1年間に売れたTablet PCは50万台に及ぶというが,これは正直いってあまり大きな数ではない。しかし来年は,2つの要因によって,Tablet PCはもうちょっと売れることになりそうだ。第1は,Tablet PCのCPUが,パフォーマンスに難のあるPentium IIIやPentium III-M,Crusoeから,より強力なPentium MやCentrinoに変わることである。既にこのような第2世代のTablet PCが販売されており,従来よりもかなりバッテリが持続するようになった。

Windows Mobile 2003
 Gates会長はPocket PCについて多くを語らなかったし,Smartphoneについてほんの少ししか言及しなかったけれども,Windows Mobile製品群もちゃんとCOMDEXに展示されている。注目点は,Poket PCとパソコンとを同期させる「ActiveSync」というソフトウエアだ。従来,同機能はサード・パーティ製のソフトと比較して大きく劣っていた。

5.三洋、メール添付書類などを携帯電話で閲覧できるサービス(11.21 日経BizTech)
三洋電機は、電子メールに添付された書類や画像ファイルをサーバーに転送して、携帯電話から閲覧できるようにするサービス「AirStorage」を2003年11月21日から開始する。Web閲覧に対応した携帯電話ならば機種やキャリアは問わない。一般向けの会員制サービスと企業向けのASPサービスを用意する。

 AirStorageは、転送された添付ファイルを携帯端末で表示可能な形に変換して保存し、ユーザーの携帯電話に、置いた場所のURLをメール通知する。携帯端末向けサーバー技術の米Opensharkと三洋が共同開発した「AirStorageマルチコンテンツ変換エンジン」を採用している。
 
 
 
 

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