週間情報通信ニュースインデックスno.431 2003/11/15
 

1.BizTechイノベーター:視点「情報大手3社の中間決算、いよいよ増収段階へ」 (11.12 日経BizTech)
NEC、日立製作所、富士通という「情報」大手3社の2003年度中間決算(2003年4月?9月)が10月下旬に出そろった。
3社の「情報事業」は増収増益を達成。 回復基調が鮮明になってきている。 3社の売上高合計は、前年同期比2%増の6兆6700億円。 事業ごとにでこぼこはあるものの、2001年度から続いた減収を食いとめることができた。

2.NTTコムがCWC再建支援を正式表明,約100億円で年内にも契約締結(11.11 日経コミュニケーション)
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は11月11日,会社更生法の適用を申請しているクロスウェイブ コミュニケーションズ(CWC)の再建を支援すると正式発表した。 同日CWCの管財人との間で基本合意に達した。 CWCの大半の事業を,約100億円で営業譲渡の形で引き受ける。 今後本格的な買収監査を実施し,年内にも最終契約を締結する。

CWCは,1998年にインターネット イニシアティブ(IIJ)やソニー,トヨタ自動車が設立した第一種電気通信事業者。 日本初の広域イーサネット・サービス「広域LANサービス」を提供している。 一方のNTTコムも,自社の広域イーサネット・サービス「e-VLAN」を提供中。 両社のネットワークは最終契約締結後に統合する。 CWCがKDDIから借りているダーク・ファイバも,順次NTTコムのネットワークに切り替える。

3.NTT、NTT-XとNTT-BBの事業を統合し12月に新会社設立(11.11 日経ニューメディア)
NTT(持ち株会社)は2003年11月11日、検索サイト「goo」を運営するNTT-Xとブロードバンド(高速大容量)インターネット向けの映像配信サービスを提供するNTTブロードバンドイニシアティブ(NTT-BB)の事業を統合する新会社「NTTレゾナント」を、12月に設立すると発表した。

 新会社はNTTの全額出資会社として設立し、営業譲渡により2004年3月にNTT-XとNTT-BBの事業を統合する。 資本金は約200億円となる。 gooをNTTグループの総合的なブロードバンド向けのポータルサイトと位置付けてサービスを拡張するほか、個人や企業をつなぐ「映像コミュニケーションサービス」を提供する予定だ(11月11日発表)。

4.グリッドとWebサービスを組み合わせた初のシステム、日本IBMなどが構築(11.14 日経コンピュータ)
日本IBM、エクサ、東京ガスの子会社であるティージー情報ネットワーク、日進ソフトウエアの4社は共同で、グリッドとWebサービスの技術を組み合わせたシステムの構築実験を行った。 IBMとパートナ企業が先進技術を使ってシステムを共同開発するプログラム「IBM jStart」の一環として、今年6−9月の3カ月間をかけ、グリッド技術が商用サービスで有効であることを確認した。

基盤となるミドルウエアに、グリッド・コンピューティングの標準化団体であるGGF(グローバル・グリッド・フォーラム)が提供する「Globus Toolkit 3.0」を利用した。 Globus Toolkit 3.0は、グリッドの標準規格「OGSA」に準拠しており、アプリケーションはWebサービスで通信する。 OGSA規格とWebサービスを併用するシステムは前例がないという。

今回4社が実験で構築したのは、仮想的な地域医療センターのシステムである。 ここでは患者の電子カルテや検査画像などを仮想的に集中管理する。 患者が近所の診療所で診察を受けるときに、過去に受診したほかの病院での診療履歴を地域医療センターに問い合わせて、検索、閲覧できる。

 電子カルテや検査画像などの実際のデータは、各病院に分散して保管されているが、診療所からは地域医療センターだけに問い合わせればよい。診療所や各病院と地域医療センターとは、インターネットで接続している想定で、Webサービスの仕組みでデータをやり取りする。さらに、グリッド・コンピューティング技術を使った画像変換システムにより、閲覧前に検査画像を自動変換する機能も持つ。

5.既存PBXにつないでIP電話を使えるVoIP機器,東西NTTが出荷を開始(11.14 日経コミュニケーション)
 NTT東西地域会社は11月14日,同社が提供する企業ユーザーを対象としたIP電話サービス「法人向けIP電話サービス」に対応したVoIP(voice over IP)ゲートウエイ「Netcommunity VG2300」の出荷を開始した。 価格は155万円。 東西NTT各社とも,今後1年間で2000台の販売を見込んでいる。

 VG2300は,ユーザーが使っている既存のPBX(構内交換機)とIP電話サービスを利用するためのアクセス回線の間に設置する。 IP電話サービスが提供している発着信,発信元電話番号表示,転送,代表着信などのサービスをPBXが認識できるように信号を変換する。PBXとの接続インタフェースは,最大23台の電話機で同時に発着信できるPRI(1次群インタフェース)を1ポート備える。 23台以上の電話機で同時に発着信させたい場合は,複数台のVG2300を設置する必要がある。
 
 
 

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