週間情報通信ニュースインデックスno.415 2003/07/19

1.「新社長の課題はビジネスモデル構築」---サン会長(7.16 日経BizTech)
サン・マイクロシステムズのDaniel Miller新社長は2003年7月16日、記者会見を開き、国内の事業方針について示した。 Miller氏は7月1日に日本法人の社長に就任したばかりで、米国法人の副社長を兼務している。

Miller社長は「米国と日本ではビジネスに違いがある。 例えばパートナーとの関係で言えば、米国は短期的だが、日本では長期的に続いているものが多いため、特にパートナーとの関係を大切にしていきたい」と発言、あくまでも日本に合った事業展開を進める考えを示した。 具体的に注力する分野としては、Linux対応でインテルのプロセッサを搭載するローエンドサーバーのラインアップや価格競争力の強化、Java対応の携帯電話の普及などを背景としたJava技術者の支援などを挙げた。

2.改正電気通信事業法と改正NTT法が成立 一種・二種の事業区分が消滅へ(7.17 日経コミュニケーション)
通信事業者の規制緩和策などをまとめた電気通信事業法とNTT法の改正案が7月17日,衆議院本会議で可決されて成立した。 1985年以来続いてきた日本の通信制度が抜本的に変わることになる。

事業法改正の狙いは,現状では一種と二種に分かれている電気通信事業の区別をなくすなど規制を緩和し,事業者間の競争を促進させること。 具体的には,(1)通信事業に参入する際の審査を簡素化する,(2)NTTなど現行制度の第一種電気通信事業者にも料金などをユーザーと個別交渉で定める相対契約を公認する――などである。

通信事業者,ユーザーともに,サービスの契約形態などで大きな影響を受けることになりそうだ。 ただし,改正法が施行されるのは早くて2004年初めになる見込み。 現行法に基づいて定められた省令などの改正作業が多岐にわたるためだ。 今回の改正法は法案そのものに加えて,参議院が5月にNTT東西地域会社の光ファイバ開放義務の緩和検討などを求めた附帯決議を採択したことに大きな注目が集まった。 ところが,衆議院は附帯決議を採択せずに可決したため,衆議院と参議院で決議内容が異なる異例の事態となった。

3.「勝算は十分ある」と小野寺KDDI社長(7.17 日経コミュニケーション)
KDDIなどの電話会社5社は7月17日、総務省が4月22日に認可したNTT東西地域会社の電話接続料値上げの取り消しを求め、総務大臣を相手取った行政訴訟を東京地裁に起こした。通信事業者が監督官庁である総務省に対して訴訟を起こすのは初めてである。

 訴訟を起こしたのはKDDIと日本テレコム、パワードコム、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC、フュージョン・コミュニケーションズの5社である。 各社が個別に東京地方裁判所へ訴状を提出した。 5社の社長がそろった共同記者会見の席上、中央に座ったKDDIの小野寺正社長は「争点の正当性から言って勝算は十分にある」と自信を見せた
 

4.ソフトバンクBB、モデム証券化で200億円調達(7.18 日経コミュニケーション)
ソフトバンクBBは7月17日、Yahoo! BBのユーザーに貸し出しているADSL(asymmetric digital subscriber line)モデムなど通信機器の一部の所有権を、子会社のビー・ビー・モデム・レンタル(BBMR)に移すと発表した。BBMRがモデムの所有権を証券化して、出資者に売却。BBMRからソフトバンクBBに売却代金が渡される。調達した資金はADSL事業に使うという。

5.2003年Q1、世界の企業向けVoIP回線出荷が100万回線超える(7.19 日経BizTech)
米Dell'Oro Groupは、2003年第1四半期における世界のIPテレフォニ市場に関する調査結果を米国時間7月16日に発表した。 それによると、同期における企業向けVoIP回線の出荷が、前期から26%増加して初めて100万回線を超えたことが明らかになった。

 「企業向け音声通信市場の全体が、横ばい状態にある。しかし、IP回線の出荷数の伸びが示す通り、IPテレフォニを採用する企業は増加している。 Ethernet LANを介してIP電話を利用するために、IP回線はPBXシステムに接続する手段を提供するので非常に重要である。 また、IP回線の配備でIP PBXの人気が高まっており、同期におけるIP回線配備で、ほぼ3分の2(61%)にIP PBXが使われている」(同社シニア・アナリストのSteve Raab氏

・2003年第1四半期に世界で出荷されたIP回線数と市場リーダー
=========================================================
市場全体                     回線数       3カ月の伸び率
---------------------------------------------------------
総出荷回線数(100万回線)     1.04              +26%
=========================================================
メーカー                      順位       3カ月の伸び率
---------------------------------------------------------
Nortel                          1               +63%
Cisco                           2               +2%
Avaya                           3               +26%
Alcatel                         4               +17%
Mitel                           5               +61%
=========================================================
出典:Dell'Oro Group
 

 ホームページへ