週間情報通信ニュースインデックスno.412 2003/06/28

1.覚えやすくて破られにくいパスワードのつけ方(6.21 日経NETWORK) インターネットでユーザー本人を確認するためにいちばんよく使われるのがパスワードによる認証だ。 しかし、どんなパスワードにしたらいいか悩んでいるユーザーも多いのではないだろうか。 ニックネームや誕生日など、覚えやすいパスワードだと第三者に破られやすくなってしまうし、まったく意味のない文字列だと覚えておけない。 パスワード破りの攻撃に強いパスワードは、(1)辞書には載っていないこと、(2)大文字、小文字、数字、記号が交じっていること、(3)適度に長いこと(8文字以上が理想)――である。

では、こうしたパスワードを覚えやすいものにするにはどうすればいいのだろうか。 基本方針は、「覚えやすいフレーズと、覚えやすい変換規則から、破られにくいパスワードを作る」ということである。 頭に浮かんだ歌のフレーズを使うのも一つの方法だ。 とはいっても、歌詞のフレーズをそのまま使ったのでは意味がない。 そこで、歌詞の中の各単語の頭文字を拾い上げて並べてたり、子音だけを取り出したり、さらには大文字と小文字を交互に並べるといった工夫をする。

2.マイクロソフト、社長退任の陰でゲーム事業の34人指名解雇(6.24 日経BizTech)

今年6月6日、米マイクロソフトと米サン・マイクロシステムズは日本法人の社長退任を相次いで発表した。 後任にはいずれも米国人が就任する。 IT(情報技術)業界では日本オラクルや日本IBMなども社長交代の噂が出ている。米国に次ぐ世界第2位の市場として「自治権」を認められてきた日本法人だが、最近の業績不振や予算未達の責任を厳しく問われ始め、米本社の支配権がじわじわと強化されている。 中でもマイクロソフトは阿多親市社長が就任3年で退任。7月から米国本社の日本担当副社長、マイケル・ローディング氏に引き継ぐ。日本法人が1986年に設立されてから“外国人社長”を迎えるのは初めてのことだ。

しかも、マイクロソフトでは3月末からこの6月20日までに、34人の日本人社員が会社を去った。創業者であるビル・ゲイツ会長の鳴り物入りで参入した、本社直轄のゲーム機ビジネス「Xbox」の開発メンバーなどがリストラされたのである。その手法と姿勢は、いかにも米国流の冷徹なものだった。外資とはいえ日本的な慣行になじんでいた日本法人は、かつてない衝撃を受けている。

3.フュージョンがIP電話に番号ポータビリティ(6.26 日経BizTech)

フュージョン・コミュニケーションズは6月26日、直収電話のアクセス回線に広域イーサネット・サービスを用いる「直収IP固定電話サービス」を発表した。 7月2日からサービスを開始する。 「基本プラン」と「着信専用プラン」の2種類がある。 直収電話とは、NTT地域会社の交換機を経由せずに加入電話網に接続する電話サービスのこと。 従来のISDNによる直収電話は、距離に依存した通話料金だった。新サービスの主な特徴は、(1)アクセス回線にIP網を利用する、(2)番号ポータビリティで従来からの電話番号を使える――という2点。 

4.NTTデータ、PCグリッド実験の結果発表(6.26 日経BizTech)

NTTデータは2003年6月26日、昨年の12月20日から始めていたPCグリッド・コンピューティングの大規模実証実験「cell computing」の結果を発表した。 同実験は一般から参加者を募り、多数のWindowsパソコンをインターネット経由で連携させて、大規模な科学技術計算を行うというもの。 実験は2003年4月30日までの132日間実施した。1万2206台のパソコンが参加。 各パソコンが計算した時間を合計すると611年162日13時間24分23秒にも達する。 最大時性能も3TFLOPSを超えた。 ちなみに、世界最速のコンピュータである「地球シミュレータ」は実効性能で35.86TFLOPSである。 cell computingの実験では、東亞合成の研究の一環である「ヒトの遺伝子情報からの周期性の発見」とNTT物性科学基礎研究所の研究である「光学的に新たな特徴をもつ材質の設計図の作成」の2つを計算した。いずれの計算も平均的なパソコンでは数百年かかる結果を、4カ月で終了したとする。

NTTデータでは、今回の大規模実証実験での結果をもとに、企業内のパソコンを連携させるイントラネット型のcell computingを事業化し、2003年度下半期から販売を開始する。また、一般ユーザーのパソコンも対象としたインターネット型のcell computingについても事業化を検討するとしている。

5.将来の事業展望が大事、光通信事業に注力=NTT社長(6.27 ロイター)

NTTの和田紀夫社長は、同社の株価について、将来の事業展開が大きく影響する、との認識を示した。 株主総会で、株主の質問に答えたもの。

和田社長は、株価低迷の原因として、「(2003年3月期は)利益は大きく回復したが、売上は減少しており、これが不安材料となっている」と分析。 そのうえで、「将来に対しての事業展望が大事だ」と強調した。 将来展望では、昨年11月に策定したブロードバンドに関する戦略「”光”新世代ビジョン」に対する理解を求めた。 同ビジョンでは、今後5年間で最大5000億円をかけて次世代ネットワークを構築、エンド・ツー・エンド型の大容量・高品質通信サービスを提供する計画を掲げている。
 
 
 
 
 

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