週間情報通信ニュースインデックスno.404 2003/05/03

1.NTTデータとNEC、iモード用インフラ構築(4.28 日経BizTech)
NTTデータとNECは2003年4月28日、iモード・ユーザーからの接続要求を処理するサーバー・システム「CiRCUS(サーカス)」をNTTドコモ向けに構築したと発表した。 3700万人を超えるiモードユーザーからの、メール送受信やWebサイトへのアクセス要求を処理する大規模システムである。 新システムでは、毎秒5万アクセスのWebサイト閲覧、毎秒2万5000件のメール送受信処理を可能としている。 サーカス構築では、NTTデータが全体のプロジェクト管理とアプリケーション構築、NECが約400台のUNIXサーバー「NX7000」の提供とシステム構築などを担当した。(小川 計介) 

2.IT投資意欲、さらに減退--JUAS調査(4.30 日経BizTech)
日本情報システム・ユーザー協会は2003年4月30日、ユーザー企業のIT投資などに関するアンケート集計である「ユーザー企業IT動向調査2003年度版」の概要を発表した。
これによると、アンケートに回答した企業1075社のうち、今後1年間のIT関連に対する投資について「増加する」との見方を示した企業は、2002年度の39%から減少して35%となった。また、「減少する」と回答した企業は前回調査の27%から今回は30%に増加しており、全体としてIT投資に対する意欲が引き続き減退傾向にあることが明らかになった。 このような状況でも同協会では、今年1月に施行された「IT投資減税」がこれからのIT投資の牽引力になることが期待できるとしている。

 また、ユーザー企業が立案したIT予算の内訳を調べたところ、予算総額の28.3%をハードウエアに、19.2%をソフトウエアに、10.3%をネットワークに対して割り当てていた。 これに対して次年度の予算内容については、ハードウエアに対する投資割合を減らし、ソフトウエアに対する投資割合を増やすと予測する企業が多いとしている。

 そのほか、リスクマネジメント対策については、ウィルス対策については78%と多くの企業が対応を完了しているのに対して、社内外からのアクセス制限については46%、災害に対する障害対策については48%、リスクに関する教育体制については13%、リスク対策のガイドライン策定については27%が対応を済ませたとしており、セキュリティ面や社内ユーザーに対する配慮に関しては対策が進んでいないことが分かった。 これらの対策を万全にするためには、予算の確保などについて、経営トップが積極的に関与することが必要であるとしている。

 同調査は、JUASが1994年に開始したもので、今回が9回目。情報システム部門に対する調査では、前回調査は3000社に対してアンケートを送付していたのに対して、今回は送付先を4000社に増やし、1075社(回答率26.9%)から回答を得た。このため中堅企業が前回の485社から645社に増加した。また、情報システムの利用部門を対象としたアンケートは、前回は3000社に向けて送付していたのを今回は対象を5000社に増やし、回答総数を1003社(回答率20.1%)に増やした。これについて同協会では、回答数を共に1000社以上にしたかったためとしている。(池 紀彦)

3.【N+I Las Vegas速報】エクストリームが次世代コア・スイッチを参考出展 10GbEポート単価8000ドル以下と格安(5.2 日経コミュニケーション)
米ラスベガスで開催中の「Networld+Interop 2003 Las Vegas」(N+I)で,米エクストリーム・ネットワークスが次世代コア・スイッチを参考出展した。 イベント用ネットワークである「eNet」で,試験運用されている。 同製品の正式名称はまだ決まっておらず,開発コードネームである「Mariner(マリナー)」と呼ばれている。 Marinerは,エクストリームの次世代設計アーキテクチャ「4GNSS(4th Generation Networking Silicon System)」に基づいて作られた最初のプラットフォームである。

Marinerは,横幅は19インチ・ラックマウント・サイズで高さは7U(1U=1.75インチ)。最大96ポートの10Gビット・イーサネット(10GbE),最大960ポートのギガビット・イーサネットを収容できる。 最大の特徴は,ハードウエア処理の方法を変更できる「Programmable ASIC(特定用途向けIC)」を搭載している点。 新たなサービスや機能を追加する場合でも,新しいASICに取り替える必要がなくなり,追加投資コストがかからないという。

4.12メガADSL干渉問題がひとまず決着(5.2 日経コミュニケーション)
12メガADSL(asymmetric digital subscriber line)技術を巡る干渉問題がひとまず決着した。 総務省で干渉問題を議論してきたDSL作業班に参加するADSL事業者が4月24日に協議した結果、「すべての12メガADSL技術に干渉を抑制するのための制限を加えない」ことで合意したことが明らかになった。

ソフトバンクBBは同社の12メガADSL技術の干渉が大きいという指摘に猛反発してきたが、結果として同社の狙い通り、何の制限も付かずに利用できることになった。

5.【N+I Las Vegas速報】「無線LANスイッチ」の出展が相次ぐ 多数のアクセスポイントを一元管理可能に(5.2 日経コミュニケーション)
米ラスベガスで開催中の「Networld+Interop 2003 Las Vegas」(N+I)で,多数のアクセス・ポイント(AP)を管理できる「無線LANスイッチ」と呼ばれる製品が多数出展され,来場者の注目を集めている。 無線LANと既存の有線LANの統合が容易にできる点も特徴で,「スイッチと無線LAN管理サーバーを統合したような製品」(米アルーバ・ワイヤレス・ネットワークス。

同様の製品は,米エクストリーム・ネットワークス,米エアスペース,米トラピーズ・ネットワークス,米シンボル・テクノロジーズ,米チャントリー・ネットワークス,カナダのノーテル・ネットワークスなどが出展していた。
 
 

 ホームページへ