週間情報通信ニュースインデックスno.402 2003/04/19
 

1.企業ポータル・サービスはナレッジ・マネジメントの中核に(4.12 日経BizTech)
「企業ポータル・サービスはナレッジ・マネジメント・サービスの中核となりつつある」---。 米IDCが米国時間4月9日に、企業ポータル・サービス市場に関する調査結果を発表したもの。 それによると、企業ではナレッジ・マネジメント用プログラムや技術の集約、拡張、導入用のプラットフォームとして企業ポータル・サービスを利用しているという。

IDCは、「経済低迷とIT支出減少という厳しい状況にも関わらず、企業ポータル・サービスの世界支出は2003年に11億ドルを上回り、前年比23.7%増と予測する。年平均19.1%で成長し、2007年には23億ドル規模に達する。

IDCの企業ポータル・サービス調査担当上級アナリストのAlexander Motsenigos氏は、企業ポータル・サービスの急速な拡大の要因を、「今日の“複雑さの危機”とでも表現すべき障害の克服に役立つから」と分析する。「企業ポータルの基本的な目的は、従業員や顧客などあらゆる利害関係者と企業との関係を強化することにある。その結果、企業の価値を創造するダイナミックで生産的な状況が実現できる」(同氏)

 なおIDCはサービス・プロバイダ向けに、企業ポータル・サービスへの取り組み方とその理由を示している。概要は以下の通り。

・企業ガバナンス対策を行う:企業ポータル・サービスの実装を、部門単位から企業全体、さらにその外部へ拡大できる

・ユーザー自身が購入する:企業ポータル・サービスに関する取り組みの成功は、ユーザーがポータルの利便性に気付くかどうかにかかっている

・業務プロセスやITサービス技能に深く組み込む:ナレッジ・ワーカーは、ポータルを職務遂行に活用できる

・国際化/ローカライズを考慮する:企業ポータル・サービスの対象が広がる

2.NTTデータ、コンテンツ作成の子会社設立(4.15 日経BizTech)
NTTデータは2003年4月15日、アニメなどのコンテンツの作成及びプロデュース、およびそのマーケティングを事業主体とする子会社「NTTデータ・コンテンツプランニング」を4月16日に設立すると発表した。 営業開始は5月1日から。

NTTデータ・コンテンツプランニングでは、ウェブのコミュニティサイトを活用して様々なマーケティングを実施する。 そのマーケティングの評価をアニメなどのコンテンツに反映させ、より充実したコンテンツの製作につなげる。 コンテンツは自社で作成するほか、出版業者やメディア業者などとも共同で制作する。 作成したコンテンツはインターネットで配信するほか、テレビ番組として放映する予定。 特にアニメーション分野に注力し、年間で10本程度の作品制作、販売を予定している。その他にも顧客の要望に応じて、ネットワーク・ゲームやコミュニティサイトの企画、構築、運用に関する事業展開も予定している。

3.通信の巨人に挑む「ヤドカリ」、平成電電が格安電話(4.16 日経BizTech)
NTTとの契約が必要ない格安の電話サービスを、独立系通信会社の平成電電が6月から始める。 通話料は全国一律で3分6.8円と業界最安値(従来は7.5円)。 これは最近注目されるIP(インターネット・プロトコル)電話ではない。 NTTの電話と同じ仕組みを採用した従来型のサービスだ。 しかも通話料はIP電話より安い。 今後、電話サービスの勢力図に影響を及ぼすだけでなく、NTTの事業を圧迫する台風の目に育つ可能性さえある。

この電話サービス「平成電話」は、一般家庭や企業にNTTが引いた電話回線を、平成電電が1回線当たり月額1400円程度で借りてサービスを行う。 加入者はNTTと契約する代わりに、平成電電に月額基本料1800円(法人は2400円)を支払う。 この結果、平成電話の加入者同士は、月額300−500円を追加すれば通話が無料になった。

電話回線をNTTから借りる仕組みは、そもそもネット接続業者がADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを提供できるように整備されたもの。そこに平成電電は、うまく相乗りしたわけだ。

こうした“価格破壊”は、導入コストが高い設備を他社から借りて投資を抑える「ヤドカリ戦略」のおかげだ。 平成電話からNTT加入者に通話するには、3分当たり4.5円の接続料が必要になるが、通話料が3分6.8円なので基本的にまかなえる。 逆の場合は、NTT東西が平成電話に同水準の接続料を支払う仕組みだ。

かつては地域電話局ごとに必要だった高価な電話交換機は、東京と大阪に1台ずつ導入しただけ。 音声データを光ファイバー経由でセンターに集めれば、少ない台数で処理できるからだ。
 

4.Windowsに「重要」のセキュリティ・ホール,一般ユーザーに管理者権限を奪われる(4.17 日経BizTech)
マイクロソフトは4月17日,Windows NT 4.0/2000/XPのセキュリティ・ホールを公表した。 セキュリティ・ホールを悪用されると,一般ユーザーに管理者権限を奪われる恐れがある。 ただし,悪用するには対象マシンに対話的ログオン*する必要がある。 リモートから悪用したり,対象マシンにアクセス権限がないユーザーが悪用することはできない。

 深刻度は上から2番目の「重要」。対策はパッチを適用すること。パッチは同社のページからダウンロードできる。Windows NT 4.0 Terminal Server Edition(TSE)用以外については「Windows Update」からも適用できる。
 

5.東西NTTが電話接続料の値上げを申請(4.18 日経BizTech)
NTT東西地域会社は4月18日、2003−2004年度に適用する電話接続料の認可を総務省に申請した。電話接続料は、他事業者が東西NTTの加入電話網・ISDNを使う際に支払う料金。3月末に総務省の情報通信審議会が「平均4.8%の値上げ」を認める答申を出している。

今回、東西NTTは答申通りの料金をそのまま申請した。4月22日に開く情報通信審議会で審議する予定で、総務省は4月?5月中には申請を認可する見通し。

東西NTTが申請した接続料の内訳は、加入者線を束ねている加入者交換局(GC)での接続で3分4.37円(前年度比12.1%増)、1県に原則1カ所ある中継交換局(ZC)の接続で同5.36円(同2.9%減)である。
 
 
 
 
 
 

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