週間情報通信ニュースインデックスno.401 2003/04/12

1.仕事漬け生活に別れ告げて、シニア男性のグルメデビュー(4.7 日経レスト
ラン)
「近頃、シニアの男性が、マスコミで話題のグルメなお店にデビューし始めている」
との噂を聞きつけた。
自称グルメの細川昌彦さん(55歳)には、「食と女への興味を失った瞬間、『男』は
『元男』へと変わるのです! 世の女性達に言いたい。『そんな、つまらない奴は
放っておいて、僕みたいなグルメなおじさんと遊びましょう!』」とナンパされる始
末。

団塊の世代以上の男性には、元々食通の方が少なくない。しかし、一方で、仕事に追
われ、食を犠牲にしてきた方も多い。横浜・馬車道で眼鏡店を営む山下直敏さん(63
歳)もその一人だ。 「ずっと店に出てましたから、食事は食べられれば御の字。エ
ネルギー補給。パパっと食べておしまいという感じでした」。

 そんな山下さんが、1年前から、食べ歩きに凝り始めた。 この日訪れたのは、パ
ンパシフィック ホテル 横浜のフレンチ「クイーン・アリス」。お店を最初に見つけ
たのは奥様だ。
名誉総料理長の石鍋裕氏が出ていた「料理の鉄人」は、毎週、楽しみにしていたテレ
ビ番組。テレビや雑誌で見る以上の料理や空間、温かいサービスはもちろん、夫の気
づかいもあり、「初めてお食事をいただいた時は、ほっとした気持ちで、涙がこぼれ
ました」と、奥様は目を潤ませる。

 不況で接待は減り、派手な遊びにも手が届かない。しかし、時間にゆとりがあれ
ば、妻や家族と美味しい食事がいただける――。不況にも良い効果があったのだと発
見した。もう一つの発見は「自腹で手頃なグルメ情報」を知っていたのは「うんちく
父さん」ではなくて、娘や妻、つまり女性だったということだ。

2.あなたを不安にする、日本経済のウソと真実(4.10 日経BizTech)
日本経済の低迷の原因は何か。 この問題をどう捉えるかでエコノミストは大きく2
派に分かれる。
まず、「低迷の原因は産業構造の問題にある」と主張するのが構造改革優先派だ。 
時代遅れの規制によって非効率な産業分野、企業が温存され、雇用と設備を過剰に抱
えている。 供給過剰の状態を解決するため、企業がリストラを促進するとともに、
政府が規制緩和を進めることで、新たな産業が生まれやすい環境を整える。 それで
景気は回復するという。 構造改革優先派の主張の難点は、短期的な景気回復への道
筋が見えにくいことだ。そもそもリストラに励む企業は新たな設備投資を控えるた
め、景気がさらに落ち込む危険性をはらんでいる。

一方、日本経済低迷の最大の原因を「需要の冷え込み」と考えているのが景気対策優
先派だ。 バブル崩壊後の調整は進んでいたが1997年の金融危機以降、経済はデフレ
に陥ってしまった。 まずは景気対策で需要を下支えする。 これにより経済が持つ
自然治癒力が働く状態に戻せというわけだ。 この景気対策優先派はさらに金融政策
重視と、財政政策重視の2グループに分かれる。 前者は、「デフレは通貨供給量の
問題」と市場に流れる通貨を増やすことを基本的な政策に置く。 後者には、従来の
公共投資を核とした景気刺激策に加え、新たな産業やサービスを創造するためのイン
フラ投資を提案している論者(新・公共事業派)もいる。 一向にデフレ不況の出口
が見えず、失業率が上昇し続けるなど、既に様々な「痛み」を実感している今日、
「まずデフレを止めよ」という主張は多方面から支持され始めている。

景気対策優先、構造改革優先も、所属している組織、立場などから主張は違ってく
る。 日本経済は一刻の予断も許さない状況が続いているだけに、両派の”対立“は
一層激しさを増している。

3.「COBOLはまだ死んでいない」――米Acucorp社長兼CEOが語る(4.10 日経
BizTech)
英MicroFocusと並んで,COBOLコンパイラのベンダーとして著名な米Acucorpの
President兼CEOのPamela Coker氏(写真)が来日,2003年4月10日に都内で記者会見
した。Coker氏はこの場で,COBOLを取り巻く現状やその移行技術,同社の方向性など
について語った。
 Coker氏は,「COBOLで記述された価値の高い業務アプリケーションは,大企業のメ
インフレームやオフコンなどレガシーなシステム上でまだたくさん稼働している」と
したうえで,同社は「これらを近代的な(modern)環境に移行するビジネスに注力し
ていく」と述べた。 同氏は,レガシー・アプリケーションの移行方法として,(1)
すべてを捨てて再構築,(2)パッケージの適用,(3)既存資産の再利用――の三つを挙
げ,「対象となるアプリケーションが備えるビジネス・ロジックに価値があるなら,
既存資産を再利用するのが,開発コストが安く,開発期間が短くなる場合が多い」と
言い切った。

 同社が米国で2003年5月に出荷を予定しているCOBOL統合開発環境「extend6」は,
こうした用途を狙ったものだ(日本語版は同年10月に出荷予定)。J2EE(Java 2
Platform,Enterprise Edition)や .NET環境などから利用できるコンポーネント技
術,XML(Extensible Markup Language)の読み書き機能などを備える。 「COBOLで
実装した機能をコンポーネント化して利用することで,J2EEや,.NETなどの近代的な
環境から利用できるようになる。COBOLアプリケーションを他の言語,技術,アプリ
ケーションと容易に統合できるので,高い費用対効果で長年投資してきた資産を保つ
ことができる」(Coker氏)。

4.xDSL加入者が3月末に700万を突破/増加ペースはやや減速(4.11 日経コ
ミュニケーション)
国内のxDSL(digital subscriber line)加入者数が、3月末に700万を突破した。 
総務省が4月11日に公表したデータによれば、ADSLをはじめとするxDSLサービスの3月
単月加入者数は2月から43万3172増えて、累計702万3039回線に到達した。 ただし、
単月ごとの増加数は2002年12月が約53万、2003年1月と2月が約47万増だったため、増
加ペースはやや減速している。 事業者別の加入者では、ソフトバンクBBが提供する
「Yahoo! BB」が1カ月で18万1000増の236万3000。累積のシェアは33.6%だった。一
方、NTT東西地域会社の提供する「フレッツ・ADSL」は、255万7550(NTT東日本が143
万146、NTT西日本が112万7404)。 累積シェアは東西NTT合わせて36.4%である。

5.NTTコムがIPセントレックスを本格展開、内線通話だけの利用も可能 2003/04/09
 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は4月9日、VoIP(voice over IP)技術を使った企業
向け音声通話サービス「.Phone IP Centrex」を発表した。新サービスは、2002年11月から
試験サービスを提供してきた「シェアードIP-PBXサービス」を刷新したもの。本格的なサービス
提供に向け、メニュー体系と料金体系を見直した。開始は4月10日。

 .Phone IP Centrexは従来の回線交換方式の電話網に代わり、IP網上で音声通話を
実現する。ユーザーは既存のアナログ電話機をそのまま使いながら、NTTコムのインターネット
接続サービス「OCN」を経由して拠点間の内線通話ができる。既存の加入電話番号への
外線発信も可能。ただし、当初は外部の加入電話からの着信には対応しない。
また、今後は広域イーサネット・サービスの「e-VLAN」など、他の通信サービスにも対応予定。
 
 

 ホームページへ