週間情報通信ニュースインデックスno.388 2003/01/11
 

1.ノーベル賞・田中氏に学ぶ技術者のスタンス(1.6 日経エキスパート)
『なぜ会社は変われないのか』(日本経済新聞社)著者
柴田昌治氏(スコラ・コンサルト代表)の談話から
企業風土や体質の改革の手法を考案・実践する仕事を生業にしている関係で、企業に潜む問題は四六時中、耳にしている。 技術者に関しても課題は多い。

まず、企画や設計など本当の意味での技術に関わる時間が少ないこと。 会社に10時間出ているとしたら、そのうち、そうした技術に関わる時間は3時間くらいに過ぎないだろう。 残りの時間は会議や苦情処理など、雑務に忙殺されているのが現状だ。 また--夜遅くまで会社に残り、長時間滅私奉公することが勤勉さのあかしと考える--未だにそんな会社が日本には多い。

これに対して、ノーベル賞を受賞した島津製作所の田中耕一氏は、一見仕事の虫で24時間研究に没頭しているような印象を受けるが、実際は全く違う。 1日に集中できる時間は7時間と決めて、午後7時ごろには退社、夜中まで仕事をしたことはほとんどないそうだ。 どうしたらいい仕事ができるかを考えて、周りの目を一切気にせず自分の方法を実践している。
田中氏は極めて生産性が高い技術者だと思う。日本の技術者も一人ひとりが主体的に生産性を上げる工夫をすべきだ。

2.ぷららが東西NTTのIP電話に対応(1.8 日経コミュニケーション)
インターネット接続サービス「ぷらら」を提供するぷららネットワークスは1月8日、「050」で始まる11ケタの電話番号を使うIP電話サービスを、3月から開始すると発表した。
 同サービスは、東西NTTが3月に「フレッツ」ユーザー向けに提供予定のVoIP(voice over IP)ゲートウエイ機器を利用するもの。 サービス開始は、機器の提供開始に合わせる。料金やサービス内容の詳細は追って発表する予定。
 

3.梶田政彦氏が語る 7つのアイデア“発創術”(1.9 日経ビジネスアソシエ)
「なんちゃってシリーズ」、「バウリンガル」...モノが売れないと言われる時代に、次々にヒットを飛ばすタカラの梶田政彦氏(41歳)。 今、最も注目されるヒットメーカーは、何を考え、どんな工夫をしているのか。 アイデアを生みだし、そして実現する「発創術」を語ってもらった。
★7つのアイデア“発創術”
1.常識をあえて無視する
2.「楽しい」と思えることは何かを考え続ける
3.頭の中で3日間忘れなかった企画だけを真剣に考える
4.ヒット商品には必ず「売れる理由」がある。
 その理由を探し、詰めていく
5.消費者の変化、トレンドを知っているのは売り場。
 いろんな業界の売り場に聞いてまわる
6.自分が「いい」と思ってきたことでも必要ならば修正する
7.ただし、ひらめきや思いつきで変更しては駄目。
 そこには明確な「理由」が必要

4.富士通など、Webサービスの信頼性向上を図る新仕様を公開(1.10 日経BizTech)
富士通、日立製作所、NEC、米Oracle、米Sonic Software、米Sun Microsystemsの6社は、Webサービスにおけるメッセージ交換の信頼性向上を図る仕様「Web Services Reliability(WS-Reliability)」のワーキング・ドラフト版を公開した。各社が米国時間1月9日に明らかにしたもの。
 各社は「WS-Reliabilityで原理的により信頼性の高い転送インフラを提供する」と説明する。「その結果、Webサービスの導入を加速し、Webサービスはさまざまなエンタプライズ・アプリケーションや統合作業において重要な仕組みとなるだろう」(各社)
(用語解説)
Webサービスとは,Webを基盤にして複数のシステム間を連携させる技術の一種。あるWebアプリケーションが,他のWebシステム上で稼働するアプリケーションを自動的に呼び出して利用できるようにする。呼び出せるアプリケーション自体をWebサービスと呼ぶこともある。これまでの技術よりもシステム間の連携を容易にする新しい手段として注目を集めている。

システム間で情報をやり取りするためのプロトコル「SOAP」やWebサービスの利用方法を記述するためのXML(エクステンシブル・マークアップ・ランゲージ)形式の言語「WSDL」,Webサービスがネットワーク上のどこにあるかを示す電話帳に当たる「UDDI」といった要素技術を使用する。

5.NECのBIGLOBE、個人向けIP電話試験サービス開始 (1.9 日経BizTech)
NECは2003年1月9日、インターネット接続サービス「BIGLOBE」ユーザー向けにIP電話サービスを提供すると発表した。 サービス名は「NTTコミュニケーションズ IP-Phone for BIGLOBE」。 1月23日から2月28日まで試験サービスとして提供し、3月に本サービスに移行する計画。

 NTTコミュニケーションズの通信インフラを利用しており、同じ通信インフラを利用している@Nifty、OCN、So-net、hi-hoの各サービスのIP電話利用者とも相互通話できる。 試験サービスでは初期料金と月額基本料金ともに無料だが、本サービスでは有償にすることを検討している。

 IP電話の利用対象者は、BIGLOBEの「使いほーだいADSLaコース」(アッカネットワークスのADSL接続サービスをインフラとして利用)のユーザー。サービス利用者には050の番号を付与する。  通話できるのは、同じNTTコミュニケーションズのインフラを使っている各プロバイダーのIP電話ユーザー間、そしてIP電話から国内の固定電話への発信となっている。通話できないのは、国内固定電話や携帯電話からIP電話への着信、IP電話から携帯電話や国際電話への発信など。試験サービスの申し込みは1月10日から1月19日まで
 

 
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