週間情報通信ニュースインデックスno.359 2002/06/08
 

1.劣勢のXboxにマイクロソフトが多額資金投入(6.4 日経ビジネス)
米マイクロソフトが昨年11月に発売した家庭用ゲーム機「Xbox」の苦戦が鮮明だ。 同社は今年6月末までの世界における目標販売台数を、当初の450万?600万台から350万?400万台に引き下げた。 ソニー傘下のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が「プレイステーション2」を既に世界で3000万台出荷したのに対し、大きく水をあけられている。

ソフトのラインアップは600本以上のプレステ2に対してわずか20本と劣勢」。
しかも価格競争が激化している。ソニーは5月14日、プレステ2の価格を約3割引き下げ199ドルにすると発表した。対抗上、マイクロソフトもその翌日にXboxの価格を100ドル値下げして199ドルにすると表明。さらに任天堂も「ゲームキューブ」の価格を3割弱引き下げて149.95ドルにした。プレステ2が自らコスト削減できるソニー製半導体を使うのに対し、Xboxは主要部品を外部調達するため製造コストを下げにくい。競争激化はマイクロソフトの収益を悪化させる一方だ。

苦境を打開すべくマイクロソフトは、5月下旬、米ロサンゼルスで、「Xbox-Live」というオンラインゲームサービスを世界で開始することを発表。多くの人がインターネット経由で同時参加して楽しめるサッカーやアメリカンフットボールなどのゲームを投入する。今年秋から米国、日本、欧州で同時にサービスを開始し、2002年に5種類のゲームを発売する予定だ。 さらにXbox事業のテコ入れ策として今後5年間に20億ドル(約2500億円)を投じると発表した。
 
マイクロソフトにはライバルには太刀打ちできない圧倒的な強みがある。380億ドル(約5兆円)という巨額の現預金だ。20億ドルという今回表明した予算はその一部にすぎない。
 ソニーが相手にしているのはいわば不死身の巨人だ。ワープロソフトのジャストシステムから情報検索エンジンのネットスケープ・コミュニケーションズまで、これまでマイクロソフトは圧倒的な資金力で事実上、ライバルを葬り去ってきた。 Xboxの出足が鈍くともソニーが勝利宣言をするのはまだ早計かもしれない。

2.BBフォン、利用停止状態から完全復旧(6.5 日経BizTech)
6月4日夕方から利用停止状態だったソフトバンクグループ運営のIP電話サービス「BBフォン」が、6月5日の5時30分から順次復旧し、6日からは全国で利用可能となった。 4日午後にネットワーク機器ソフトウエアの障害が発生したことを受けて、全国的にメンテナンスが実施したため、5日は利用停止となっていた。

3.xDSL回線数が300万を突破 東西NTTがシェアを増やす(6.7 日経コミュニケーション)
総務省は6月7日,5月末時点のxDSL(digital subscriber line)回線数を発表した。5月1カ月間で約33万増加,累積で302万8556回線に達した。 内訳はNTT東西地域会社が127万5587回線,その他の通信事業者が175万2969回線。 NTT東西のシェアは累計で約42%だが,5月の1カ月間の増加分だけを見れば45%になる。 NTT東西の月間増加分のシェアは,「Yahoo! BB」を始めとする割安のADSLサービスの影響で2001年11月に27%まで落ち込んだことがある。

4.5月の携帯電話純増数、ドコモがauとJ-フォンを下回る(6.7 日経BizTech)
電気通信事業者協会(TCA)によると、5月の携帯電話契約者数は、NTTドコモが13万9000件の純増となり、KDDIのauの15万0200件、英ボーダフォン傘下のJ-フォンの14万0200件を下回った。 TCAによると、ドコモが両社を下回ったのは、96年1月に統計を取り始めて以来初めてという。 KDDI傘下のツーカーは7100件減だった。

 5月末現在の各社の契約者数は、NTTドコモ<9437>が13万9000件増の4119万5000件、auが15万0200件増の1256万0500件、J-フォンが14万0200件増の1254万5600件、ツーカーが7100件減の388万8600件。

5.HP、Oracle、Red Hatが企業向けLinuxで協力(6.7 日経BizTech)
米Hewlett-Packard(HP)、米Oracle、米Red HatがLinuxソリューションの動作保証と提供に関して協力体制を敷く。 HP社が米国時間6月5日に明らかにしたもの。
3社による協同ソリューションは、8ノード構成でクラスタ接続したHP社のサーバー「ProLiant DL580」とOracle社のクラスタ技術「Oracle9i Real Application Clusters」を組み合わせた環境で、Red Hat社の大規模企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Linux Advanced Server」を走らせる。

 「3社は共同で、柔軟性のあるフォールト・トレラント・インフラを構築した。顧客が望んでいた高性能の企業向け機能を手頃な価格で提供する」(Oracle社Database Servers部門執行バイス・プレジデントのChuck Rozwat氏)

 ちなみに米IDCの調査によると、Linuxを搭載した標準的なIntel Architectureサーバーの2002年第1四半期における全出荷台数のうち、ProLiantが25.9%を占めて市場首位の立場を維持したという。
 

 
 

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