週間情報通信ニュースインデックスno.345 2002/03/02
 

1.EIP構築ツール開発の米Plumtree、日本市場に本格参入(2.25 日経BizTech)
EIP(Enterprise Information Portal、企業情報ポータル)構築ツールを開発する米Plumtree Softwareは2002年2月25日、日本市場に本格参入すると発表した。
 同社はすでに世界で300社以上のユーザー企業/官庁を持つというEIP構築ツール「Plumtree Corporate Portal」を日本国内でも本格的に販売する。
 Plumtree Corporate PortalはインターネットのWebサイトや社内に分散する既存グループウエア、データベース、CRMシステムなどのインタフェース(表示部分)を統合し、1つのWebページで表示できるようにするもの。 個々の社員専用の“マイページ”を容易に構築することができるという。 SAP R/3やLotus Notes、Microsoft Exchangeなどの主要な業務用アプリケーションをマイページから利用するといったことも可能となる。

2.日本テレコムが通期の業績予想を下方修正(2.27 日経BizTech)
日本テレコムは2002年2月27日、2001年度通期連結決算での純損益予想を下方修正すると発表した。 従来予想は20億円の赤字だったが、710億円の赤字へと大幅に拡大する。 これは純資産の見直しによる設備の除却や、子会社株式など保有資産の簿価を見直すことによる減損処理によるもので、バランスシートのスリム化、健全化を図るのが目的としている。

ただし、連結ベースの売上高は2001年11月予想の1兆6250億円から1兆6650億円に、経常利益は550億円から690億円に上方修正した。 単独ベースでは売上高が前回予想の4550億円から4500億円に、経常損益が前回予想の160億円の赤字から175億円の赤字に、当期純損益が120億円の黒字から655億円の赤字になる見通し。

3.「IP電話サービスの構想は白紙」NTT宮津社長が一部報道を否定(3.1 日経コミュニケーション)
NTT持ち株会社の宮津純一郎社長は3月1日の社長会見で、NTT東西地域会社とNTTコミュニケーションズがIP電話サービスに本格参入するとの一部報道があったことに対し、「3社はそれぞれIP電話に取り組んでいるが、一般的な加入電話と同等の本格サービスを手がけるかどうかについては白紙」と答えた。

4.無線eビジネス市場、01年は前年比46%増(3.1 日経BizTech)
「2001年における世界の無線eビジネス市場の売上高が、前年から46%増の1100億ドルに成長した」。 米Gartnerのto Gartner Consultingが米国時間2月28日に、2000年と2001年の無線eビジネス市場に関する調査結果を発表した。

調査によれば、同市場の成長にもっとも影響を与えたのは、サービスとミドルウエア市場だという。 2001年に同市場を牽引していたのはB2Eサービスだった。 市場がB2Eに注力しB2Eが成長するにつれ、同市場は、小規模または特殊化したベンダーから大規模なベンダーによって支配されるようになった。 ベンダーは無線eビジネスのニーズに対処するために、より包括的なソリューションを提供しなければならないという。

同社は、これから同市場に影響を与えるのは、将来における経済の影響と製品の品質の改善だとしている。 ベンダーは、無線eビジネスの有用性と便利性に対してさらに注力しなければならないという。 「世界的な経済不振が、同市場、特にサービスの成長に影響を与えている。 しかし無線eビジネスは、効率性とROIに直結しているため、2002年にさらに成長することが予想される」(同社の副社長のVictor Milligan氏)。

*B2E(Business to Employee)

5.企業向けIPテレフォニ市場、2002年は50%以上成長へ(3.2 日経BizTech)
市場調査会社の米Synergy Research Group(SRG)は米国時間2月25日、企業向けIPテレフォニ市場に関する調査結果を発表した。 LANベースのIPテレフォニとIP対応型PBXが市場をけん引し、着実に拡大するという。 「企業向けIPテレフォニ市場は2002年に50%以上成長する」(SRG社創立者兼主任アナリストのJeremy Duke氏)

■LANベースのIPテレフォニ世界市場におけるメーカー別シェア
 2001年第4四半期 2001年
Cisco 66.0% 70.0%
3Com 29.5% 25.1%
Avaya 1.6% 1.3%
出典:SRG社
 

2001年に最も急速に成長したカテゴリはIP対応型PBXである。 従来型PBXのメーカーが企業向けIPテレフォニ製品の精力的な売り込みを始めたため、1年間で200%以上成長した。2001年に世界市場をリードしたのはAvaya社で、カナダのNortel Networksが僅差で2位につけた。 フランスのAlcatel、米Vertical Networks、ドイツのSiemensが今後シェア獲得に注力するにしたがい、競争が激化するとみる。

■表2 IP対応型PBX世界市場における市場シェア
 2001第4四半期 2001年
Avaya  25.0% 25.4%
Nortel 24.9% 20.7%
Alcatel 19.1% 18.3%
Vertical 10.7% 8.4%
Siemens 8.9% 9.6%
出典:SRG社
 
 
 

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