週間情報通信ニュースインデックスno.336 2001/12/22
 

1.ついにキリンビールがシェアトップから転落確実に(12.17 日経ビジネス)
長らくビール業界のトップ企業として君臨してきたキリンビールが、アサヒビールにシェア(ビールと発泡酒の合計累計出荷数量)トップの座を譲るときが来たようだ。

アサヒの2001年1月から10月までの累計出荷数量が市場全体に占めるシェアは38.7%。 昨年、同時期にキリンが示していた市場シェア38.6%を上回った。 12月の忘年会シーズンをどう乗り切るかにもよるが、2001年通年の出荷量では、ビール・発泡酒市場トップの座をアサヒに譲る可能性は高い。

キリンは発泡酒を除くビールだけに限れば、1998年の時点でアサヒにシェアを逆転されている。 しかし、発泡酒「麒麟淡麗<生>」のヒットにより、辛うじて発泡酒を合わせた市場ではシェアトップを維持してきた。 しかし、アサヒも「アサヒ本生」で発泡酒市場に参入したことによって、シェア逆転を許すことになった。 キリンは株価の低迷、ブランドイメージの低下にも悩んでおり、復活の道は険しい。 90年代後半に大規模な工場閉鎖を既に行っており、リストラの余地も小さい。 

2.米マイクロソフト、韓国通信の株式の3.2%を取得へ=韓国紙(12.18 ロイター)
18日付韓国経済新聞によると、韓国政府は、同国の固定電話最大手、韓国通信(KT)の株式の3.2%を、米マイクロソフトに売却する方針。

同紙によると、韓国政府は、KTとマイクロソフトとの戦略的提携の一環として、ワラント債を発行するという。また、これとは別に、韓国政府は、KTの株式の最大9%を、株式に転換可能な債券の発行を通じ、外資系証券会社2社に売却するという。

3.「サービスを提供できなくなる」--イー・アクセスなどとソフトバンクが激突(12.19 日経BizTech)
総務省は12月19日、NTT東西地域会社やADSL事業者を集めて公聴会を開催した。 NTT局内に機器を設置するコロケーションや、中継用光ファイバ貸しの運用方法について各社から意見を聞いた。 孫正義ソフトバンク社長兼BBテクノロジー社長、イー・アクセスの千本倖生社長、アッカ・ネットワークスの坂田好夫社長などが出席。 イー・アクセスやアッカと、BBテクノロジーの意見が対立した。

NTT地域会社はコロケーションや中継用光ファイバ貸しの運用方法について、総務省に接続約款の変更を申請している。 変更の背景には、「Yahoo! BB」を提供するBBテクノロジーが、NTT局内のコロケーション場所や中継用光ファイバを未使用も含めて広範囲に確保したことがある。

4.情通審、NTT局舎の利用ルール変更案を条件付きで容認する答申(12.21 日経BizTech)
情報通信審議会は2001年12月21日、10月31日に総務省が諮問していた「NTT東西地域会社の市内交換局のコロケーション(局舎のスペース貸し)ルール変更案」を、条件付きで認可すべきとする答申を出した。 今回のルール変更案は東西NTTが10月30日に、約款変更案の形で総務省に認可申請していたものである。 総務省は「今回の答申内容に沿って、東西NTTがルール変更案を修正して再申請すれば、即日にも認可する」としている。

今回のルール変更案の骨子は、東西NTTからコロケーションを認められた事業者が両社の設備使用権を無料で保留できる期間(保留期間)を、現行の最長1年3カ月から同6カ月に短縮するものである。 費用負担が発生する時期を早めることで、局舎の効率的な利用を促す狙いがある。

情通審が求めた条件は、(1)東西NTTが自社サービスで局舎を利用する際に、ほかの事業者と同様の手続きを行うこと、(2)東西NTTが自社サービスのために保留しているスペースを直ちに見直して、余ったスペースを局舎スペースが不足しているDSL(ディジタル加入者)事業者に優先的に割り当てること、(3)局舎ごとのスペースの不足状況に応じて、コロケーションの大量予約を行った事業者とスペースの返還協議を行うこと、の3点である

5.Windows XPに深刻なセキュリティ・ホール(12.21 日経BizTech)
発売されたばかりのWindows XPに深刻なセキュリティ・ホールが見つかった。 これは、Windows XPが搭載するUPnP(Universal Plug and Play)サービスに関するもの。 最悪の場合、悪意ある人間がこのセキュリティ・ホールを利用して、他人のパソコンを乗っ取ることもできるという。

米Microsoftは米国時間の2001年12月19日に、このセキュリティ・ホールに対するパッチ(修正ファイル)を公開し、Windows XPユーザーにパッチの適用を呼びかけている。
 

6.米調査による「最も称賛に値する企業」トップ10、米GEが4年連続1位(12.22 日経BizTech)
米Financial Timesと米PricewaterhouseCoopersが米国時間12月17日、「世界で最も称賛に値する企業(Most Admired Company)」を発表した。 米General Electric(GE)が4年連続で1位につき、2位は米Microsoft、3位は米IBMだった。また「世界で最も尊敬に値するビジネス・リーダー」には、最近GE社のCEOを退任したJack Welch氏が選ばれた。

「企業管理職の最大の関心事は、株主のための価値の創出、環境資源の有効利用、顧客満足度の向上である」(調査の監修を行ったRhys David氏)。

■ 最も称賛に値する企業トップ10 1. General Electric(米国)2. Microsoft(米国)3. IBM(米国)4. ソニー(日本)5. Coca-Cola(米国)6. トヨタ(日本)7. Nokia(フィンランド)8. Wal-Mart(米国)9. Intel(米国)10.Citigroup(米国)出典:Financial Times社/PricewaterhouseCoopers社
 
 
 
 

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