週間情報通信ニュースインデックスno.333 2001/12/01
 

1.解説:「Windows XP」発売で、電話市場を巡って戦々恐々の通信事業者(11.22 日経ニューメディア)
Windows XPは従来型のOSよりも操作性や信頼性を高め、ブロードバンド(高速大容量)インターネット向けの豊富な機能を備えた点などが売り物だ。 マイクロソフトはWindows XPを「ブロードバンド時代にふさわしいコミュニケーションを実現する新プラットフォーム」と位置付け、IPテレビ電話やIP電話(VoIP)機能などをテレビCMなどを通じて積極的に宣伝し始めた。

こうした動きに、電話事業を手がける日本の通信事業者は神経をとがらせている。 背景には、ADSL(非対称ディジタル加入者線)やケーブルテレビ(CATV)、FTTH(FiberTo The Home)などによるブロードバンド・インターネットのユーザー数が、日本でも200万件を超えて急増していることがある。 こうした常時接続型の定額制通信サービスとWindows XPをセットで使えば、追加料金が必要のないIP電話やIPテレビ電話サービスの利用が一気に広がる可能性がある。

2.IPv6実証実験の詳細が明らかに、モニターに端末配布へ(11.26 日経エレクトロニクス)
IPv6推進協議会は、2002年1月中旬から実施する「IPv6家電」の実証実験について、その具体的な内容を明らかにした。 IPv6対応のIP電話機や、外出先から自宅のVTRを制御できるリモコン端末、動画ストリーム配信対応のコンテンツ再生端末などを実験モニタとなるユーザーに配布し、技術面やニーズに関する調査をおこなう。

3.米AT&T、オンライン広告収入利用の格安インターネットサービスを停止(11.27 ロイター)
米長距離通信サービス大手のAT&Tは、オンライン広告収入を利用した格安のインターネット・サービスを取りやめる、と発表した。 オンライン広告収入が低迷しているための措置。

同社は10月、同サービスを1月4日に取りやめることを利用者に通告した。 同社の広報担当者のジャネット・ワイルズ氏は、「オンライン広告市場は、底割れになった」と語った。

4.NTT、PHSから無線LANまでソフトの入れ替えで対応できる無線機を開発(11.28 日経BizTech)
NTTが、PHSと広帯域の無線LANの双方に対応できるソフトウエア無線機を開発した。 同無線は、1台の無線機をソフトウエアの書き換えによって機能変更し、さまざまな無線方式に対応できるようにするもの。 この技術を使ってPHSと無線LANの切り替えを実現した。 NTTではこの成果を「第2世代の移動通信システムから広帯域の第3世代移動通信システム、さらに広帯域の無線LANまでを1台でカバーできる無線端末の実現可能性を示した」ものと位置付けている。
 

5.「不況下でもVoIP機器市場は好調、2006年までに140億ドル超に」と米社(11.29 日経BizTech)
米Frost & Sullivanが米国時間11月28日に、「通信業界の多くの分野が長引く不況の影響を受けるなか、VoIP(Voice over IP)機器市場は勢いを保っている」などとする調査結果を発表した。 それによると、2000年におけるVoIP機器市場の規模は10億ドル以上あり、2006年までに140億ドルを上回るという。

 ただし、「市場の成長は(サービス提供者の)供給主導によるところが大きい。 このためVoIPに対する資本投資の盛り上がりがなくなれば、新規注文の落ち込みや注文キャンセルという形でゲートウエイの出荷に影響が出るだろう」

「既存通信事業者が次世代通信やDSLプロバイダからの脅威を受けなければ、VoIP機器にあわてて投資する必要性を感じないだろう」
 
 
 
 

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