週間情報通信ニュースインデックスno.330 2001/11/10

1.NEC、通信システム子会社2社の製造部門をEMSに売却へ(11.5 日経BizTech)
NECは2001年11月5日、通信システムの開発・製造子会社である宮城日本電気(NEC宮城、本社:宮城県大和町)と山梨日本電気(NEC山梨、本社:山梨市)の製造部門をEMS(Electronics Manufacturing Service、電子機器受託製造メーカー)へ売却する方針であることを明らかにした。同社は現在、複数のEMSと交渉中であり、年内には売却先を決定し、2002年3月末までには売却を完了する予定。。

同社は10月下旬にサーバー機器の製造を担当する茨城日本電気の製造部門をEMS大手の米Solectronへ売却すると発表したばかり。

2.米スプリント、03年1月からデジタル回線交換網をパケット交換網に移行(11.6 日経BizTech)
米Sprintの地域通信部門Local Telecommunications Division(LTD)が米国時間11月5日に、同社のデジタル回線交換網をパケット交換網に移行する計画を明らかにした。 2003年1月から変更を開始する。「米国の既存地域電話会社でデジタル回線交換網全体をパケット交換網に変更する企業は初めて」(Sprint社)という。

「Sprint社LTD部門は現在830万回線以上を扱っている。今後8年にわたりパケット交換ネットワークへ移行し、より競争力のある製品やサービスを提供する」(Sprint社LTD部門バイス・プレジデントのMike Fuller氏)。 ATM(Asynchronous Transfer Mode)、フレーム・リレー、DSL(digital subscriber line)といったデータ・サービスの提供を拡充するとしている。

移行はネットワーク全体を対象とし、SloA(subscriber line over ATM)技術を用いたパケット交換向けに変更する。 三つの個別ネットワークを一つに統合し、音声、データ、私設回線サービスを提供できるようにする。 カナダのNortel Networksがネットワーク移行のフェーズ1における製品とサービスを提供する。 回線装置の取り外し、新たなパケット装置の設置とテスト、機能の始動を担当する。

3.独SAPがWebサービスへの取り組み公開、J2EEへの支持表明(11.7 日経BizTech)
ドイツのSAP AGが米国時間11月6日に、同社のWebサービスへの取り組みを発表するとともに、異なるビジネス・プロセスや企業間における協業作業を実現する基盤技術戦略「mySAP Technology」について説明を行った。

mySAP Technologyは協業作業を推進していくことを目的とし、次の3つの要素で構成するという。 すなわち1)Webアプリケーション・サーバー、2)データ交換・統合インフラ、3)ポータル・インフラ、である。 これらすべての要素が、他社ベンダーの技術と相互運用性をもつようにする。 

mySAP技術のインフラは、これまで長いあいだ企業のCIOが抱えてきたジレンマを解決するのだという。 これは「単一ベンダーの統合アプリケーションを購入するか、それとも異なるベンダー各社からカスタム統合されたアプリケーションを購入するか、といった問題」(同社)。 mySAP Technologyでは、両方のアプローチを提供することでこれを解決するという。 また企業はこれまで投じてきた資産を捨てたり取り替えたりする必要がないという。

4.世界の電話機間通話におけるVoIPは2000年の3.8%から2001年は6%に(11.7 日経BizTech)
「世界の電話機間通話のうち、IPネットワークを介した音声(VoIP:Voice over IP)トラフィックは2000年に3.8%を占めたが、2001年はこの割合が6%に拡大する」。 インターネット・テレフォニ事業を手がける米ITXCが米国時間11月6日に、米TeleGeographyの調査結果を引用するかたちで発表した。

この調査は通信事業者を介した電話機間の通話のみを対象にしており、パソコン-電話機間やパソコン間の通話は含まない。 ITXC社CEOのTom Evslin氏によると、「TeleGeography社の調査では、ITXC社がVoIP市場で20%近いシェアを占めて首位に立っている」という。 2001年におけるVoIPは世界の国際通話のうち6%を占め、100億分にのぼる見込みである。

5.Yahoo! BBのサポート混乱は社内連携ミスが原因---ヤフーに聞く(11.8 日経バイト)
サポートの混乱が話題になっているYahoo! BBに関して、ヤフーの広報に話を聞いた。 ヤフーはYahoo! BBの加入受付や顧客サービスなどを受け持つ。 インタビューの結果、内部で情報流通/共有に問題があり、混乱が生じていることが浮き彫りになった。 

Q:サポートに関して、数多くのトラブルを耳にする。現状をどのように認識しているのか。
A:いろんな面で問題があることは承知している。これまでの問題は、すべて人的なシステムが原因。作業フローがうまくできていなかった。11月に入って問題は解消の方向に向かっている。

6.米携帯情報端末大手のパーム 、CEOが辞任(11.9 ロイター)
米携帯情報端末(PDA)大手パームは、カール・ヤンコウスキー最高経営責任者(CEO)が辞任し、後継者が決まるまで、ベナム会長がCEOを務める人事を発表した。

かつて携帯端末メーカーの花形だった同社は、他社に市場シェアを奪われ、株価が急落するなど、ここ1年は波乱の年となっている。
 

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