週間情報通信ニュースインデックスno.327 2001/10/20
 

1.米クエストからのパケット機器受注、パケット通信時代の道開く=加ノーテル(10.12 ロイター)
カナダのノーテル・ネットワークスは、米通信・データサービス大手、クエスト・コミュニケーションズ・インターナショナルから、既存の電話回線にパケット機能を持たせるための関連機器を受注したことに関し、これを最初の事例として、今後同様の通信網の転換が相次ぐ可能性がある、との見解を示した。

ノーテルの声明によると、クエストは、米国内14州のサーキット・スイッチ方式のネットワークを刷新するため、パケット通信関連機器をノーテルから購入する。 本件に詳しい筋が、ロイター通信に明らかにしたところによると、契約額は、総額1億米ドルを上回るという。

ノーテルのボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VOIP)部門トップのスーザン・スプラドリー氏は、「これは、当社がもつ欧州でのパケット製品投入実績に続くものである」としたうえで、「実際には”パケット化”が始まっているところだ。 当社はその責務をリードしていくが、今回の契約では今後の展開への入り口に立ったに過ぎない」と述べた。

2.翔ぶ「世界の工場」中国(10.15 日経ビジネス)
1年前、日経ビジネスでは特集「中国は世界の工場」で、モノ作りの力を急速に高める中国の姿を描き、いずれ日本に大きな影響を与えると指摘した。 ただ日経ビジネス取材陣には、1つだけ誤算があった。 変化のスピードがあまりに速かったことだ。 そこで、再び中国の現状をつぶさに取材した。 すると、まさに驚くべき変化が起きていたのだ。

 「中国メーカーは当社にとって脅威ではあるが、お互いにメリットを出せるなら提携先として有望だ。部品や完成品の相互供給、研究開発などを検討しており、早ければ年内にも提携が決まる」
 松下電器産業で海外事業を統括する少徳敬雄常務はこう語る。 中国生産で約20年の歴史があり、45拠点を展開する松下電器にとって中国は技術を指導し、生産を移転する先だった。 しかし今後は中国メーカーを対等なパートナーとして組むと言う。中国戦略の大転換である。

ホンダは「模倣車メーカーから学ぶこともある」と、現地大手2輪車メーカーと合弁に踏み切る。 NECは北京でソフトウエア技術者2000人体制へと倍増する。 もはや日本の大手メーカーにとって中国展開はグループ戦略の基幹をなすまでになってきた。

一方、中国で台頭する大手メーカーはすでに世界戦略を加速している。強みはコストだけではない。ブランド戦略、販路開拓、技術力、決断力、スピードなども日本メーカー顔負けだ。

日本は2005年に貿易赤字に転落する??。 独自シミュレーション調査では、モノ作り大国ニッポンが終焉を迎えるシナリオも浮かび上がった。 「世界の工場」となった中国から日本に続々と輸入品がなだれ込むだけでなく、世界市場も中国製品に奪われ輸出が減少する。 「ポスト工業社会」の備えを怠った日本はすでに危険領域に踏み込んでいる。

3.9月EC調査:利用金額が大幅ダウン、件数も前月割れに(10.17 日経マーケットアクセス)
日経マーケット・アクセスがジェーシービー(JCB)の協力を得てまとめたところ、2001年9月締めのECサイトにおけるJCBカード利用金額は、前月比17.8%の大幅減となった。 利用件数も、利用金額ほどではないものの、8月締めに比べて4.9%低下した。 金額と件数の両方が前月割れを起こしたのは4カ月ぶり、利用金額が2けたのダウンとなったのは7カ月ぶりである。 2001年9月締めは、利用件数に比べて金額の落ち込みが激しかったため、平均単価も前月比13.6%の2けたダウンとなった。 この結果2001年9月締めの平均単価は、基準としている1999年4月締めの7割になり、1999年以降の過去最低を大幅に更新した。

一方、2001年の年初来の累計を見ると、利用金額の9月までの累計が2000年全体(1年間)を上回った。 利用件数の累計は、既に2001年7月締めで前年の合計を上回っていたが、利用金額は2カ月遅れで到達した。
 

4.ジャック・ウエルチ前GE会長がサイン会、「日本に行くの楽しみ」(10.19 日経BizTech)
今年9月まで20年に渡って米ゼネラル・エレクトリック(GE)の会長兼最高経営責任者(CEO)を勤めたジャック・ウエルチ氏が10月18日、ニューヨーク市の書店でサイン会を開いた。
このサイン会は、ウエルチ氏が引退直後に自身の経営人生を綴った「ジャック」(ジョン・バイリーン氏と共著、ワーナー・ビジネスブックス、29.95ドル)を発売したことを記念して開かれた。 サイン会は昼休み時間だったこともあり、会社員を中心に数百人が訪れ、書店の前に列をなした。1人で8冊買いこむ人もいて、ウエルチ氏の人気の高さを伺わせた。

ウエルチ氏は現在、「日本経済新聞」で「私の履歴書」を連載中。 連載についてウエルチ氏は「日本でいい反響が来ている」と笑顔を見せ、「日本に行くのを楽しみにしている」と東京で予定している講演について語った。

5.フュージョンが広域イーサネット、EoMPLS方式使い2002年夏にも開始(10.19 日経コミュニケーション)
フュージョン・コミュニケーションズは早ければ2002年夏に、企業向けの広域イーサネット・サービスを開始する。 広域イーサネット・サービスは、ユーザーのイーサネット・フレームをそのままの形で転送するLAN間接続サービス。 現段階では、サービス品目や料金などはまだ決まっていない。 
 
 

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