週間情報通信ニュースインデックスno.315 2001/07/21
 

1. ネット専業のイーバンク銀行、7月23日に開業へ(7.16 ロイター)
イーバンク銀行(東京都千代田区)は、7月23日に開業することを決めたと発表した。 同日から、ウェブサイトで口座開設申込みの受け付けを始めるという。 同行は少額決済に特化したネット専業銀行で、伊藤忠商事、日本テレコムなどが出資している。

2.AOLi開始、世界制覇狙うドコモの武器に(7.17 日経ビジネス)
NTTドコモと、同社が昨年12月に約42%を出資して筆頭株主に納まったインターネット接続サービスのドコモAOLが、今年6月1日から1つのメールアドレスを携帯電話とパソコンの両方で使える電子メールサービス「AOLi(エーオーエル・アイ)」を始めた。 ドコモと米アメリカ・オンライン(現AOLタイム・ワーナー)が昨年9月、世界市場を見据えて提携した具体的成果の第1弾である。

「サービス開始後1カ月間で約50万契約を獲得した」(NTTドコモ広報部)。 今年3月末時点の加入者数が50万人前後(業界推定)とされるドコモAOLにとっては、期待以上の販促手段になっているのは間違いない。

AOLiサービスの中身は、携帯電話とパソコンでメールアドレスを共有できるというだけで終わらない。
例えばゲーム。 近い将来、AOLiの機能が強化されていけば、利用者は暇な時に携帯電話でゲームを楽しみ、自分が選んだキャラクターを強化した後、パソコンを使って強化されたキャラクターを再び呼び出して遊ぶといった芸当が可能になる。

つまり、この「連動プラットホーム」を他社に先んじて提供することで、日本やこれから進出する海外市場で多数の利用者をがっちりと獲得しようと考えたのである。 これがドコモと米AOLが提携した狙いの1つだったのだ。

3.ネット利用者が減少し始めた? 新規利用者へのアピールおろそか(7.18 日経ビジネス)
「5月のインターネット総利用者数3317万人、前月比で0.9%減」。 増え続けるのが当たり前だった国内インターネット人口に陰りが見えてきた。 この数字は、インターネット視聴率調査のネットレイティングス(東京・港区)が毎月公表しているネット利用者数。 昨年の今頃は毎月、前月比6?8%増のペースで拡大していたが、昨年11月頃から1?3%台に伸び率が鈍化。 今年4月は入学、入社、異動など新規ユーザーが増えるシーズンとあって7%増と回復したが、翌5月にはついにマイナス成長を記録した。

今年ネット界で最もホットな話題は、非対称デジタル加入者線(ADSL)をはじめとするブロードバンド。 だが高速回線の魅力は既利用者だからこそ理解できるもの。 インターネット白書によれば、既利用者でさえ回線速度について「分からない」という回答者が4割を超えている。 高速回線が新規利用者を増やす起爆剤になるとは考えにくい。

ISP向けインフラサービスを提供するフリービット・ドットコムの石田宏樹・代表取締役最高経営責任者(CEO)は、「値下げ競争で乗り換えを勧めることに終始して未利用者を取り込む努力が足りなかった」 「ネットそのものに興味があって始める人はもう頭打ち。 未利用者には、趣味や仕事など『目的』の手段としてネット利用を後押しする仕組みが必要」という。

新たな利用者を開拓する工夫なしで、ネット人口を増やすことはもはや困難な時代になってきた。

4.Inktomiがコンテンツ配信向けのインフラ・ソフトウエア群を発表(7.18 日経BizTech)
米Inktomiが米国時間7月17日に、大規模企業やサービス・プロバイダ向けの新たなインフラ・ソフトウエア・アプリケーション群を発表した。 ネットワーク全体にわたるコンテンツ作成、配信、収集、管理を支援する。

・「Media Publisher」:マルチメディア・コンテンツを編集し、チャネルやカテゴリに応じて予定を立て、表示できるようにする。

・「eRoom Content Search」:eRoom社との提携を通じて提供するもの。Inktomi社の「Search Software」ユーザがeRoom社のインターネット対応ソフトウエアで作成したコラボラティブ・コンテンツにアクセスできるようにする。

・「Traffic Core」:ポリシに従ってコンテンツのルーティングを行う。 ネットワークの中心(core)から末端に向かって流れるIPベースのトラフィックを管理する。テキスト、画像、アプリケーション、生放送やオンデマンドのストリーミング・メディアを配信および管理できる。

・「Traffic Edge」:エンド・ユーザに近い端末(edge)ノードにコンテンツを保管し、配信するためのソフトウエア。Traffic Coreと連携する。

・「Search Database Module」:エンド・ユーザがデータベースへの問い合わせを一元的に行い、データにアクセスできるようにする
・「Traffic Controller」:Traffic CoreおよびTraffic Edgeと連携する。WWWサーバ、メディア・サーバ、キャッシュ・サーバのネットワーク性能やデータ利用情報を収集し、リアルタイムの監視と管理を行えるようにする。

5.クロスウェイブが都市エリア限定の専用線(7.17 日経コミュニケーション)
クロスウェイブ コミュニケーションズ(CWC)は7月17日、都市エリアを対象とした専用サービス「メトロウェイブ」の提供を始めたと発表した。 10M?9.6Gビット/秒という高速品目をそろえ、LANのような高速通信を可能にする。

メトロウェイブは二つの拠点をポイント・ツー・ポイントで接続する専用サービス。 サービス開始当初の提供エリアは東京都千代田区、品川区、中央区、江東区。 エリア内であれば異なるエリアにある拠点同士でも利用できる。サービス品目は、ユーザー・網インタフェースにイーサネットを利用する品目と、SDH/SONET(synchronous digital hierarchy/synchronous optical network)を利用する品目の2種類に大別できる。 イーサネット品目は10M、100M、1Gビット/秒の3品目、SDH/SONET品目は45M、150M、600M、2.4Gビット/秒の4品目を用意する。SDH/SONET品目ではさらに、9.6Gビット/秒の品目も試験サービスとして用意する。

通信料金は拠点間の距離に依存せず、回線速度だけで決まる。例えば10M品目は月額27万円、45M品目は同60万円である。
 
 
 

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