週間情報通信ニュースインデックスno.298 2001/03/24

 
1.「投資家の貪欲さと経営の甘さがドットコム不振の原因」、Pew Internetの調査(3.17 日経BizTech)
「ドットコム企業(インターネット関連ベンチャー)が不振に陥った原因は即時的な利益を求めた投資家が熱中しすぎたことと、ドットコム起業家のお粗末なビジネス・プランにある、と米国人は考えている」、などとする調査結果を米Pew Internet and American Life Projectが米国時間3月16日に発表した。米国人を対象にドットコム企業に関する意識調査を2月に実施したもの。

・ドットコム企業の経営不振を認識している米国人の67%は、ドットコム企業の低迷を招いた要因として「理不尽な繁栄」を挙げた。すなわち、投資家が株価上昇による即時的な利益を求めるあまり、危険を冒しすぎたということだ。

・ドットコム企業の経営不振を認識している米国人の56%は、ドットコム企業のビジネス・プランに問題があったと回答。利益を上げるための明確なプランを持たなかったことが後の財政上の問題を引き起こしたとしている。

2.米MSや米国松下、ネット介した家庭向けデジタル映画配信サービス(3.21 日経BizTech)
米Microsoft、米SightSound Technologies、松下電器産業の米国子会社Panasonic Broadcast & Television Systems(PBTS)の3社が米国時間3月19日に、インターネットを介した家庭向けデジタル映画配信の試験サービスで提携したことを明らかにした。

 SightSound社のデジタル映画システム「Digital Cinema System」にMicrosoft社の「Windows Media Video 8」や著作権管理技術を組み込んだ。これをPanasonic社のプロジェクタ「PT-D9600U DLP」に接続する。データ転送速度は4.1Mbps。「PT-D9600U DLP」の解像度は1280×1024画素のSXGA。試験サービスは同日、ペンシルバニア州ピッツバーグで実施する。Metafilmics社制作の「Quamtum Project」を上映する。キャストはStephen Dorff、Fay Masterson、John Cleeseなど。

3.ADSLで仮想専用線(3.21 日経)
NTT-MEは4月にもNTT地域会社が提供するADSLを利用した新しい専用線サービスを始める。  企業の支店などの拠点間をADSLとNTT?MEの光ファイバー網で結ぶ。 従来の10分の1程度の料金で専用線サービスを提供できる。  上り512K、下り1.5MのフレッツADSLを利用。  料金は1拠点あたり1.5万円-2万円/月の見込み。
 

4. 総務省、無線インターネット2社に許可(3.22  日経コミュニケーション)
総務省は21日、無線を使ったインターネット・サービスを計画するスピードネットとネットワークスの2社に、第一種電気通信事業者としての許可を与えた。  両社は4月以降、本サービスの提供を開始する。 ネットワークスは4月中旬、青森市内からサービスを始める。アクセス速度は最大1Mビット/秒。スピードネットの無線の開始は5月から。アクセス速度は最大1.5Mビット/秒。

5.NTTドコモ、次世代携帯のデータ通信割安に(3.23 日経)
NTTドコモの立川社長は22日の会見で、5月30日から開始される見込みの次世代携帯サービス、FOMA(フォーマ)について「音声通話の料金は現状と同じ、データ通信は割安に設定する」との考えを示した。 

6.C&WがIIJの買収に(3.23 日経)
英通信大手のケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)がプロバイダー大手のIIJの買収に動き出した。 C&Wは1500億円を投じて日本国内に回線設備を投資する計画を昨秋発表した。 しかし、IIJの株式時価総額が約400億円となり、自社で投資するより、基幹網と優良顧客を持つIIJを買収する方が効率的と判断した。 伊藤忠商事、住友商事、NTTコミュニケーションズなどの主要株主は買収阻止のための契約を結んだ。 しかし、契約に拘束力はなく、C&Wが高い買収価格を提示した場合、買収を受け入れる株主が出る可能性はある。

7.住商、リアルネットワークスとの提携解消(3.23 日経)
住友商事はインターネットを使った音楽配信事業で、音楽・動画ソフト大手、米リアルネットワークスとの提携を解消する。 昨年7月に事業を開始したが、利用者低迷で収益源の企業広告が確保できないため、6月をめどに合弁会社を清算する。 既にサイトは閉鎖、20人いた従業員は解雇。
 
 

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