週間情報通信ニュースインデックスno.295 2001/03/03

1.ITU-TがVoIPを推進(2.25  日経)
国際連合の専門機関である国際電気通信連合(ITU)はインターネット技術を使ったIP電話の普及推進に乗り出す。普及のための国際的な技術基準作りを進めるほか、米国に有利な国際ネット回線の負担見直しを要請する。低料金で国際・長距離通信ができるIP電話が米国などで急速に広がっている。総務省も日本での普及を後押しする方針で、国内でも国際・長距離通話料金が大幅に下がる見込みだ。  IP電話については、これまで音質面で従来の電話に比べ劣っていたことや、接続の方法などの技術的な基準が統一されていないことが障害になっていた。

2.将来のインターネット・サービス市場を制すには「マルチアクセス」がカギ(2.26 日経ITPRO)
英Ovumが米国時間2月22日に、今後IT分野で起きる変革に関する予測を発表した。同社によればカギになるのは複数のネットワークを介してさまざまな装置にコンテンツを配信するインターネット・サービス「マルチアクセス・サービス」である。

同社の調査では、今後5年で世界におけるインターネット・サービス市場の40%が「マルチアクセス・サービス」によるものになるという。

「米IBM、米Microsoft、米Sun Microsystems、米Hewlett-Packard(HP)、米Oracleなどによるインタラクティブ・デジタルTVサービスやメディア・ストリーミング、無線向け戦略は‘いつでも、どこでも’利用できるインターネット・サービスの実現に向けた初期政策の例である。  2005年には、PDAや携帯電話機、テレビ、そして車からもデジタル・コンテンツやサービスにアクセスできるようになる」(Ovum社調査ディレクタのNeil Ward-Dutton氏)。

「1兆ドル規模の可能性を持つ市場だが競争も激しい。どの企業も活躍の場を欲しているが、コンテンツやサービスを作成して具体化し、管理、配信することは容易ではない。複数チャネルの接続はネットワーク事業者や通信ベンダにさまざまな課題を投げかける」(同氏)。

インターネット・サービス・プロバイダの目的は顧客獲得だが、新たなビジネス・ルールでは顧客を理解し共有することが利益の向上につながる。  業界を超えた協調作業が成功の鍵となる。

3.政府IT重点計画案(2.27  日経)
NTT東西の通信網をつかわず高速ネットが実現できる無線方式を後押しするため、2001年中に通信事業者に新たな周波数を割り当てるなど、国内通信料金を引き下げ、ITを利用しやすくする具体策を盛り込んだ。IT重点計画案があきらかになった。
(2001年)
・支配的事業者に対する規制の導入
・通新事業に関する独禁法の指針策定
・光ファイバー網開放のための法整備
・高速無線インーネットに使用可能な周波数帯を拡張
・外国人技術者受入の制度みなおし
(2002年)
・電波の割り当て見直しと再配分
(2005年)
・電波の入札制度について結論
・小中高の全授業でネットを活用できる環境を整備
(2006年)
・地上波デジタル放送を全国で開始

4.日本テレコムゆらぐ自主性(2.28 日経)
英ボーダーフォンが27日、米ATTが保有する日本テレコム株を約1571億円で全株取得すると発表した。 すでに取得を決めているJRグループ保有株とあわせ25%を保有する筆頭株主になる。 常勤・非常勤あわせて4人の役員を派遣する見込み。  テレコムの自主経営路線は揺らぐ恐れ。

 5.Dataquestが2000年世界通信装置メーカの業績トップ8を発表(3.2  日経BizTech)
米Gartner GroupのDataquestが米国時間2月28日に、2000年における世界通信装置メーカの業績について調査した結果を発表した。

■2000年における世界通信装置メーカ上位8社の業績(速報値)(単位:10億ドル)
           2000年の   1999年の  売上高ベースの
              売上高      売上高    成長率(%)

Ericsson       31.3       25.7         21.5
Nortel          30.3       21.3         42.2
Nokia           27.2       20.1         35.4
Lucent*       25.8       33.8        -23.5
Cisco           23.9       15.0         59.3
Siemens**    22.8       20.0         14.5
Motorola       22.8       19.7         15.3
Alcatel***     21.6       17.1         26.6
 
 6.キムタクの検事ドラマ『HERO』が連続30%超えで民放連ドラの新記録(3.2 日経エンターテイメント)
木村拓哉主演の検事ドラマ『HERO』(フジ系)が初回から7週連続して視聴率30%を超える記録を更新(2月23日時点)。これは現行の視聴率調査が始まった1977年9月以降、民放の連続ドラマ史上では最高の記録だ。

 

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