週間情報通信ニュースインデックスno.237 99/01/01

1.東京メタリック通信試験サービス開始(12.27 日経産業)
  ADSLを使った高速インターネット接続を提供する東京メタリック通信は24日、定額高速試験サービスを始めた。社員20人の会社が規制緩和の尖兵として動きはじめた。通信速度は上り250キロビット/秒、下り640キロビット/秒で、月額料金は6300円。
 *いいいことだとは思いますが、インターネットの速度は家庭からアクセスポイント(電話局など)までの速度だけでなく、接続業者のバックボーンの速度も大きな要因。足回りが速くても、肝心のバックボーンが細くては快適な利用はできない。そこが用意されているのか、この報道では見えません。

2.インターネットで声のコミュニケーション (12.24   日経ネットナビ)
  「もしもし、まだ起きてた?」−−手軽に自分のホームページを作れて、コミュニケーションを深められるサービスを提供しているガイアックス(http://www.gaiax.com)に新機能が登場した。インターネ ット電話機能だ。パソコンにつないだマイクとスピーカーで、ネットにつながった友達と会話できる。
 シンガポールの会社、メディアリングが開発した「MediaRing Talk」を使う。ガイアックスとしてのウリは、話し相手を見つけるページ「TalkGaiaX」だ。ここでは、趣味のジャンルごとに話し相手を見つけることができる。インターネット経由の電話だから、遠距離の人とだって海外の人とだって、市内通話料金+プロバイダー料金でお話しできるのだ。

3.SONY、ネットワーク家電2001年商品化(12.28 日経)
  SONYはリモコン代わりの携帯情報端末で家庭内のすべての機器を操作できるAVシステムの開発に乗り出した。機器に通信機能を持たせ家庭内ネットワークを構築、テレビ画面を通じて他の機器を操作する。通信回線とも接続し、インターネット経由の電子取引や故障診断も可能にする。
  デジタルテレビを中核にDVD機器、デジタルビデオ、オーディオ機器、プレステ2、映像蓄積用ハードディスク等を相互接続する。接続ケーブルにはIEEE1394(iLINK)、通信規格はSONY、松下など日欧家電主要7社が制定したHAViを使用する。標準規格を使うことで他社の機器も同じ家庭内ネットワークに接続できる。
  携帯端末には本人認証の機能も備える予定。これでネット上の電子ショッピングも出来る。
*米ヒューレットパッカードのフィオリーナ社長のいうE-Comerceでの成功の条件、「社会を変える過激なアイデア」を満たしていると思いませんか?

4.BIGLOBEをECソリューション戦略の中核に--NECが組織再編/統合(12.28 日経BizTECH)
 NECはこのほど、同社のインターネット接続サービス「BIGLOBE」をインフラとするソリューションを強化するための組織改編を実施した。これまで別組織だった基幹系アプリケーションとBIGLOBEアプリケーション/コンテンツの開発部門を統合。これにより法人の基幹システムからコンシューマ用サービスに至る広範な分野で、「BIGLOBE」を活用してのソリューションを提供できるようにする。特に、「B to B(企業対企業)」のECソリューションを提供することが狙いという。BIGLOBEを単なるインターネット接続サービス事業としてだけでなく、EC用の決済/認証機能なども提供することで、より信頼性の高い「B to C」のネット取引が可能なECソリューションモデルにする。
 さらに「B to B」のソリューション提供を目指す。例えば、単なる電子データ交換などにとどまらないSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)システムをBIGLOBEベースで構築できるようにする。NECによればこれら1〜3までのモデルは既に同時進行で提供を開始しているという。

5.ネット調達の荒波(上)−閉じた取引関係にメス(12.29 日経)
 インターネットを使って世界中から最も安い部品・原材料の調達先を選ぶネット調達が日本でも広がっている。製品寿命の短命化や世界的競争の激化で、部品ごとに最も有利な調達先を選ぶことが定着している情報機器/エレクトロニクスに加え、東京電力・新日鉄など重厚長大型産業でも発電所設備やケーブルなどの調達にネットを活用し始めた。

6.ネット調達の荒波(下)−系列組替えの可能性(12.30 日経)
 トヨタはネットを使った部品調達システムを開発中のGMと同システムの共同利用に向けた協議に入る意向を表明した。このシステムは自社に最も有利な調達先をインターネットで開拓する仕組み。来春稼動する計画。GMのネットにトヨタが参加すれば時ぢょう者/部品業界の系列取引の崩壊は一段と進む。
 部品業界ではデンソーを中心に系列にとらわれない完成車メーカーとの契約を可能にする専用線ベースのネットワーク、JNXを開発中だが、専用線ではインターネットと比べて仲介能力が弱い。JNXは「置いてけぼり」状態になる可能性がある。
 フォードも米オラクルと組んで同様の調達システムを来年初めから始める。自動車業界ではグローバルなネット調達が価格と技術だけが契約を左右する、非系列の取引が広がろうとしている。通産省の予測では国内のネットを使った企業間取引の規模は98年で8兆6200億円、これが2003年には68兆4000億円に拡大すると見ている。

7.マイクロソフトがサービス体系一新--顧客のタイプ 別にメニューを細分化 (12.31 日経コンピュータ)
 マイクロソフト(東京都渋谷区)は法人向けサービスを一新し、2000年1月に提供を開始する。顧客企業ごとに専任の担当者をアサインするサービスを追加するなど、基幹系向けのサービスを強化。さらに、製品別メニューを廃止、顧客の業務や立場別に細分化したメニューを新設する。
 サービス体系を一新したのは、「企業のタイプや利用者の所属部門などによってサービスに対するニーズが大きく変わって来ており、従来のサービス体系では対応し切れなくなってきた」(プロフェッショナルサポート本部エンタープライズサポートサービス統括部の瀬戸口靜美部長)ためだ。
 

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