「フレームリレー/セルリレーによる企業ネットワークの新構築技法」

松田次博著 97年4月日経BP社刊
B5変形版 221ページ 2,800円(本体価格)

フレームリレーやATMを使って企業内の電話/FAX、SDLC等ホスト・オンライン、イントラネット等を統合し、マルチメディア・ネットワークを構築する方法を解説したものです。フレームリレー、ATM等の通信技術を実用のために必要な範囲で分かりやすく解説した前半、ネットワークの企画・設計の方法と事例について述べた後半から成ります。90点以上の図表を使い理解しやすくなっています。

○読者からの感想
NTTパケット事業部 Aさん
“松田さんの書かれた「企業ネットワークの新構築技法」を大変興味深く読ませていただきました。フレームリレー/ATMの主要技術についてわかりやすくコンパクトに解説されていると思います。”

推薦のことば NTTデータ通信(株)常務取締役 大橋 純(本書より)
目 次
日経BP書店ネットワーク分野  

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推薦のことば

 企業を取り巻く環境は、激しく変化している。
 一言でそれを言えば、グローバルなレベルでの競争の激化ということであろう。
 国際化の進展、規制の緩和、ネットワーク社会の進展等々の状況の中で、
企業は生き残りをかけて、変化に対応できる体質作りが求められている。

 この中で特に強く必要とされるのが、いわば企業の神経系とも言える企業内
情報通信ネットワークの革新である。
 従来、企業内ネットワークは音声を主体としたものであったが、データ伝送が
それを凌駕するようになり、マルチメディア時代を迎えさらに画像情報を加えて、
急激な情報量の増加を見ている。
 
 このような、音声・データ・画像情報を統合的に効率良く伝送する最新のネット
ワークが、本書で紹介するフレームリレー/セルリレーによるネットワークである。
 効率的なネットワークの構築が企業にとって喫緊の課題であるにも拘わらず、
企業のネットワーク技術者の質と量は充分とは言えないのか現状である。

 本書は、著者の豊富な実戦的体験に基づいて、ユーザ側の視点に重きをおいて、
ネットワーク構築のポイントをわかりやすく解説したものである。
 本書が、企業のネットワーク高度化を通じて、競争力強化にお役に立つことを
期待している。

                NTTデータ通信株式会社
                常務取締役産業システム事業本部長
                大橋 純



  目次

推薦のことば
はじめに
図表一覧

第1章 企業ネットワークの進化とネットワーク・プラニングの視点 
1.1 企業ネットワークの進化
 企業ネットワークを見る3つの観点
 「画一的経済性追求の時代」80年代後半〜90年代前半
 「多様化と付加価値追求の時代」90年代後半
 「高度利用の時代」2001年から2010年
1.2 ネットワーク・プラニングの視点
 新しい通信技術は何を可能にしたか
 専用線の価格改定と回線サービスの多様化
 パーソナル・コミュニケータへと進化するPC
 ネットワーク・プラニングの視点
 最適手段としてのフレームリレー/セルリレー

第2章 ネットワーク技術の原理と特徴
2.1 通信の仕組みを理解する−−プロトコルとOSIモデル
 (1)OSIの目的
 (2)OSIの仕組み
 (3)物理層(レイヤ1)
    ●DTE/DCEインタフェース
 (4)データリンク層(レイヤ2)
    ●HDLC(High-level Data Link Control)
    ●HDLCのモード
    ●HDLC-NRMのシーケンス例
  (5)ネットワーク層(レイヤ3)
  (6)トランスポート層(レイヤ4)
  (7)セション層(レイヤ5)
  (8)プレゼンテーション層(レイヤ6)
  (9)アプリケーション層(レイヤ7)
2.2 TDMの原理と特徴
  (1)TDMの原理
  (2)TDMの特徴
2.3 パケット通信の原理と特徴
  (1)パケット通信の原理
       ●パケット通信の概念
       ●通信の仕組み
  (2)パケット通信の特徴
       ●メリット
       ●デメリット
       ●パケット通信の今後
2.4 フレームリレーの原理と特徴
  (1)フレームリレーの原理
       ●フレームリレーの概念
       ●通信の仕組み
  (2)フレームリレーの特徴
       ●メリット
       ●デメリット
2.5 ATMの原理と特徴
  (1)ATMの原理
       ●ATMの概念
       ●通信の仕組み
  (2)ATM-LAN
  (3)ATMの特徴
  (4)ATMの標準化と普及の動向
2.6 セルリレーの原理と特徴
  (1)セルリレーの原理
       ●セルリレーの概念
       ●通信の仕組み
       ●基本通信サービス
       ●付加的通信サービス
  (2)セルリレーの特徴
       ●メリット
       ●デメリット

第3章 企業ネットワークの企画と構築
3.1 企画から構築までのプロセス
3.2 コンセプトの明確化
3.3 対象とするメディア・アプリケーションの決定
  (1)データ系と電話系
  (2)データ系メディア・アプリケーション
  (3)対象メディア・アプリケーションの決定
3.4 システム要件の決定
  (1)経済性=期間コストの最小化
  (2)拡張性
  (3)信頼性・その他
3.5 ライフサイクルの決定
3.6 トラヒック・パターンの整理
3.7 適用技術・装置の検討
  (1)フレームリレー・ネットワーク
       ●レガシー・データの収容
       ●LAN/マルチメディア・データの収容
       ●電話系の収容
  (2)セルリレー・ネットワーク
       ●レガシー・データの収容
       ●LAN/マルチメディア・データの収容
       ●電話系の収容
  (3)ATMネットワーク
       ●レガシー・データの収容
       ●LAN/マルチメディア・データの収容
       ●電話系の収容
  (4)適用技術・装置の比較検討
  (5)適用技術の検討
  (6)装置の比較ポイント
3.8 ネットワーク構成の検討
  (1)トポロジーの検討
  (2)リンク(回線)の検討
       ●リンクの速度の算出
       ●スループットのチェックポイント
       ●レスポンス・タイムのチェックポイント
  (3)ノードの検討
       ●処理能力
       ●各種パラメータの設定
  (4)信頼性対策の検討
       ●信頼性対策の考え方
       ●ネットワーク機器のバックアップ
       ●中継回線・アクセス回線のバックアップ
       ●ネットワーク管理システム
3.9 概要設計書のまとめ
3.10 ネットワーク構築上の留意点
  (1)パートナーの選定
       ●システム要件との適合
       ●ネットワーク機器の評価
       ●見積もり範囲の整合
       ●事前試験の必要性
  (2)パートナーとの役割分担
  (3)各工程の留意点
       ●基本設計
       ●詳細設計
       ●工事
       ●接続試験・総合試験
       ●移行

第4章 ネットワーク事例
4.1 A社のセルリレー・ネットワーク
  (1)ネットワークの目的
  (2)ネットワーク構成
  (3)特徴
4.2 B社のフレームリレー・ネットワーク
  (1)ネットワークの目的
  (2)ネットワーク構成
  (3)特徴
4.3 C社のATMネットワーク
  (1)ネットワークの目的
  (2)ネットワーク構成
  (3)特徴

引用文献/参考文献/参考ホームページ
索引
著者紹介


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