記事タイトル:ATMとNGN 


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お名前: 情報化研究会A氏   
 会員のAさんからNGNについてメールを貰いました。 ご本人の承諾が得られたので、ご紹介します。
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現在のNTTグループの言っているNGNは「ATMでやろうとし
ていたが、既にIPの時代になっていて、世間から受け入れられなかったことを、
もう一度IPの世界でやろうとしている」と思えてならないのです。しかし、I
Pの世界でキャリアの管理を受けると、良い面の悪い面もあり、いろいろなアプ
リケーションを生んできた、裾野の広い(敷居の低い)「IPの自由度」といっ
た良さが無くなってしまうのでは・・・?と感じます。

 イージー&自由度を選択するのであればインターネット、キャリア管理を受け
てもそのメリットを感じるアプリケーションはNGNという棲み分けで、どちら
の世界の住民が多くなるかというような見方をしています(ある意味で、インター
ネットVPNとIP−VPNの棲み分けと同じイメージかと)。

 世の中、特に問題が無ければ、どんどん、イージーな方向に向かっていると思
われ、その流れがIPを使うことを選択してきたと言えないこともないでしょう。

 それを、今から、セッション毎にキャリアが管理する世界(すなわち何らかの
呼制御をキャリアとの間で行ってセッションを張る)をどう思うのでしょうか。

 音声通信の世界もイージー化は進んでいて、Q.931ではそれなりに規定されて
いたものが、SIPでは規定がかなりイージーになっており(したがって軽いので
音声に縁がなかった人でも敷居が低いといえます)、Q.931またはそれに準拠し
た呼制御とは違った考え方をしないといけない(すなわち、従来とは考え方を変
えないといけない)ところがいろいろと出てきています。しかし、これも、ある
種の進化(シンプル化も一種の進化です)といえるのでしょう。
[2007年3月26日 9時9分41秒]

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