間違いだらけのネットワーク作り(106) 99/12/11
「12月4日研究会模様」

 12月4日の研究会は40名が集まり、研究会も懇親会も盛況でした。会員ページには青木さんが写してくれた集合写真をアップしますので、会員の方は見てください。さて、どれが私でしょう?明日、明後日と出張のためあわただしく研究会模様をまとめます。詳細は会員の内村さんが議事録を取ってくれたのでオープンに出来ないことも含め、会員ページに後日掲載します。

○CWCサービスの技術的特徴と用途
 CWC八巻さんから1時間ほど説明いただきました。「ネットワーク・プラットフォーム・サービス」は一言でいうとEthernetインタフェースによるレイヤ2スイッチングサービス。セキュリティはVLAN。現在は1.5Mアクセスしかないが、ATM専用線を使って3M、6M等も提供する計画とのこと。
 以下、羅列。
・SLAはない。アクセス部分は1.5M保証されるが、基幹を含むエンド〜エンドでの帯域保証や遅延保証はない。→これでは設計できないし、他のサービスとコストパフォーマンスの比較が出来ない。
・アクセス回線が高い。NTT等のアクセス回線のコストの方がCWC部分より高くなりがち。→アクセスを自社で持たないと迫力ない。
・単純で使いやすそう。しかし、Ether終端装置にフィルタリングの機能さえないため、全拠点がブロードキャスト・ドメインになる。大規模ネットワークではルータが必要。事実、ファースト・ユーザではクライアントの多い工場はルータ接続とのこと。
・全体的に発展途上のサービス、という印象。

○NTTの次世代IPサービス
 NTTのAさんより説明。フレームリレー、ATM上での手堅いIPサ-ビス。NTTの開発した高速IP+QoS技術、GMN−CLを使用。VoIPはそんなに華々しくはやってない印象。

○ディスカション
・Y2K  ネットワークで交換やルーティングが駄目になる可能性は少ない。DNSも部分的に落ちても他が生きていれば通信は途絶しない。
・SLA  企業ネットワークでのSLA管理のあり方、特にトラヒック管理について意見交換。freeのソフトでも充分な情報が取れる。
・PRISM  コア・ルータにCOSの機能しかないため、データ/音声統合時の品質保証に難。9月に実験終了予定だったが、まだ終わってない。(?)
  
○追加
 出張から帰り、この文を追加しています。出張の内容は実は仕事でなく、松下電器産業との合同研修でした。大阪枚方公園にある松下の研修センタで、部長クラスの研修生17名での交流研修。最初に互いの会社の紹介とQ&Aを行いました。松下の発表者はご自分で立派な資料をまとめ、50分ほど説明。対して、こちら側の説明をすることになっていた私は研修の事務局から「資料は事務局で作ります。10分ほどで説明してください。」と言われていたので往きののぞみの車中でチラと資料を見ただけ。これはイカン、ということで松下さんの発表を聞きながら、ノートに手書きの図を3種類作りました。研修設備がスバラシク、ノートに書いた図をそのままスクリーンに映せるのです。

 事務局が用意した資料はあたりさわりのないもので、たとえばDATAは情報サービス業界でシェア1位、といった図があるのですが、私の説明は「富士通やIBMが入ってない中で1位といっても・・・」という実質本位のもの。手書きで追加した1つ目の図は企業の事業活動をネットワークからソフトウェア、コンテンツ、サービス、そして最上位が「顧客満足」となる階層図。その上で、SONY、NTT、DATAの事業内容がどうマッピングできるか示して説明しました。

 2つ目に追加したのは、モノの過剰、情報・コンテンツの過剰、人の過剰、3つの過剰の図です。この過剰の中でビジネスを成功させるには何が大切か。3つ目の図はその答えです。まあ、とにかく「私の考え」ということで無事、40分ほどの説明を終え、結構質問も頂きました。

 印象。松下電器さんはやはり体力あり。研修施設はホテルなみの豪華さ。でも、社員に危機感を植え付けるには逆効果?もっとも感心したのは社員全員に経営理念が浸透していること(少なくとも頭の中に入っている)。当方は頭に入ってない。でも、要は行動とビジネスの結果に結びつかねば理念の価値はない。結びついているかどうかまでは研修では分かりませんでした。たぶん、結びついているから、ここまでの成功をおさめているのでしょう。

 総括して研修の私自身へのインパクトは、というと期待したほどではありませんでした。
 

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